色恋ホステス vs 色恋しないホステス

色恋ホステス vs 色恋しないホステス
心得座学

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^

私はホステスさんに色恋を推進していませんが。巷の黒服さんやママさんは色恋を勧める方が多いそうです。というわけで、

  • オーナーママ
  • 売上ホステス
  • ヘルプホステス

の3点から、色恋ホステスと色恋しないホステスを実際に比較してみたいと思います。

比較するのは、現在も現役で現場にいるホステスさんたち。個人情報に当たる部分は書けませんが、許可をいただいたホステスさんたちの情報を基に解説します。

 

色恋オーナーママ vs 色恋しないオーナーママ

まずは誰よりも売上を持っているはずのオーナーママから比較したいと思います。ここは10万円代の端数切捨て、100万台以上でいきます。どちらも銀座のクラブです。

クラブYのオーナーママであるYママは、売上ホステスとしてデビューしてからずっと、色恋営業は一切していません。そんなYママの売上は、コロナ前だと月額小計平均2,800万円、コロナ禍で売上ダウンした現在は平均1,500万円。

一方、クラブLのオーナーママであるAママは、デビュー以来筋金入りの色恋営業。そんなAママの売上は、コロナ前だと月額小計平均800万円。

コロナ禍では「国が保証しろー」「店が潰れるー」と大騒ぎしていたので、かなり下がったのでしょう。確かな数字は不明ですが、動員数から換算すると、コロナ禍の売上は200~300万円といったところかと思います。

どちらも非常に美人なママさんですが、色恋でがんばっても800万円程度しか出せないという現実にがっかりしますね。だったら色恋しないほうがストレスもなくていいじゃないか・・・と思ってしまいます。

しかも色恋までしても窮地に助けてくれる人が少ない・・・切ないです。そういうときこそカレシだかパパだかは助けてくれんのかーいwと心の中でツッコミ(´・ω・`)

 

色恋売上ホステス vs 色恋しない売上ホステス

では次に、売上ホステスを比較してみましょう。こちらは万単位切り捨てでいきます。こちらは福岡と大阪のクラブホステスさんです。

クラブBのKさんは、デビュー当時から一切色恋しない売上ホステス。コロナ前は月平均小計800万円、コロナ禍は30%ダウンで約560万円。おお、もうこの時点で先出の色恋Aママと並んでいます、悲しい(涙)

一方、クラブNのCさんはデビュー当時から色恋一直線。コロナ前は平均小計200万円、コロナ禍は約110万円。こうして見ると、色恋系のお客様って薄情なんですねぇ。口説いた女が窮地でも全然助けてくれないw

助けてくれないどころか、コロナでお店が休みになったり、お客様方が飲みに出られないとなった途端、「じゃあ外で食事でも」という誘いが大幅に増えたそうです。外で女と食事できるなら飲みに行けるだろ、っていうw

そうやってCさんが疲弊している最中、Kさんはというと。コロナで休業中はお客様から「生活の足しに」と見舞金をくださったり、生活必需品を届けてくださったりしたそうです。

こういう点からも、客層の違いが明確になりますね。ちなみにKさんが福岡、Cさんが大阪のホステスさんです。

 

色恋ヘルプホステス vs 色恋しないヘルプホステス

最後に、ヘルプホステスを比較してみます。ヘルプはあまり売上がないので、お客様からの評判をベースにします。こちらも両方銀座のホステスさんです。

クラブSのEさんは、以前は色恋になってしまっていたものの、移籍を機に色恋を脱却したホステスさんです。お客様からは「不思議ちゃん」と言われているようですが、素直で明るいのでよくお席に呼ばれます。

コロナ禍ではお客様が心配して連絡をくださったり、再開したら必ず行くからねと声をかけてくださったりしたとか。そして再開後には有言実行で真っ先に駆け付けてくださったそうです。嬉しいですよねー。

一方、クラブNのRさんは移籍前に色恋どっぷり店で色恋を叩き込まれたおかげで筋金入りの色恋ホステス。色恋目的のお客様からはよく気に入られますが、それ以外のお席、特に接待席ではNGを出されることが多いです。

コロナ禍ではやはりの店外お誘いが増加、再開後も来店より店外に誘われるほうが多い状態。以前は取れていた数少ない同伴さえも「日当あげるから店休めばいいじゃん」と言われるようになったとか。

ヘルプレベルでも、これだけ扱いの差が出るんですねぇ・・・現実は残酷です。

 

まとめ

  • 色恋しても、結局そんなに稼げてない
  • 色恋しても、窮地に助けてくれる人がいない
  • 色恋しても、大事には扱われない

 

ちなみに今回比較したホステスさんたちは、年齢や経験値がほぼ同じくらいのホステスさんたちです。見た目もさほど差異はなく、努力のレベルもほぼ同じです。単に『努力の方向性』の違いだけですね。

もちろん、色恋で月に1,000万以上売るホステスさんもいます。でも正直、かなりのレアだし、相当な『タマ』ですよ。ほとんどのホステスさんは、そうなろうと思っても絶対になれない域の人種です。

こういう現状をいろいろ見てきた側としては、色恋のメリットって一体何だろう・・・ってつくづく思うんですよ。トラブルもストレスも多い割に、平均して半年繋げられたらいいほうで、瞬発力しかないじゃないですか。

「そこから色恋じゃない関係に持っていくのよ~」って必ず言うんですけど、そのセリフ言ってる半数以上は色恋通り越して枕ですからね(激白w)。

ホステスである前にひとりの女性なので、たかが職業ひとつのために自分を安売りしたり、心身削ったりしてほしくないなと思います。なので色恋は絶対に勧めません。

仮に色恋して100万しか売り上げられないとしたら、真っ当にやっても100万くらい売り上げられますから、わざわざ色恋なんかやらなくてよろしい。・・・と私は思っています(笑)

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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