話が噛み合わない人とイライラせずに会話する方法

話が噛み合わない人とイライラせずに会話する方法
ホステスの会話

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

「あの人と話すとイライラする」
「あの人とは話がかみ合わない」

そういうお客様もいますよね。そういうとき、多くの人は話をそらそうとがんばったり、話を続けようと必死になったりするものです。

でも、結果的にイライラしたまま終わったり、ストレスが増したり・・・といった事態になるのが実情。

最終的には、疎遠にするしかわが身を守る術がない、というのが現実ではないでしょうか。そこで、本記事では、

  1. 『話がかみ合わない』の具体例
  2. 話がかみ合わないイライラの原因となるもの
  3. 話がかみ合わない人とイライラせずに会話をするには

この3つを、掘り下げていきます。

『話がかみ合わない』とは

そもそも、『話がかみ合わない』とは、どういう状態を言うのでしょうか。

こちらの言っていることが通じない状態?それとも、こちらの訊きたいこと、
話したいことが思うように進まない状態?いろいろありますが、

  • 話題がすれ違っていて、会話や議論がうまく進まない状態
  • 論点がすれ違っていて、会話や議論がうまく進まない状態

大雑把に分けると、この2つです。

『こちらの話していることが通じない=話がかみ合わない』ではなく、『いま話していることをお互いが共有できていない状態』ですね。

たとえば、コンサルで「どうしたら同伴できるか」という話題をしていたとします。私は、

 

玲那
玲那
〇〇したら同伴できるよ

 

と、『どうしたら同伴できるか』という論点で話す。ところが相手は、

 

〇〇して同伴できなかったら、どうしたらいいですか
ホステス
ホステス

 

と、『同伴できなかったらどうするか』という論点で話す。これが、論点がすれ違っている状態ですね。

この状態だと、エンドレスに「できなかったらどうする?」が続くので、終着点を見出すことができません。

コンサルが長引く人には、こういう『論点ズレ』が多いですね。

話題自体がすれ違う場合は、私は同伴の話をしているのに対し、相手はアフターや店内での接客について話したりします。

こちらのほうが、会話をしている当人にとっては混乱するので、ストレスが大きくなります。

話がかみ合わないイライラの原因は脳のタイプ

では、なぜこうした『話がかみ合わない』という状態が起きるのでしょうか。

そして、なぜ人は『話がかみ合わない』という状態に、イライラするのでしょうか。その原因は、脳の仕組みにあります。

脳には、大きく分けて4つのパターンがあります。

  1. 分析型(論理的、分析やデータを重視)
  2. 構造型(実務的、現状維持重視)
  3. 社交型(社交的、関係性重視)
  4. コンセプト型(創造的、アイデア重視)

これは、多くの企業が面接時に取り入れている「エマジェネティックス」という性格診断に基づいた『脳(思考)のクセ』を知るための分析ツールです。

1991年にアメリカで開発後、世界79ヶ国で展開されています。

分析型は、誘われたときにこう考える

たとえば、私は1の分析型です。その私に、コンセプト型の人が思い付きで『明日、ごはん食べに行こう』と言ってきたとします。

私は「何時から?」とたずね、相手は「仕事終わったら連絡する」と言ったとします。

ここで分析型の私は、2つのデータを瞬時に分析します。

ひとつは、過去のデータ。こういう約束の仕方をした人たちの、何割が実際に約束を守ったか、何割の人がドタキャンしたか。

もうひとつは、その人自身のデータ。その人の過去の行動で、何割が実行されて、何割が放置されたか。その結果、YesかNoかを判断するわけです。

が、重要な点は、約束したからといって、必ずしもその約束が履行されるとも思っていないということ。

先述したように、分析型は、過去のデータに基づいて判断をします。そこには必ず『実行されなかったデータ』も含まれます。

確率が低いとはいえ、ゼロではない。なので、約束は守られない可能性を常に頭に置いています。これが、私がドタキャンされても気にならない要因です。

構造型は、誘われたときにこう考える

では、同じパターンで、構造型がコンセプト型に「明日ごはん食べに行こう」と誘われたとします。

構造型は、私と同様に「何時から?」とたずねましたが、やはり同様に「仕事終わったら連絡する」と言われました。

ここで構造型は、2つのことを考えます。ひとつは、予測できないことに対する不安。

  • 何時までに何をしていればいいのか
  • 何時まで電話を待てばいいのか

など、約束そのものに対する見通しが立たないので、急に居心地が悪くなって不安になります。

もうひとつは、計画を立てられないことに対する不安。こちらは自分のことで、

  • 何時までに準備をすればいいのか
  • 何時まで何をしていればいいのか
  • いつ出発すればいいのか

などの、計画が立たないことに対する不安です。その結果、構造型は、

「何時にするか」
「どこで待ち合わせるか」
「何を食べるか」

といった、細かいことを決めないと気が済まず、不安を埋めるために質問攻めにしたりします。

社交型は、誘われたときにこう考える

こちらも同様に、コンセプト型に、食事に誘われたとします。

そして、同様に「何時にする?」とたずねたら「仕事が終わったら連絡する」と言われたとします。ここで社交型は、2つのことを考えます。

ひとつは、関係性。相手が上司で自分が部下の場合、「仕事が忙しいんだろうな」などを直感的に考えて、想像した相手の状況に同調します。

もうひとつは、協力体制。忙しい相手に代わって、自分にできることなどを考えます。その結果、

  • 「じゃあ、お店は自分が探して予約しておこう」と動く
  • 「もし忙しくてドタキャンになってしまったら、こうしよう」と細々したことを先回りして考える

たりします。秘書みたいですね。

コンセプト型は、誘われたときにこう考える

では、最後に、コンセプト型がコンセプト型に食事に誘われ、「仕事が終わったら連絡する」と言われたら、どう考えるか。

「連絡するって言ったんだから、連絡があるだろう」くらいです。

  • 細かいことは、明日連絡があってから決めればいい
  • 行きたいお店も、事前に決めたって、明日は気が変わるかもしれない
  • 明日、集合してから決めればいいじゃん
  • 待ち合わせも、明日話して決めればいいし~

と。どうです、コンセプト型同士、気が合いそうじゃないですか?

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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