売れっ子ホステスになったら考えるべき「その後の人生」
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
売れっ子ホステスとして稼げるようになると、自信もついて気持ち的にラクになりますよね。
『そこで安心する人』と『先を考える人』にわかれますが、安心してしまうとせっかく実績を出せたのに活用できない人生になってしまいます。
将来ホステス業を引退するつもりであれば、なおさらです。ぜひとも今のうちに「先を考えられる人」になっておきましょう。
この記事の目次
「No.1ホステスは人生の通過点」と言い続ける理由
『【図解】結果を出す「目標」「目的」「ゴール」の設定と活用法』でも触れていますが、『No.1という立場』は人生の通過点でしかありません。
ホステスの仕事は、ある程度までは感覚でやっていけます。でも感覚だけでは行き詰る日がきて、売上も伸び悩むことになります。
一生「売れっ子ホステス」として、現場で生きていくことは、ほとんどの人にはできない。
この意味、あなたなら分かりますよね。
また、将来独立したりお店を引き継いだりするホステスさんも、ごくわずかですよね。そうできたとしても、いつ体を壊すかわかりません。
・・・と、どれだけ口酸っぱくこういう話をしても、聞く耳を持たなかった人たちも大勢います。
でも、今回のコロナ禍ではさすがに『売上があっても、ホステス業だけでは厳しい』と実感したはずです。
ホステスとして築いた実績だけでは生きていけない
つまり、今現在あなたが築いた実績のみでは、この先の人生を支えるビジネススキルにはならないのです。
仮に引退して転職したら、またゼロからやり直しになってしまいます。ここまでこんなにがんばってきたのに、もったいないと思いませんか?
なので、今のうちに「実績」を「ビジネススキル」として活用できるようにしておく必要があります。もっと噛み砕いて言えば、
『ホステスとして稼げている間に、ホステスという仕事を通してビジネスモデルを構築できるようにしよう』
ということです。そうすれば、その後の人生がとてもラクになります。
ビジネスモデルを構築できるようになれば、オーナーママになろうがお店を継ごうが、他業種になろうが、結婚しようが、関係ありません。
「何があっても自分で稼げるようになる」のですから、これ以上のスキルはありませんよね。
子どもにだって教えられるし、夫のビジネスサポートもできちゃいます。あなただけでなく、いろんな人の役に立てます。
素晴らしいと思いませんか?
社会から見た「ホステス」という職業の現実
もうあなたも自覚していると思いますが、水商売って堅気の世界ではありませんよね。
納税すらしていない状態であれば、公的にも私的にも、あなたは何年ものあいだ無職だったことになります。
いえ、正しくは「無職だったことすら証明できない状態」です。
その状態で、まともな会社が雇ってくれるでしょうか(さすがにこの記事を読む人に未納税者はいないと思いますが)。
恋愛もそうです。社会的地位のある男性が、経歴の分からない女と結婚するでしょうか。もしも見初めてくれたとして、その人の親族はどうでしょうか。
私のように「生涯独身」宣言をするとして。もしいま、交通事故に遭って歩けなくなったら、どうやって生きていきますか?あなたに何が残りますか?
堅気でない世界に身を置き、堅気でない世界で稼ぐということは、そういうことです。
だからこそ今のうちに、感覚ではなく、ちゃんとビジネスとして成り立たせることができるようなスキルを身につけておきましょう。
ホステスは華やかなだけで社会的信頼は低い
事実、あなたがホステスだった経歴は、履歴書に書けません。書いてもかまいませんが、採用する会社は少ないでしょう。
昔に比べれば、ホステスだった経歴や実績を買ってくれる企業は増えました。それでもまだ、少数です。
どんな仕事も素晴らしく、差別してはならない。これも事実です。でも、社会から見たら信用がないのも受け入れざるを得ない現実です。
「ホステス」という仕事は、そういうことなのです。
プロのホステスとしての自覚とその後の人生設計
プロとして自覚を持つということは、この現実も受け止めるということ。
現実を生み出しているのは、紛れもない私たち自身であると真摯に受け入れることが重要です。
その上で、現場にいる間は少しでも信頼を崩さぬよう努めなければならない。同時に、自分の人生についても準備をしておく必要があります。
「ホステスでなくなったとき」を想定した人生設計を
自分の人生について準備をすると言っても、習い事をするとか、意味もなく資格を取るとかではなく、
『今現在の自分のビジネスがどういう構造で成り立っているか』
を論理的に考えることが何より重要です。
そして、お金の使い方をしっかり身につけ、どの立場になっても自立できるようビジネスモデルとして確立させること。
再現性の高いビジネスモデルをひとつ持つか、再現性の低いビジネスモデルを複数持つか、によっても変わります。
たとえば私の場合だと、再現性の低いビジネスモデルを複数持っていて、
- オーナーママとして独立
- ホテルの客室マネージメント
- ホステスへのコンサル&独立サポート
- ホステスへのコンテンツ販売
- ブログ起業コンサル
- 虐待児への自立更生支援
などにそれぞれを応用してきました。あなたがいま「これに応用できるな」と浮かばないのであれば、応用できるように構築していきましょう。
実績をビジネスモデルに変えるには
そのためにはまず、あなたが顧客に与えているベネフィットを理解しておかなければなりません。ベネフィットとは、
『顧客が商品(サービス)を購入することで得られる利益』
をいいます。たとえば現在の私だと、
『コンサルを受けることで「営業方法が分かるから」売上が上がる』
現役時代の私だと、
『私に相談することで「自分と異なる視点を持てるから」選択肢が増える』
この「」の中がベネフィットになります。ここが理解できているかどうかで、サービスの質も今後の人生も大きく変わるのですね。
難しいと感じるようなら、この記事にあることからやってもいいですね。
実績が出せている今のうちに、ぜひ取り組んでください。