Q.担当制クラブではお客様の取り合いなどはないのですか?

Q.担当制クラブではお客様の取り合いなどはないのですか?
心得座学

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私の働いているお店では、女の子同士でお客様の取り合いになることもあります。先日も、お店の女の子AさんもSさんに連絡してて「会いに来て指名してほしい」的なことを言っていたようです。

クラブならお客様の担当が決まっていて、女の子たちが協力しておもてなしするので、女の子同士のお客様の取り合いといったことはないのでしょうか。

正直、女の子同士のお客様の取り合いはめんどくさいです。

ご質問ありがとうございます^^本記事では、

  1. 担当制クラブでお客様の取り合いは起こるのか
  2. 実録・担当制クラブでお客様を奪おうとするホステスの言動
  3. お客様を奪おうとするホステスにどう対処すればいいか

について解説します。

 

担当制クラブでお客様の取り合いは起こるのか?

早速ですが、結論から述べると、残念ながら「起きます」。まず、担当制でお客様の取り合いが起こる流れを見てみましょう。

 

担当制でお客様の取り合い(担当替え)が起こる流れ

質問者様のおっしゃるように、担当制クラブは永久指名制がメインなので、よほどのことがない限りは原則担当替えはありません。ただし、2つの理由で担当替えが発生する場合があります。

  1. お客様が「担当を変えてほしい」とお店に申し出た場合
  2. お店側が「担当を他の女性に譲れ」と言ってきた場合

たとえば、以下の記事で書いたケースは2に当てはまります。

※担当制の場合、ホステス同士では「担当替え」と言ったりしますが、正しくは「担当譲渡」です。

担当譲渡が起きる原因は、大きく分けて4つあります。

  1. お客様が別の女性を大変気に入って、その子を担当にしたい
  2. 担当ではない女性がお客様にガンガンアプローチして、お客様が根負けして折れる
  3. 誰から見ても『担当ではない女性』が来店を促している(担当が蚊帳の外状態になっている)
  4. お店の売上低下防止・独立防止

4の『お店の売上低下防止・独立防止』は、お店全体の売上の30%以上を占める売上を持ったホステスにのみ起こります。かなりレアなケースであること、今回のケースには当てはまらないので、別途記事にします。

今回の質問者様のケースを踏まえて考えると、

担当ではない女性がお客様にガンガンアプローチして

ここに当てはまるので、不安要素としては「お客様が根負けして折れる」結果、担当譲渡が起きる可能性があるということですね。

 

実録・多客に手を出すホステスの言動

担当以外の女性がお客様に手を出してくることは、意外とあります。一般的には、お姉さんホステスやママなどが、新人やヘルプのお客様にアプローチすることが多いですね。いわゆる強者から弱者へ、の図式です。

もちろん、同僚ホステスや後輩ホステスがけしかけてくることもあります。いずれにしても、担当制だと分かっているからか、やり方が結構姑息だったりしますね。たとえば、

  • 思いっきり目の前で色全開で仕掛けてくる(笑)
  • ボディタッチ&甘えん坊キャラ全開(気持ち悪い域w)
  • 担当がいないところでは担当の悪口全開(笑)
  • 悪口だけじゃなく事実も全開(彼氏が誰だとか全部しゃべるw)
  • 言ってもないことをいろいろ吹聴(あなたの悪口言ってたよとかw)
  • 担当に断りもなく営業かけて全部事後報告で涼しげな顔で謝る(笑)
  • 担当の知らないところでガンガン会い奥様ともいつの間にか仲良し!
  • 担当の知らないところでいつの間にかお客様の会社の人とも仲良し!
  • 狙いを定めてから半年間の行動量がクレイジー(爆)
  • 奪える!と思った瞬間、担当に対してめっちゃ横柄な態度に出るww
  • 何なら枕もいとわない覚悟wwww
  • 黒服や社長にもガンガン「あの人の担当にして!!」と言う(笑)

といったことを、本当に涼しげに裏でやってます。あと、これは超絶私の偏見ですが、大掛かりな整形をしているホステスに多い気がします。整形が悪いわけではなくて、そこまでの強い野心がある人って感じですね。

 

担当制ホステスのメリット

ただ担当制のいいところは、担当がはっきりと「NO」と言えるところです。

たとえばお店側から「担当譲渡してはどうか」と言われても、断ることができます。また、売上の一部を分けるなどで話を納めることもできます。つまり、常に担当にも選択肢がある状態ですね。

また、手を出している女性に物申すこともできます。たとえ自分が新人であっても「そういうことはやめてください」と言うことは可能です(言い方やタイミングは重要です)。お席から外すことも、連絡するなと言うことも可能。

何も言えなくなってしまうのは、お客様から担当替えを申し出られたとき。これはもう、よほどのことがない限り変えられません。そうなる前に手を打つ、という選択肢は、担当制のほうが多いというのはメリットですね。

 

指名制クラブの一般的なルールとは

さて、質問者様は指名制なので、少し指名制の話もしたいと思います。

担当制のように永久指名制ではない場合、常に「お客様を奪われるのでは」という不安に晒されることは事実ですね。でも、チームワークでお客様をもてなすという点は、指名制でも担当制でも基本的には同じ、なはずです。

