売れないホステスがいつまでも売れない理由とは

売れないホステスがいつまでも売れない理由とは
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^

過去の私も含め、売れないホステスには『売れない理由』があります。

  • 容姿
  • 接客態度
  • 会話スキル

など、いろんな要因がありますが、その結果を生み出しているホステス自身のメンタル面で言えば、依存心が高く、自立できないからです。

これが育成歴からくるものなのか、学校や社会での挫折なのかはさておき、(ストレスしかないのに)その人がいないと自分が困る状況を自ら作っているのは否めない事実です。

『売れないホステスを脱したければあなたが変われ』の真意

支配されたくないのであれば、その人がいなくてもやっていけるだけの力をつけなくてはなりません。結婚で考えると分かりますよね。

  • あなたが専業主婦
  • 夫が暴力をふるっている

この環境から解放されるには、夫がいなくても生きていけるだけのものを持つことが大前提になります。

そこには、きっといろんなことが必要になるでしょう。たとえば、

  • 居住確保や弁護士費用、その後の生活など諸々の経済力
  • 相手がどう出ても「絶対に離婚する」という固い決意
  • 子どもがいれば1人で育てる、一旦どこかに預けるなどの覚悟
  • 不安や恐怖と戦う勇気
  • 仕事を探したり、離婚調停や裁判などで生じる労力とストレスを乗り越える精神力
  • 誰かに頼り手を貸してもらう選択肢の受容(行政含む)

ざっと挙げても、これだけのことをしなければならない。これを、

 

私にはできない
子どものため
分からない

など、いろんな『やらない理由』を探し出して、夫の経済力に依存していたのでは、一生殴られることになってしまいます。

※ここではあえて暴力支配による洗脳状態や監禁等は度外視しています。

その状況を選択しているのは、実は自分自身

仕事も同じです。質の悪い顧客にすがっているうちは、売上は一生上がりません。

質の悪いお店にすがっているうちは、質の良いホステスになんかなれません。

そこから抜け出したいのであれば、その人たちがいなくてもやっていける力を持ち、自立するしかないのです。

質の悪い環境や人間関係を選択し続けるのは、他の誰でもない、あなた自身です。

あなたがどんな言い分を持っていようと、結論はこういうことです。だって、相手は変わらないのだから。

私は依存型ホステスなの?疑問に思ったら

『自分が依存型ホステスかどうか?』で悩んだら、以下項目を参考にチェックしてみてください。

▼ 依存型ホステスチェックシート

  • 人間関係でつまづくことが多い
  • 感情論で人と話すことが多い(そもそも感情論と理論の区別がつかない)
  • いつも何かしら不満を抱いている
  • 思い通りにならないことへの執着心が強い(ずっと考える、言い続けるなど)
  • 自分が全部悪い、または相手が全部悪い、など極端な思考
  • 嫌われること、悪く言われること、バカにされることに異様に敏感
  • 自分のことが嫌い、自信が持てない、持ち方が分からない
  • 混乱しやすい
  • 言いたいことが言えない、言うと言い過ぎる、など極端
  • 考えても分からないことは放置することが多い
  • 人と違うことをするのは不安、人が何をしているか、自分をどう思っているかとても気になる
  • 自分の考えや意見を言えない、言うと怒られると思っている
  • 返事をくれない人、来店しない人、安く済ませようとする人、自分に対してお金をたくさん使ってくれない人は傷つく
  • なぜか色恋になることが多い
  • 継続した努力やコツコツと積み上げていくことができない

