お客様との会話が続かない!~ホステスが悩むコミュニケーション能力を高める方法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「お客様との会話が続かない!」「お客様との会話を膨らませることができない!」と悩むホステスは多く、「どうすれば会話を弾ませることができるのか教えて欲しい」と聞くことがあります。
なかにはコミュニケーション能力を高めるようなハウツー本や講習に通うホステスもいますが、コミュニケーション能力が高まった気がせずに悩みが解消できていないことも多いのです。
確かにハウツー本で学ぶことはコミュニケーションスキルを高めるうえにおいて、とても大事なものになります。
でも自分自身でそのスキルを身につけて実践することで、はじめてコミュニケーション能力の向上を実感できるのでしょう。
ここではどのようにホステスのコミュニケーション能力を高めればいいのか、会話の練習方法についてお伝えしていきます。
話題が膨らまないときの会話例
こちらが思っている感情を言葉に出して伝えることは実は難しいことで、伝えたつもりでもあまりうまく伝わっていないということがあります。また本当に伝わっているのかしらと不安になることがありませんか?
例えばお客様の話題に対して、「すごいですね」「良かったですね」と素直な感情を伝えることがありますよね。
コミュニケーションスキルにおいて「共感」することは大事といわれますし、褒める言葉はそこから話を膨らませる大事な要素であることは間違いありません。
でもこの言葉を強調しすぎると、受け手であるお客様にとっては逆に「あまり共感してもらえなかった」と感じられてしまったり、「本当にそう思ってんの?」と反感を感じられてしまうこともあるのです。
また伝えたホステス側からしても、「すごい」「良かった」という言葉以外にどのように自分自身の感情を伝えていいのか分からず、そこにオーバーな表現をつけてしまうことによってどうしても感情が嘘くさく伝わってしまうのです。
会話のなかに自分の思いを入れることで共感を生む
お客様との会話だけではなく友人や知人との会話のなかで、何気なく自分自身の思いを伝えて、その言葉が思っている以上に共感や納得されたということはないでしょうか。
自分自身の言葉に共感してもらえてとても心地よいですよね。この場面では、相手にも同じように心地よさを感じてもらっています。この状況を分析してみるとコミュニケーションには3つの大事な要素があることが分かります。
- 『自分の素直な思い』を伝えると共感や納得を得られることがある
- 素直な思いはうまく伝える必要はない
- 共感や納得を得ることはコミュニケーションの醍醐味である
相手に共感された場面を振り返ってみてください。相手の顔つきや目線、態度など一瞬に変わることに気づくでしょう。
お客様とのコミュニケーションにおいても同じことがいえ、共感を得たり、こちらの言葉に納得をいただくことによって、とても心地よい充実感を感じることができます。
コミュニケーションの3つの大事な要素のなかで、キーポイントなるのが『自分の素直な思い』であることが分かりますよね。ではどのようにして『自分の素直な思い』を伝えればいいのでしょうか。
会話を膨らませるための練習方法
例えば会話のなかで「良かったね」と思うことがあったとしましょう。その内容を深く掘り起こして考えてみます。
- なぜ良かったと感じたのか(より深く考える)
- 良かったことを今後どうしていくべきなのか(考えを進めていく)
- そもそも本当に良かったのか(本音はどうなのか真逆から見る)
冒頭にもいいましたが、ハウツー本や講習などによって言葉の言い回しを学んだとしても、大事なことは『自分の素直な思い』であって、うまい言い回しは必要ではありません。
むしろうまい言い回しによって、ホステス自身の心を見抜かれてしまい、「嘘くさい」「本当に理解しているの?」と思われてしまうのです。
『自分の素直な思い』を伝えるには、自分の考えていることや感情を言葉に代えなければなりません。つまり自分の心に向き合い、自分自身がどのように感じたのか正確に把握することが大事なのです。
そのためにさまざまな方向から自分の思いを分析できるようになると、自分の思考のクセが見えてくるようになり、お客様によって話の方向性が偏ってしまうことがなくなります。
自分だけの常識にとらわれて会話をしていることにも気が付きますから、お客様目線で自分自身の感情を伝えることができるようになります。するとお客様からすると、
「話をしっかりと聞いてくれている」
「話を理解してくれている」
という認識になり、共感や納得を生んで会話を膨らませることができるのです。
ホステスの心得