その証拠に、一般的な指名制クラブでは、以下のようなルールがあります。

  • ヘルプについた女性は、お客様と連絡先を交換してはならない
  • ヘルプについた女性は、あくまでも指名ホステスのサポート役

一般的なルールが適応されていないお店では、本指名という概念が薄かったりします。多くの場合は、お店やママが顧客を持っていて、ホステスはそのヘルプという位置づけになっているお店です。そのため、

  • 誰が誰と連絡先を交換してもOK
  • お客様がその日指名した人に売上(ポイント)がつく

といった形になります。お店からすると、本指名=お店かママ、他のホステスは全員ヘルプ、みたいな考えです。こうなると、そのお店で働くホステスは常に「指名が取れないのでは」という不安に晒されることになります。

おそらく質問者様のお店も、基本的にオーナーが顧客を持っていて、ホステスはオーナーのお客様と連絡先を交換して営業する、というシステムではないかと思います。そのため『お客様の取り合い』が起こるのでしょう。

 

お客様を奪おうとするホステスにどう対処すればいいか

では、担当または指名を奪おうとするホステスに、どう対処すればいいのか?という話になりますよね。心中穏やかでいられない事態ですから、何とかしたいものです。・・・と、気持ちは重々分かるのですが、とりあえず、

今はあなたを指名(担当)としている現実

これを絶対に忘れてはいけません。うっかり一喜一憂して不安になったり焦ったりすると、お客様に対して余計なことをしてしまったり、やらなければならないことができなくなったりします。結果、相手の思うツボです。

動揺したら、取られますよ。

これは私自身の経験からしても、セッションでこうした問題と向き合ってきたホステスさんたちを見てきた見地からしても、本当です。動揺したら負け、なんです。だから、不安でしょうけど、堂々と今まで通りにしてください。

不安や焦りは、理解してくれる人と話して緩和しましょう。この場合、できれば『一緒に働いている人やお客様以外』つまり、外部の無関係の人がおすすめです。相手を間違えると、敵に情報が流れますからね。

そうやって、まずはメンタルバランスを保ちましょう。その上で、

  • 相手がどんな手でアプローチをかけているか
  • お客様はそのアプローチに対してどんな反応をしているか
  • お店側はそれを見てどんな見解を持っているか
  • あなたが敵よりも勝っていることは何か
  • あなたが敵よりも劣っていることは何か
  • お客様はどんな飲み方を好み、どんな会話を好み、どんな雰囲気を好む人か
  • 上記を『客観的に』考えて、どこを強化すれば勝てるかを考える

相手に物申せる部分があるなら、

  1. どういう言い方で
  2. どのタイミングで
  3. どういう口調で伝えれば効果的か

も一緒に考えましょう。当然ながら、あなたの性格や資質も関わります。たとえば、あなたが内気で強く言えないタイプなら、作戦も変わってきます。あなたが勝ち気で一言多いタイプでも、注意点が変わります。

「敵」「作戦」という言葉をあえて使いましたが。そう、これは戦いなのです(笑)というか、勝手に相手が戦いを挑んできたわけです。

ただそれに感情的に乗っかるのは大人げないし、感情論では確実に負けます。なのでここはひとつ、あなたが大人になって対処しましょう。譲らなくていいです、ただ冷静に。遠慮もしなくていいです、ただ策士的にいきましょう。

 

まとめ

  • 担当制でも取り合いは起こる
  • 指名制で取り合いが起こるのは「全員ヘルプ」のシステム
  • 対処は冷静かつ策士的に!

 

ちなみに私が現役のころ、私の顧客に手を出そうとしてきたホステスに対してどうしていたか。

 

・・・知らん顔してましたw

 

表現するならば、相手にしてなかったというか、眼中にもなかったというか、かなりの勢いで無関心っぷりを発揮していました(笑)

それくらい現実に忙しかったし、その子に負けないだけの努力をしている自負もあったし、仮に色仕掛けなら「色で目移りするような客なら喜んでくれてやるわいw」と思っていました。ただ内心では、

[st-kaiwa1]私に勝負を挑んでくるとはおもしろい女だな。取れるものなら取ってみろ。そんな横やりで崩れるようなものは築いてないつもりだぞ、せいぜいがんばれw[/st-kaiwa1]

と思っていました(性格悪い笑)。

私から白旗を振って担当譲渡したケースもあります。それはもう「敵ながらアッパレ、私の負けだー!」と思いました。悔しかったけど、そりゃあこの人になびくよね、と納得の結果でした。

というように、担当制で働いてきた私にも、そういう経験はあります。つまり、お客様の取り合いは誰にでも起こるということです。システムの違いで、取り合いの内容が違うだけですね。

だったら、不安に振り回されるより、自分が試されてるんだな!とひとつのゲームとして楽しんだほうがいいです。勝っても負けても、自分がやってきたことの結果ですからね。

勝負を挑まれるってことは、それだけあなたやあなたの顧客に魅力があるということですから!自信持って、お手並み拝見&なかなかやりおるな~!くらいの気持ちで挑みましょう^^

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴13年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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