自己矮小化

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
本記事では、自動思考のひとつである『自己自己矮小化(じこわいしょうか)』について解説します。
自己矮小化とは
自己矮小化は、あまり聞き慣れない言葉だと思います。「矮小化」とは、小さくすること。問題を矮小化する、といった使い方をします。心理学でいう自己矮小化とは、自分を小さく見積もることです。
人間には必ず長所と短所があり、表裏一体です。にも関わらず、自己矮小化する人は、長所や成功を小さく見積もります。つまり、自分に対する評価が低いのです。
別の言い方だと、セルフイメージが低いとも言います。
たとえば、私はホステス時代に年間1億以上の売上がありました。自分で言うのも手前味噌ですが、これはすごいことです。もちろん、上には上がいるし、下には下がいます。
でも、どちらかといえば下のほうが圧倒的に多いのが現状ですから、やはりすごいこと。それなのに、私が「1億なんて大したことない」「もっと売っている人がいるのに、1億程度では価値がない」と言う。これが自己矮小化です。
悲観フォーカスや完璧主義、0-100思考の人は確実に自己矮小化の歪みも持っています。


自己矮小化のパターン
自己矮小化のパターンは、以下のようなものです。
- 前回失敗したから、私には価値がない。
- うまくいったのはまぐれで、私の能力ではない。
- 上手にできたのは○○さんのおかげで、私の努力ではない。
- 今回はたまたま運が良かった。私に能力があるわけではない。
こういう思考がデフォルトなので、褒めても一切受け取りません。会話で表すと、こんな流れになります。






・・・エンドレス(笑)どこかで「ありがとうございます」と受け取ればいいものを、全否定し続けます。そうやって自分を小さく見積もると同時に、短所や失敗を過大評価するので、いつまで経っても自己肯定感が上がりません。
自己矮小化を続けると人に嫌われる
自己矮小化という自動思考の歪みを持っている人は、人に嫌われます。本人は謙遜のつもりだったり、謙虚さを表しているつもりだったりもします。
が、はっきり言って、面倒くさいです。コミュニケーションコストがかかりすぎます。
何を褒めても受け取らないし、何かといえば人と比較して「自分はできない」とアピールするし、勝手に焦って空回りしてミスを増やすし、良いことないです。
また、自己矮小化することで優しい人間を搾取するのがうまいのも事実。人の優しさを利用して、ヨシヨシしてもらおうと必死のカマッテチャンです。
つまり、依存度が高ければ高いほど、自己矮小化の歪みを持っているということですね。
歪みを持った原因は育成歴や挫折など様々ですが、その歪みを延々と握り締めているのはあなたです。その現実をしっかり受け入れて、改善していきましょう。
セルフコンパッションで過度の同一化や分離・孤独の数値が高い人は、自己矮小化の歪みを持っている可能性大です。
まとめ
- 自己矮小化とは自分の長所や成功、価値を小さく見積もること
- 私には価値がない、私のやったことは大したことではない、など
- コミュニケーションコストが高いので嫌われやすい
まだ一部しか書けていませんが、自己矮小化とは大体こういった内容になります。とにかく自分を小さく見積もることで自分を守ろうとするので、周囲の人からするとかなり厄介ですが、本人は気付いていません。
もしもあなたが当てはまるのであれば、この機会に認知の歪みを解決しましょう。
ホステスの心得