銀座ホステスの私がアフターについて思うこと
こんにちは。銀座ホステスの水野です。
アフターが必須かと言ったらそんなことはありません。
この記事に書かれていることは、まさにその通り。今回は一銀座ホステスとしての経験談です。
お店によってアフターの多さは違う
私が最初に勤めたお店(仮にX店とします)は、当時銀座の中でもダントツにアフターが多いお店。ヘルプホステスにとって、週5アフターは当たり前。
ごくまれにアフターがなく帰宅しても、スタッフから電話がかかってきて銀座に呼び戻され、着いてもない席のアフターに行かされるのも日常茶飯事。アフター掛け持ちもしばしば。
23時を過ぎると、付け回しがどの席のアフターにどの子を行かせるか?と、采配をはじめます。ほぼ強制なので、そこでノーと言う権利はありません(笑)学校などあって毎日アフターに行けない子は、当然ながら辞めていきましたね。
なぜこんなにアフターが多いかと言うと。
ダントツに売上を持っていたママが、自分でアフター用のお店を2件経営していたから
というのが大きいです。ママのお客様に対しては「アフター行きましょうよ〜!」と誘うことも、ヘルプホステスの仕事。早く帰りたがって乗り気ではないお客様に対しても「1時間だけでいいから」と、ママがゴリゴリにねばって誘致。
それのみならず、ママは同業付き合いも活発なので、自分のお店以外でもサパーなど、お客様をお連れしてあちこち行きます。ママがアフターありきの営業方針なので、その下で働くホステスは、アフターに行けないのなら勤まらなかったです。
行きたくないなら移籍するか、売れるか、のどちらか。
このママ、今は独立して自分でお店をやっているので、そこのホステスなら、アフターは多いでしょうね。
最初に働いたお店がハードモードだったので、移籍したお店ではアフターが全然なくて、拍子抜けしました(笑)あとからわかってきたのですが、むしろこちらが当たり前なんですよね。X店が異常だっただけで。
2店舗目のお店なんて、ちょっとお客様がアフター行きたそうにしていても、ホステス側はそれをくみ取ることはなくお会計のあと帰していて、カルチャーショックを受けました。
アフターの多さは、お店やそこで働くママやホステスによって変わってきます。
アフターが同伴につながるのか?
X店には当然、アフター好きのお客様が集まります。だってホステスが必ず、アフターに付き合ってくれますから。
何店舗も飲み歩くようなお客様だと、他店で同伴をして、遅い時間にX店に顔出します。なので遅い時間やたら混む。店側は、
アフターに行くことによってお客様との距離を縮めて同伴につなげましょう!
なんて言うけど、アフターに行くお客様が同伴につながるかというと、微妙(ゼロとは言いませんが)。
そもそも早い時間に動けないから遅い時間にいらっしゃる方もいるし、早い時間は他のお店に行ってしまう方もいます。アフターに行けるクラブだと認識されれば、そういう使われ方をするのも当然。
簡単に「アフターを同伴につなげる」って言うなー!と思います(笑)
そもそも同伴してくださるお客様は早く帰る方が多いので、アフターに行くお客様とは層が違います。
アフターに行きたいなら行ってもいい
私は玲那さんのクライアントの中でも、かなりアフターに行っているそうです。X店で働いてるときは仕方ないけど、移籍してからも、アフターの多さを指摘されています。
つまり、私自身が前提としてアフターが好き、なんですよね。
確かに、ただの人数合わせのようなアフターなら、行きたくない。音痴なので、カラオケアフターは死ぬほどご勘弁願いたい。だけど、好きなお客様や、初対面だけど仲のいい女性のお客様で楽しい席のアフターは行きたい!と思ってしまいます。
玲那さんはアフター非推奨だけど「行くな」とは言っていないです。ただアフターに行くことによって、
- 起床時間が遅くなる
- 二日酔いで動けなくなる
- やることがやれなくなる
といった状態が続くなら、考え直す必要があります。アフターに行くなら、それによって生じるデメリットを引き受けなくてはいけません。
まとめ
- お店によってアフターの多さは違う
- アフターが同伴につながるかは微妙
- アフターに行くならデメリットを引き受ける
アフターで行くようなお店と、同業付き合いをしてお客様を紹介しあい、持ちつ持たれつの関係を築いているホステスさんは多いです。
一方、X店のあと働いていたお店の社長は、こういう同業付き合いが大嫌いな人で、同業がお店に来ることを非常に嫌がりました。
そんなこともあり、X店で働いていたときはかなりいろいろなお店に行っていたけど、私は同業付き合いをしていません。
否定はしませんが、「お互いのバースデーにシャンパンを入れあったりしてなんだか面倒臭そうだな〜」と個人的に思ってしまいます(笑)
横のつながりで同業付き合いが活発なホステスなら当然アフターも多いでしょう。このあたりは、そのホステスの価値観やキャラによるところが大きいですね。
ホステスの心得