ホステスには「根拠のない自信」も大切

ホステスには「根拠のない自信」も大切
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こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^

あなたは、自分に自信がありますか?私はあります、まったく根拠はないですが(笑)でもこの根拠のない自信、ホステスには本当に大事です。・・・と、今はそう言える私も、昔はまったく自信のない人間でした。

自分自身にも自信がないので、ホステスとしても当然自信がない。

20代前半までの私は、自分のことが大嫌いでした。そんな私から「自信を持てずにいるあなた」へ、実際に私が取り組んだことからひとつ、お話ししたいと思います。

根拠のない自信どころか「自信の持ち方」がわからかった

そもそも私は、自分にまったく自信がなかった人間です。自信どころか存在自体が許せず、自分という人間がこの世にいることに対して嫌悪感いっぱいでした。それは確実に、育った環境の影響だと思います。

そんな私なので、どうやって自信を持てるようになったの?とよく尋ねられます。売れないホステスさんの90%は、ホステスになる前から、自分に自信がない状態です。

「お客様に愛情をたくさんいただいて自己肯定力が付いたから」と言えば聞こえは良いですが、恐らく自信が持てない人にとってはピンとこないはずです。だって、自信の持ち方そのものが分からないわけですから。

それ以前に、その愛情を向けられる存在になれないでいるホステスさんのほうが大半なわけで。もちろん私もそうでした。だから、自信を持てないでいるホステスさんたちの気持ちは、多少は分かるつもりです。

根拠のない自信は「自信ってなに?」から始まった

私に仕事を教えてくれたのは、トップクラスのセールスマンです。

彼は非常にコミュニケーションスキルが高く、言語化に長けた人でした。私に発信力がついたのも、彼とたくさん会話をしたおかげです。24歳のとき、彼に「自信ってなに?」と尋ねました。彼の回答は、こうでした。

自信は、自分を信じると書くだろう。でも人間だから、いつもうまくはいかないし、不安になることもある。絶対無理だと思うこともある。その自分自身に『大丈夫、おまえなら絶対にできる』と言ってやることも、自信。

自信が持てずに不安なとき、尊敬してる人やすごい人にそう言ってもらえるとやれるような気がするだろう。『信』は「人が言う」と書くからな。それだけ言葉には力があるってことだ。

だから、意識して自分にそう言い聞かせることも必要。

大丈夫、私ならできる。

そう思えない当時の私にとっては、自分自身にそう言い聞かせることすら、無駄に思えました。その言葉の持つ力以上に、どうせ・・・という私の思考が勝っていたので、彼の言葉すら信じることができなかったんです。

だって、どんなに思っても子どもの私には親の暴力をどうにかすることなんてできなかったし、家を出たくても16歳になるまで出られなかったんですよ。どうせ信じても報われない。そう思うのも当然の流れだと思います。

私が実践した自信を持つための土台作り

それからよくよく聴いていると、お客様やママ達から、

「大丈夫、玲那ちゃんならできる」

と言われることがたくさんあることに気付きました。些細なことだけど、何かしらそう言って励ましてくれる人達が身近にいた。私だけが勝手に『どうせ無理だし』と言っていたんだ、と知ったわけです。

だからといって、すぐには『私にもできるはず!』とは思えませんでした。だから私は、自分自身で「大丈夫、私はできる」と最初は思えなかったけれど、

 

秋好玲那プロフィール
玲那
○○さんは大丈夫だと言ってくれた。あの人がそう言うってことは、私にもできるのかもしれない。

 

と言い聞かせるところから始めました。自分を信じられない代わりに、自分を信じてくれる人、すごいなと思う人、大好きな人の言葉を信じたんです。

冷静に考えれば「自信がない」にも大した根拠はない

同時に、私の「どうせ無理だし」には何の根拠もない、と思いました。親や親族からそう言われて育ったのは確かで、私は彼女達の要求に応えることができず、無能な人間だと思っていました。たとえば、

  • 大人でも難しい書籍を理解できない
  • 母と同等の教養を『今すぐ』身につけられない
  • 周りが望む成績を出せない
  • 大人ができることをできない

などがありましたが、できなくて当然ですよね、子どもなんですよ(笑)成績に至っては、勉強以前に親が教科書燃やすんですよ?(爆)容姿についても、もっとも罵ったのは母でした。

ブス、顔がでかい、何着ても似合わない、センスない、スタイル悪い、骨格悪い、人間とは思えない、痴漢や変態さんにも遭わないほど女として魅力がないなんてクズ!その他諸々。

いやだから、まだ保育園とか小学生とかだし、痴漢や変態に愛される女の魅力なんかいらんだろw・・・って話ですが、物心ついたときからずっとこれが日常なので、ホステスになって美人だとか言われても、

 

秋好玲那プロフィール
玲那
はあ?何が目的でそんなウソつくの?

