間違ってない?キャバ嬢とホステスの違い【完全版】

間違ってない?キャバ嬢とホステスの違い【完全版】
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「キャバ嬢」と「ホステス」と聞くと、どんなイメージですか?

キャバ嬢はキャピキャピしていて、ホステスは落ち着いた大人の女性

というような、ボヤッとした印象ではないでしょうか。確かに、両者は同じナイトワークであり、お酒を飲みながら接客する似たような仕事内容なので、よく混同されがちです。

しかし、実際にはキャバ嬢とホステスには、明確に違う部分がいくつもあります!

そこで今回は、キャバ嬢やホステスとして働く女性のそもそもの違いから、給料形態や接客スタイルなどの専門的なところまで深掘りします。

 

働いている場所

キャバ嬢はその名の通り「キャバクラ」で働く女性のことで、ホステスは「クラブ」で働く女性を指します。キャバクラとクラブの大きな違いは、ママがいるかどうかです。

クラブではママがオーナーを務めている場合が多く、経営を始めとした、新人教育からベテランホステスのフォローまで、お店の全てを取り仕切っています。

対するキャバクラでは、店長や代表がお店を運営しており、新人教育は黒服や先輩キャバ嬢が行います。

クラブに在籍していればママから熱心にレクチャーを受けることになりますが、キャバクラでは自分の接客スタイルや個性は自力で見つける必要があります。

また、広義ではスナックやラウンジで働く女性もホステスと呼ぶ場合がありますが、この記事内では、銀座などの高級クラブで働く女性をホステスとします。

 

接客する客層

これに関しては、一般的なイメージと変わりありません。キャバクラはセット料金さえ払えば誰でも入店できるため、幅広い客層が特徴です。メインターゲットはやはりサラリーマンが多く、年齢層は20〜50代です。

それに対してクラブは完全会員制のお店が多く、一見様お断り。お金を持っていても知り合いの紹介がなければ入店すらできません。

これにより、ママから認められた社会的地位の高いお金持ちが多く、会社の社長や役人、芸能人、スポーツ選手も訪れます。そのため、年齢層も高く30代以上のお客様が多くなります。

 

女性に求められるもの

ここまで客層が違えば、働いている女性に求められるものも、当然変わってきます。

ホステスであれば、洗練された一流の女性である必要があり、一般常識を始めとした知識や教養が求められます。

もちろん内面だけでなく装いにもハイレベルなものを要求されるため、出勤前のセットも必須であり、綺麗なドレスや着物の着用が義務付けられています。

逆にキャバ嬢は、良くも悪くも売上さえあげていれば、あまり細かいことは求められません。そのため、髪型もストレートのまま出勤してもほとんど私服のような格好での接客も許されている場合があります。

 

料金システム

地域やお店毎にもかなりの違いがあるため、一般的な話になりますが

  • キャバクラは「時間制」
  • クラブは「時間無制限」

です。これだけ聞くと、クラブの方がお得なように感じてしまいますが、料金は格段にクラブの方が高く、長居することもスマートでないと考えられているため、キャバクラの方が割安です。

また、キャバクラには「ハウスボトル」という飲み放題の焼酎やウイスキーがセット料金に含まれていますが、クラブでは付いてこないことも違いの一つです。

 

接客スタイル

お酒を飲みながら会話するスタイルは同じですが、キャバクラでは1人のお客様に対して1人のキャバ嬢が対応するマンツー制が一般的です。そのため、自然と個人プレーになることが多く、色恋になりやすいという特徴があります。

一方クラブでは1人のお客様に対して2~3人での複数接客が基本のため、チームプレーが求められます。その性質上、色恋のような関係になりにくく、家族ぐるみでの関係ができる場合さえあります。

 

指名制度

キャバクラではお気に入りのキャバ嬢を決めてから入店する「本指名」や店内で気に入った女性を指名する「場内指名」の2種類があります。どちらの指名制度もお客様の判断に委ねられており、指名替えや複数指名も可能です。

これに対し、クラブでは一度指名すると変更できない永久指名制度(係制)が設けられています。

また、クラブではお客様から指名することはできず、紹介された知り合いの担当が自動的に指名になります。指名されたホステスは「係」と呼ばれ、そのお客様が来店されれば、数人のヘルプホステスと共にその隣の席に着きます。

 

給料形態

  • キャバ嬢の給料は「時給+歩合制」
  • ホステスの多くは「日給制」

です。キャバクラでは、

  • ドリンクバック
  • 指名バック
  • 売上バック
  • 同伴バック

などの様々な歩合給を用意しており、太客を見つけられれば、入店直後でも稼ぐことは可能です。

それに対して、ママや係でないホステスは日給制であり、ヘルプで付いた席で売上を作っても、売上はママや係のお姉さんに入る仕組みになっています。

そのため、ホステスとして大金を稼ぐにはヘルプホステスから抜け出し、係のお客様を見つける必要があります。

 

ヘルプに求められる仕事

基本的に、キャバクラのヘルプは指名キャバ嬢の「繋ぎ」です。そのため、指名がいるお客様には

  • 名刺を渡す
  • 連絡先を交換する
  • 思わせぶりな接客(ボディタッチなど)

などのお客様を奪うような行為は禁止されています。

それに対して、ヘルプでの売上もママや係に入るようにできているクラブでは、名刺や連絡先の交換はもちろん、同伴やアフターもOKとされています。

 

まとめ

  • 「キャバクラ」か「高級クラブ」か
  • サラリーマンか、社会的地位のあるお金持ち
  • キャバ嬢は「個人プレー」ホステスは「チームプレー」
  • 「自由指名」と「永久指名」
  • 「時給+歩合」と「日給制」
  • キャバ嬢のヘルプは「繋ぎ」

 

他にも細かな違いは沢山ありますが、大きく分けただけでも、これだけの違いがあります!同じナイトワークですが、どちらの方が良い悪いではなく、人により向き不向き分かれるのが、「キャバ嬢」と「ホステス」です。

こちらも現役銀座ホステスである水野さんが実体験をもとに書いているので、参考にしてくださいね!

 

ホステスの心得

 

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谷あきら

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水商売歴6年。ボーイや客引き、スカウトを経て、現在は関西のキャバクラでマネージャーとして在職中。趣味は、ノープランの1人海外旅行。過去には、タイ旅行に出かけ...

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