話を聞く効果
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「話を聞く」はコミュニケーションの基本です。多くのホステスさんは、それを頭では分かっていると思います。
でも、実際に「話を聞く」ができているかと言われると、どうでしょうか。聞いたつもりになっていませんか?
本記事では「ちゃんと聞けているか?」をチェックできるように、
- 話を聞く側のメリット
- 話を聴いてもらう側のメリット
- 双方共通のメリット
について解説します。このメリットが感じられれば、あなたは「話を聞く」ことができている、と言えます。
話を聞く側のメリット
現パナソニックの創業者である松本幸之助氏の言葉に、こんな有名な名言があります。
素直に、謙虚に、人の意見に耳を傾ける。確固たる信念とともにそうした姿勢を持っていれば、事はおのずとうまくいく。
この言葉からも分かるように、話を聞く側には、
- 素直さ
- 謙虚さ
- 人の意見に耳を傾ける姿勢
- 確固たる信念
この4つが必要ということです。この4つがそろっていると、聞く側にとっては非常に大きなメリットがあります。
素直さは、多くの話を聞く機会に恵まれます。謙虚さは、多くのことを教わる機会に恵まれます。
意見に耳を傾けられると、深い話を聞く機会や深い関係性に恵まれます。確固たる信念があると、応援してくれる人が増えます。
上記のメリットを感じられていないのであれば、あなたはあまり話を聞けていないのかもしれません。
邪魔をしている思考や価値観があるなら改善し、足りないものは補うようにしましょう。
話を聴いてもらう側のメリット
話を聴いてもらう側の最大のメリットは、自己肯定感が上がるという点です。
ちゃんと聴いてもらい、共感的理解や同調的理解を得られると承認欲求や所属欲求が満たされるので、自己肯定感が上がっていきます。
特に重要なのは『自分のことについて話を聴いてもらうこと』です。
もしあなたが上記のメリットを感じられていないのであれば、あなたは話を聴いてもらえていないか、自己開示ができず言語化にハードルがある状態です。
話す相手を変えたり、言語化のトレーニングをしていきましょう。
話を聞く側・聴いてもらう側、双方のメリット
話を聞く側・聴いてもらう側、双方のメリットは、脳の活性化です。会話をするだけで脳を使うことになるので、活性化につながるのですね。
話を聞いて理解するという作業では、ウェルニッケ野が活性化します。話をするという作業では、ブローカ野が活性化します。
脳が活性化すると想像力が強化されていき、思考停止やボケ防止にもつながります。
また、自分のことについて話すことを「自己暴露」と言いますが、自己暴露は快楽ホルモンを放出します。
いわゆるドーパミンが増えることで、楽しいと感じるわけです。
人は、自分を受け入れてくれる人を好きになりますが、言い換えればまさに「自分の話を聞いてくれる人」を好きになるということですね。
もしあなたが「楽しい」と感じられていないなら、脳内ドーパミンは増えていないということです。
それが自己開示できない、自分について言語化できないという理由であれば、ブロックを外し、言語化の練習をしましょう。
話している相手が楽しめていない場合も、ドーパミンが増えていない状態。
自分の話ばかりしていないか、相手が自己開示できているか、何かブロックがないか、ひとつずつ探って改善していきましょう。
まとめ
- 物事がうまくいく
- 自己肯定感が上がる
- 脳が活性化する
自分の話を自主的にベラベラと話さないまでも、オープンな心で人と接している人は、相手の話を聞くことができます。
一方、心がクローズの人は、自分の話をベラベラしゃべることができても、相手の話を聞くことができません。
大事なことは、あなたが自己開示できるオープンな状態であること。そうでないと、相手は安心して話すことができませんし、話しても承認欲求や所属欲求が満たされません。
まずは、あなたが「話を聴いてもらうこと」に慣れて、そのメリットを感じられるようになりましょう。
ホステスの心得