ホステスが知っておきたい初対面での会話のコツ!スタートダッシュできる自己紹介の方法
こんにちは、秋好玲那です。
新しいお客様が来店されると、まず自己紹介しますよね。どのようにして自分を覚えてもらうか、苦心している人も多くおられます。
でも自己紹介の時間なんて、しっかりと取れる訳じゃありませんから、自分をいかにアピールするかなんて限界があるのは確か。
多く女性は気に利いた言葉がだせず、そのまま接客の場に入って、うまくいかない流れを作りだしているようにも思います。
しかし自己紹介を「どのようにして自分を覚えてもらうか」という目的にしてしまうことは、それ自体が大きな間違いがあるのに気がつかねばなりません。
人間関係は「信頼関係」がとても大事。逆にいえば信頼関係を結ぶことができたら、「自分を覚えてもらう」なんて苦心する必要なんてないのですから。
この記事の目次
自己紹介はお客様に期待を与えるものを
自己紹介は、お客様の視点が大事になります。特に考えておかなければならないことは「期待を持ってもらえるかどうか」ということです。みなさんも誰かと話をしていて、
「もう少しその話を聞きたい」
「この人面白そうな人だな」
と感じたことはあるでしょう。特にお客様はお金を支払ってお店に来られているわけですから、お店やホステスにとても大きな期待を持っていることは間違いありません。
「自己紹介で自分のことを覚えてもらいたい」
このように考えてしまうことは誰にでもありますが、冒頭にもお伝えしましたが覚えてもらうことを目的としてはいけません。
なぜダメかと言いますと、自己紹介の視点がホステス自身にあるからです。そこにお客様の視点がありませんから、お客様は気持ちを引いてしまうのです。
百戦錬磨のビジネスマンがお客様であれば、そのような気持ちはすぐに見抜かれてしまうことでしょう。
そもそもお客様に覚えてもらうことは、次の指名に繋がるものですよね。指名されるために大事なことは、もちろん覚えてもらうことは大切ではありますが、信頼関係を結ぶことが一番大事だと気持ちを切り替えることが大事。
もちろん接客の中で少しずつ信頼を結んでいくものではありますが、そのスタートダッシュとして自己紹介の位置付けはとても大事なのです。
自己紹介で「もう少し聞いてみたい」と感じてもらうには
とはいってもどのような自己紹介をすれば、ホステスに興味を持ってもらえ、もう少し話を聞いてみたいと思ってもらえるのでしょうか。
自分自身を磨いて、自分を高める努力をしている人は多いですが、外見だけの女磨きだけでは興味を持ってもらえることはありません。とても外見が良い人であっても「なんか苦手」と感じる事ってありますよね。
つまり人の価値観は外見だけではないのです。「もう少し聞いてみたい」という自己紹介ができるようになるには、まず「背伸びをしない」ということが大前提になります。
自分を良く見せようとする気持ちは理解できますが、どうしても無理が出てきますし、百戦錬磨のビジネスマンには見抜かれてしまうものです。
多少おっちょこちょいの部分があるとしても、素の部分を感じられることができれば、共感をもらうこともできます。知性と教養にあふれているホステスならば、お客様にとっても期待感が高まります。
期待感を持たれる自己紹介をするには、どのような話をすればいいかというよりは、日頃から内面の自分を磨き上げることです。それは必ず自己紹介の場面においても、お客様に伝わるものになりますから。
期待を持たれるということは未来を感じるもの
特に男性は論理的に物事を考える傾向にありますから、男性のお客様に対しては論理的に魅力を感じるように振舞わねばなりません。
お客様は当然ながら高いお金を支払って来店されるわけですから、それ以上の価値を見出したいと考えて来店しているものなのです。
内面を磨かれている女性は、男性からすればとても論理的で、芯のある魅力的な女性に感じます。
知性と教養力に溢れている女性は、立ち居振る舞いにも大きな差が出ます。つまり自己紹介の場面においても、そこで他の女性と差をつけることができるのです。
特に一生懸命自分を売り込んで覚えてもらおうとしている女性と比べれば明らかです。お客様がお店で感じる価値というものは、そのような部分にあるということを理解しておきましょう。
金額以上の価値を感じられるかは期待感を持ってもらうこと
つまり「覚えてもらおう」として自己紹介するのではなく、自己紹介して今後の展開に期待してもらうにはどうしたらいいのか常に考えておくべきです。
みなさんは人に期待するときってどんな感覚でしょうか。何が起きるんだろうとワクワクする気持ちが起きますよね。今日は楽しい1日になりそうだとドキドキするかもしれませんよね。
その期待感をホステス自身がコントロールすることができれば、ホステスとしての成功の明暗を決める行動になるのではないでしょうか。
というのも、ドキドキやワクワクといった期待感がなければ、覚えてもらうことはできませんし、次に指名されることもありません。
そもそもクラブに来店されるのは、既にある程度の期待感を持ってのことですので、その期待感を上回るような自己紹介が必要になってくるのです。お支払い後に、
「今日は楽しかった」
「次もこの人を指名しよう」
と考えるのは、金額以上に価値が高かったということ。信頼を結ぶことができたということです。
自己紹介は良質な接客のための種をまく行為。最高の自己紹介をすることができれば、とても良い接客ができるはずです。
ホステスの心得