たくさんチェックがつけば、それだけ依存型ということになります。

よく聞く「共依存」の正体とは

依存型は『支配者』とイコールです。

表に出すか出さないかはさておき、自分の思い通りにならないことに傷付き不満を抱き、相手を批判的にしか見れないのが常であれば、十分支配性が高いということになります。

共依存とは、互いに依存し合うことを言いますよね。暴力加害者は、自分よりも弱者がいないと暴力をふるえないので、弱者に依存します。

その弱者として選ばれる人は、実は自分も支配者で、相手のほうが強い場合に限り、弱者になります。

DVを受けている親が子どもに虐待をする、という連鎖がまさにソレです。

支配される側は、よほどの屈強な精神がない限り、自己の精神バランスを保つために他者を利用する。

これが『共依存の正体』であり、私の分野だと『加害連鎖』となります。ホステスに置き換えた場合、

  • 何かしらの場所で他者から支配されている人
  • 依存型ホステス

これが互いに共依存となり、互いに必要としているので、結びつきやすくなるわけです。

売れないホステスさん、よく考えて。

誰かの支配下で毎日疲弊して、それでどうして仕事を楽しいと思えるでしょうか。

そんな人と毎日接していて、どうお客様を好きになれるでしょうか。そんな環境の中で、どうして自分を好きになれるでしょうか。

そんな状況で、どう自分に自信を持てるでしょうか。なれるわけがない、と分かりますよね。あなたは確実に、これを分かっているはずです。

ただ、そこに何かしらのメリットがあり、それを選択し続けている。違いますか?

『がんばりたくない自分』や『できない自分』と向き合わなくていい。誰かに依存していれば、誰かのせいにできるし、私は悪くないと言える。

誰かに依存していれば、自分で考えなくてもいいし、考えた結果の責任も取らなくて済む。誰かの支配下にいれば、ラクになるし、保護してもらえる。

自分を嫌いなままでいるために、悪いところやできないところばかり考えて、「それはあいつのせいだ」と言ってしまえば、全部正当化できる。

違いますか?私はそう思ってましたよ。

売れないホステスだったころの私

子ども時代からずっと『今日を生き延びること』にすべてを費やしてきたので、もう考えたくなかったですね。

誰かのせいにしたかったし、私は何も悪くないと思いたかったし、

 

玲那
玲那
誰か1人くらい私を保護してくれてもいいじゃないか

 

って思ってました。

 

玲那
玲那
なんで私ばっかり!

 

と思ってたし、私以外の人はみんな苦なくいろんなことができるように見えたし、幸せそうだった。ずるいとか、羨ましいとか、全部ぶっ飛ばして、

 

玲那
玲那
できることなら街中で散弾銃ぶっ放してやりたい!!

 

と思ったことも数え切れない。

 

玲那
玲那
笑ってるヤツはみんな死ねばいい

 

と心の底から思ってました。当時はやっぱりクソ客様も多かったし、仕事はストレスでしかなかったですね。

支配性の強い人は売れっ子ホステスが苦手

支配性が強い人は、売れっ子ホステスが苦手です。なぜだか、分かりますよね。そう、依存させてくれないからです。

自分の考えや意見があり、それを主張できる上、相手との距離感をはかることができる。つまり、思い通りにならないので、おもしろくないのです。

クソ客様から脱却するには

何度も言うように、人は変えられません。クソ客様を変えようとがんばったところで、あなたが変わらない限り、何ひとつ変わらないどころか、悪化します。

支配性の強い人は、こちらのほうが強いと分かれば、手のひらを返します。

途中から態度を変えると若干面倒で、ひと悶着ありますが、そのまま支配されているよりはマシです。

依存先を乗り換えていくのではなく、依存しないでいられる自分になること。「私はこう生きていきたい」という姿勢や価値観を見せていくこと。

これがとても重要なのです。凛とした自分を見せていくことは、顧客を守るためにも、売れるためにも、非常に大切です。

クソ客様が来なくなったら売れないのか?

あなたが変化していくことで、クソ客様も態度を変えるでしょう。その変化も、人それぞれ。

罵って去っていくかもしれないし、心入れ替えて行動を改めてくれるかもしれないし、他の子に乗り換えるかもしれない。

それをいつまでも恐れていたら、あなたは一生クソ客様に好かれることになります。

とはいえ、あなた自身も、いきなり手のひらを返すように変化すると、売上も心配でしょう。だったら、顧客を総入れ替えするつもりで、準備を始めましょう。

DV男との離婚と同じです。準備が整うまで、と思えば、ストレスも少し違って見えるはずです。

心配しなくても、クソ客様が1人も来なくなったところで売上は下がらない(むしろ上がります)。

まとめ

  • 精神的自立ができていないから
  • 人を支配したい気持ちが強いから
  • クソ客様は自立した女が嫌い

あなたがやるべきことは、スキルやノウハウ云々ではありません。その前に、まず精神的に自立すること。

共依存体質を改善し、良客を掴める自分になることです。

スキルをいくら身につけても、混乱したり自分で答えを出せず決断できないメンタルや思考のままでは、適切には使えません。

相手をコントロールするのではなく、自身をコントロールする術を身につけましょう。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴13年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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