お客様をコントロールしたくなるホステスの心理
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「お客様が飲みに出ているにもかかわらず、自分のお店に寄ってくれない、連絡もくれない!」
とヤキモキするホステスさんは、私の想像を上回るほどいるようです。自分の働いているお店の系列店だったら、なおさら「キィ~!」ってなるんでしょうね。
お客様の行動をコントロールしたくなるホステスの心理
そもそも、『他のお店へ行った→「キィ~!」』の心理は、完全なる支配欲求ですよね。
こういうホステスの脳内にある前提は、「飲みに出てるなら寄ってくれるはず」という何の根拠もないもの。「なぜうちに来ないのか」と言われると、
と言いたくなるのが、私です。売れないホステスほど、この思考ですねー。
ホステス側が依存している状態で、他人軸で生きているホステスほど、この心理に陥ります。
要は、普段やりたくないことをやっているので、その見返りとして「当然来るよね」という、謎のスタンスを持っているわけですね。
この『やりたくないこと』は、いろいろ。
触られたり口説かれたりを我慢してたり、そもそもホステス業が嫌いだったり、イヤイヤ働いてたり、無価値感や無能感を持っていたり。
いずれにしても、自分のメンタル的要因をお客様が満たしてくれる前提なので、「キィ~!」となったり、悶々としたりする。謎です。
ホステス現役時代の私ならどう考えるか
私も、系列店のあるお店で働いていたし、オーナー当時は3店舗経営していたので、気持ちはわからなくもないです。
また、私に隠れてこっそり他店へ飲みに行くお客様もいました(バレてますけどw)。そこで思っていたことは、
- どのお店で飲むかは相手の自由
- うちに来るかどうかは相手の問題
- ときには違うお店で飲みたいときもあるだろうし、そのお店でなければならない理由があるときもある
- うちではできない飲み方がしたいときだってある(口説くとか?笑)
- 特に理由はないのに選ばれなかったということなら私に問題がある
- 次は選ばれるように努めるのみ
ということです。その場で、お客様に連絡をすることもない。
せいぜい、遠回しに「全部知ってるけどね」という空気を醸し出し、お客様が口を滑らせ、慌てふためいている姿を楽しむくらい?笑
というか、私自身が脳内オッサンなので、放っておいてほしい人なんですよね。
気晴らしの先で電話かかってくるなんて、縛られてる感がして、ゾッとします。
仮に「帰りに寄ろうかな」と思っていても、連絡が来た時点で絶対行かない。下手したら二度と行かない。
・・・という性格なのが、一番の理由ですね、放牧主義なんで。
最優先は『お客様が何を喜ぶか』ではないのか?
『他店に行った→「キィ~!」→連絡!』という思考行動に直結するホステスさんは、お客様よりも自分が優先なんですよね。
もちろん、そう行動した結果、売上につながることもあります。でも、こういう思考行動の人って、考えず他の人にも同じことをしますよね。
万が一、行動にしなかった場合であっても、思考は同じなので、結局ストレスを感じるし、コントロールしたくなる気持ちは同じのはずなんですよ。
私も、相手によっては「まさかそこで終わらないよねー?w」と連絡するときもありました。
でも、それは私がストレスだからではなく、そうすることを喜ぶ相手だからです。
結果的に来なくても、それはそれでいい。その電話1本で、喜んでくれることが目的。
だけど「キィ~!」ってなった時点で、その電話は、自分が喜ぶことが目的のはず。
そこ、おかしくない?
って思うわけですよ。そしてそんな思考だから売れないし、お客様が他店へ行くんだよ・・・と。
まとめ
- 何でうちには来ないの?→支配欲
- 何でうちには来ないの?→その程度しか関係性を築けていないから
- 何でうちには来ないの?→自分の利益しか考えてないから
あなたも、もし他のサイトを読んでるときに私から電話が入って、「どうして私のサイト読まないの?」って言われたら怖くないですか?(笑)
余談ですが、詐欺や宗教ビジネスは、
- 他のところ(同業)には行くな
- うちのほうが絶対に優れてる
- (購入を)人に相談するな
- 今この場で決めろ!
- こんなにあなたのために時間と労力を使ってあげてるのになぜ他に行くのか
- 別の商品を買う人は存在価値なし!
がセオリー。「どうしてうちには来ないの?」という思考の人と似てませんか?( '∇')ウフフフフ
健全な人間関係の構築を望むなら、改善したほうがいい思考ですね。
ホステスの心得