売れっ子ホステスが引退後も稼ぎ続ける理由
こんにちは。銀座ホステス水野です。
「ホステスを引退しよう」と思ったことはありますか?長くホステスをやっていれば、誰もが一度は『引退』を考えたことがあると思います。
それは、売れっ子ホステスも同じこと。きらびやかなホステスたちもいつかは夜の街から去ります。
中にはママになって長年活躍する女性もいますが、それは一握りでしょう。それにママになってもいつかは引退する日がやってきます。
私は銀座ホステス歴8年。その前は銀座の美容室でヘアメイクをやっていたので、長年ホステスを見てきています。
テレビやネットを見ると元ホステスのライターや占い師などもいますが、今回は私が直接見聞きしたホステスたちのその後です。
結婚するかなにか違うかたちの接客業をやるパターンが多い
引退後結婚するホステスは多いです。ただパターンはそれぞれで、
- そろそろ引退したくて、ちょうどいい男性と結婚
- 引退を視野に入れているときにたまたまいい男性と出会い結婚
- シンプルにいい男性と出会い結婚
等がありました。ちなみに結婚している黒服の奥さんも大抵元ホステス。個人的には一緒に働く黒服は仕事仲間としてしか見ていないので、
「一体どこで恋愛関係に発展するのだろう?」
と思ってしまいますが、そこは人それぞれ。中には密かに愛を育んでいる人もいるのでしょう。
ヘアメイク時代の男性上司はお客さんであるホステスと結婚して一緒にお店を切り盛りしていました。
人生はいろいろあるもので、中には結婚して一度上がったけど別れて戻ってきたホステスもいます。では結婚以外はどうなのか?
- 自分で小さな飲み屋をやる
- 自分でバーをやる
- 自分でご飯屋さんをやる
- 寿司屋や鰻屋などの女将になる
- クラブではないカジュアルな飲み屋で働く
- 元々やっていた仕事をやる
- 就職する(学生の場合)
パッと思いついたところでこんな感じですかね。独立心の強い人や目標がある人はいいですが、
『なんとなくホステスをやっていた』
というホステスは、年齢や売上で働けなくなってきたとき、ランクを下げて雇ってくれそうな飲み屋で働いている印象があります。
元ホステスの寿司屋の女将がすごい
先日お客様Sさんと久々にとある銀座のお寿司屋さんへ行ってきました。
そこの女将の年齢は70歳。70には見えないほど綺麗なんです!品があり、どこか色気を感じさせます。
「若いころはさぞかしモテただろうな」と容易に想像がつく美貌。どうやら昔ホステスをやっていて自分でこのお寿司屋さんを出したそう。
Sさんは常連で女将と仲良しなのでSさんがお店へ行くと、女将がシャンパンを飲みにやってきます。(元々は私がSさんに紹介したお店なんだけどな〜笑)
元ホステスらしく、まずグラスを持つ仕草が綺麗。そして、
「シャンパンじゃないと喉が潤わないの〜」
どうせならホステスで学んだことを引退後も生かせるように
Sさん曰く、毎度季節のご挨拶も女将から届くそう。そういう気遣いがあるからこそSさんも銀座の寿司屋といったらここを選ぶのだろうと思います。
現役ホステスから見ても本当に学ぶべきことが多い。
仮に結婚して引退しても、ホステスとして学んできた相手に対する気遣いは結婚生活でも生かされるのではないでしょうか。
ちなみに私は今、現役ホステスのHちゃんと一緒に昼職で営業の仕事をやっています。会社側からはホステスで鍛えられた話術と振る舞いを期待されています。
「内容は昼職とはいえ、本質はホステスと同じだな」と思う毎日。少しでも経験を生かしていきたいですね。
「ホステスとして極めたら、他のことやっても成功する」というのはその通りだと思います。
でも書かれてあるとおり、当たり前のことを当たり前にできるように頑張っていきましょう。
ホステスの心得