 

と本気で思ってたし、人前に出ることが苦痛でした。でもこれら全部、他人(親だけど)から刷り込まれたもの。だったら、別の他人の言葉を新たに刷り込めばいいんじゃない?と思ったわけです。

売れっ子ホステスも「他人の言葉」で自信をつけた

セッションで言えば、全員が『自信がない』『不安』『焦り』を抱えて申し込んできます。今一番の売れっ子ホステスも、それはそれは自信のない子でした。

自信なさすぎて『これつけてると成功する』的な怪しい高額の数珠買ってみたり、お客様そっちのけで他の子気にして『自分の劣っているところ』探しに夢中だったり。ある意味、自信を失うことに余念がない状態(笑)

セッションでもとにかく、

 

ホステス
不安です
私でも大丈夫でしょうか
ホステス
ホステス
私にできるでしょうか
荷が重すぎるんじゃないでしょうか
ホステス

 

などのオンパレードでしたが、私は彼女なら絶対にできると思っていたので、「大丈夫、あなたならできるよ」と私が自信を持って伝えていました。彼女もまた、現場で不安に駆られながら、

 

ホステス
玲那さんは「できる」と言ってくださった。玲那さんがそう言ってくださるんだから、できるはず!

 

と、私の言葉を信じて、取り組んでくれた。やがて経験が実績になり、不安を口にすることもなくなり、自信を持って邁進していけるようになりました。この積み重ねの結果が、圧倒的な売上を誇る売れっ子ホステスです。

「根拠のない自信」は育てていくもの

自信は、ある日突然降ってくるわけではありません。誰かがいきなり、あなたにくれるものでもありません。これは、お金を払ってコンサルやアドバイスを受けても、同じです。あなた自身が、あなたの行動で育てていくものです。

もう「自信がないから動けない」からは卒業しましょう。

最初は小さな「信じる」から始めよう

もしあなたが自分に自信が持てないでいるなら、

 

ホステス
あの人はできるだと言ってくれた。できるかな、できるかも

 

くらいから始めてみてください。できなかったとしても、自分を『ダメなヤツ』と思う必要はまったくありません。

私はやっぱりだめだ~と悩むくらいなら、分析し、対策を考えてください。何が失敗の原因だったか、次に同じことが起きたらどうするか。

自分で対策が浮かばないなら、人の脳みそを借りましょう。

 

ホステス
こういうとき、玲那さんだったらどう考えて、どう判断(行動)するかな

 

というように、人の価値観で考えることです(間違っても「私がREINAさんだったら」にならないように!!)。

 

人に自信をもらったっていいじゃない

必要であれば、誰かに「大丈夫」と背中を押してもらいましょう。先述した売れっ子ホステスさんは、

 

ホステス
大丈夫だとは思うんですけど、不安なんです。玲那さんに背中押してもらえたらできると思うんです、大丈夫って言ってください!!

 

って今でも言ってますし、私も仕事を教えてくれた彼に「大丈夫だと言ってくれーい!」とヘルプを出すことがあります(笑)でもそれでがんばれるなら、それもアリじゃないですか。

自信が持てずに立ち止まって、できない理由探しに時間を使うより、ずっといい。

育った自信にはちゃんと根拠がつくから心配なし!

こうして、ひとつひとつ小さな行動を積み重ねて、自信を育てていくんです。そうして掴んだ自信は、ちゃんと「私はこれだけやってきた」という根拠のある自信に変わります。だから最初は、根拠なんかなくたっていいんですよ。

同じ「あの人がこう言ったから」に囚われるなら「あの人ができると言ってくれたから」に囚われたほうがいいじゃないですか。

同じ『誰かに洗脳される』のなら『自分が望む未来を手にできる洗脳』を受けたほうがいいじゃないですか。

ただ、人はどうしても悪い影響を受けやすい。これはネガティブ云々じゃなく、自分を守る術であったり、その場に適応するためであったりなど、本能的なものもあります。

流されるままに妄信するのではなく、意識して「何(誰)を信じるか」を選択していくことが重要なんです。それだけでも変化は感じられると思います。

今の自分を励ましてくれるのは過去の自分だけ

最後にちょっと余談。

以前TVを見ていたら、恋愛相談に壇蜜さんが応えているシーンがありました。相談内容は「二股かけてる、どっちも切りたくない」というものでしたが、その回答の中で壇蜜さんが、

「自分に自信をくれるのは、過去にがんばった自分しかいない。今の自分を励ましてくれるのは、過去の自分しかいない」

と言ったんです。この言葉はかなり心に刺さりました。

本当に、その通りなんですよ。私もそうです。過去に精一杯がんばった自分がいるから「私なら大丈夫」と今の私は思えている。現状から逃げていては、自信はつかないのです。

自信が持てないと悩んでいるあなたも、きっとあなたなりに努力はしてきたはずです。でも、肝心要のときに逃げていませんか?過去のあなたは、今のあなたを励まし「大丈夫」と背中を押してくれますか?

もし答えが「NO」であるなら、今から取り組みましょう。未来のあなたを励まし、自信をくれる人は、今のあなたしかいないのです。

まとめ

  • 自分を信じられないなら他人の言葉を信じればいい
  • 育った自信には必ず根拠がついてくる
  • 未来の自分に自信をくれるのは今の自分しかいない

 

こんなサイトを運営していて言うのも何ですが、極端な話、ホステスとして大成しなくてもいいんです。売れなくたっていい。ただ、目の前のことを精一杯やってみてください。これ以上ない、今までにない、というくらいに。

そうしたら、必ず自信を持てるようになります。実体験上、また大勢のホステスさんたちを見てきた経験上、言い切れます。その自信は、ホステスを引退した後もずっとあなたの財産として残ります。

・・・でも自信がつくと、ホステスとしても結果を出せます。大丈夫です(笑)小さな成功体験をたくさん積み上げていってください。

 

 

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴13年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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