「会話力がない」と言うホステスの謎の行動
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「会話力がない」というホステスさんは大勢いますが、私から見ると多くのホステスさんが謎の行動をします。それで本当に会話力が培われると思っているのか・・・?と首をかしげたくなるほどの謎です。
今回はその「会話力がない」と言うホステスの謎の行動に迫ってみたいと思います(笑)
会話力がないから本や新聞を読む
会話力がないから本や新聞をたくさん読んで研究している。そんなホステスさんが多いでしょう。会話に関するノウハウ本や雑学ネタ系の本であったり、はたまたネットでいろんな情報を拾って読み漁ったり。そこで思うんです。
本読んで会話力が上がるなら、読書家は全員、会話力が高いはずでは?
本や新聞、ネットの情報を読んで上がるのは、会話力ではなく知識量じゃないでしょうか。インプットで会話力が上がるなら、誰も苦労しませんよね。知識量と会話力は比例しないのに、なぜインプットばかりするんでしょう?
「会話力がない」という自覚があって、「会話力を上げたい」と思っているなら、たくさん会話してくださいよ。
・・・と私は常々思っているんですが、どうも「会話力がない、どうしたらいいか」と言う割に、トレーニングとして会話をすることは嫌なようです。不思議ですよね。
ピアノ上達したいけどどうしたらいいか~と言いながらピアノは弾かない、ピアノに関する本やネット情報ばかり漁る、みたいなことでしょうか。それでピアノ弾けるようになったらぜひ私にもその方法を教えてください。
会話力がないからお客様で練習する
これが最大の謎なんですが、誰か教えてください(笑)
「〇〇するといい」「〇〇を練習するといい」的なノウハウやアドバイスをもらって、普段はまったく練習も何もせずに、お店でお金をもらってお客様で練習するというのはどういうことなんでしょうか。
まず、お客様じゃない人と練習してくださいよ。
なぜお客様がお金を払ってあなたの練習に付き合わなくちゃいけないんでしょうか。というか、お客様を練習台にするなら、あなたの本番は一体いつ、どこなんでしょうか。謎過ぎるんですけど( ̄▽ ̄;)
舞台女優が観客入れた本番の日に台本片手に舞台に立つ、みたいなことでしょうか。そんな女優さん見たことないんですが、だとしたらその女優さんの本番はいつでしょうか。練習の成果をどこで見せるつもり気なんでしょうか・・・。
会話力がないからただ落ち込む
最後に「会話力がなくてお客様を楽しませることができなかった、反省」とか「会話に入ることができなかった、反省」とかをしょっちゅう見聞きするんですが、私から見ると単に落ち込んだり、自己否定したりしてるだけです。
反省って、自分の言動を振り返って、改める点を洗い出して、次に同じことが起きたらどうするかを考えて、次に生かすことですよね?
その証拠に「じゃあ具体的に次はどうするの?」と尋ねると、大抵が「分かりません」「考えてなかったです」「ちゃんとやります」みたいな答えが返ってきます。その度に、なんですかその答えは・・・とがっくりきます。
反省ってただ落ち込んで「私はダメだー」と否定して、次はちゃんとやるぞ!なんて抽象的な気合いを入れることじゃないですよね。そもそも抽象的な結論出して改善できるなら「会話力がない」なんて悩んでないでしょう。
友達に10万円貸して、再三言っても返してくれず、毎回「反省してる、次はちゃんとするから!」と言われて納得するんでしょうか。多分その人、次も返さないと思いますケド・・・。
まとめ
- 会話をしないで会話力がつくと思っている謎
- 本番で正規料金を払ったお客様を使って練習する謎
- 「次はちゃんとしよう」で改善できると思っている謎
とにかく、会話力を上げたいなら会話しましょう。会話の練習やノウハウを試したいならお客様ではなく、まずは彼氏や友達、親きょうだいなどでやってください。反省は次同じことが起きたらどうするかを具体的に考えましょう。
会話力が上がらない原因は千差万別で、「これをやると上がる」と言って全員に当てはまるわけではありません。だからこそ私も、いろんな方法を記事にしている最中ですが、それでもまだ不足すぎるくらいです。
でも共通して言えることは「会話してくださいよ!!」です。どんな分野でも行動しない限りは上達しません。スキルが身につくのは、インプットのときではなくて、アウトプットのときですから。
会話上手な人とたくさん話して、相手の物まねができるくらいパクって、パクったことを無意識レベルでできるまで徹底的にやり込んでください。まあ最悪は本でもいいです、とにかく実践してください。まずはお客様以外で。
週に1つパクって実践するだけで、年間54個のスキルが身につきます。月に1つでもいいです。とりあえず、今日この瞬間から謎の行動はやめましょう。
ホステスの心得