夜の仕事のストレスは知らないうちに蓄積している~意外に気付かないストレスは

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「お客様と雑談して、お酒を飲んでいるだけでお金が稼げる!」
このように楽に稼げると思って夜の仕事に飛び込んできた人も多くおられます。
ホステスになるきっかけは人それぞれですが、昼間の仕事よりも給料がいいということで始めている人は少なくありません。
しかしお金を稼ぐということは、それだけ大変な仕事だということ。そう理解しておかねばなりません。
お客様から嫌なことをいわれることもあるし、別のホステスから嫌味をいわれることもある。お酒の飲みすぎや寝不足で体調を崩すこともあります。
夜の仕事を続けるには、どのようなことでストレスになっているのかをきちんと把握して、どのように対処すべきか考えておかねばなりません。
夜の仕事のストレスは知らないうちに蓄積している
夜の仕事を始めるときに、お客様やお店の中での人間関係やお酒の飲み過ぎ、睡眠不足による体調不良など、承知の上の人も多くおられます。
自分は知らない人とお話しするのも嫌いじゃないし、お酒も結構強いほう。昼寝て、夜行動するのも今までしてきたことだから大丈夫。
そのように考えて、夜の仕事は自分の適職だと飛び込んでくる人は多いものです。
しかし夜の世界に飛び込んでみると、みんなが想像する以上に大変な仕事だということに気づかされます。
それでも昼の仕事よりも圧倒的に給料もいいので、何とか頑張って続けようとする人がほとんどです。
するとどんどん知らない間にストレスが蓄積し、自宅でもリラックスできなかったり休みでもゆっくり眠ることができなかったり、人と会うのが億劫になったりすることがあります。
そのままうつ病などの精神疾患になってしまう人も少なくありませんから、普段からストレスケアをしておかねばならないのです。
夜の仕事の意外に気付かないストレスは
お客様との距離感
夜の仕事をしていて、お客様との距離感は一番ストレスになる部分です。
お客様にはいろいろな方がおられ、とても穏やかで上品なお客様もおられれば、ホステスに対してとても嫌な言葉を投げかけてくる方もおられます。
しかしすべてはお客様ですので、自分が気に入っているお客様だけではなく、できれば関わりたくないと思うお客様でも同じように接客しなければなりません。
またお客様のなかにはホステスに対して身の上話を告白されるような方も少なくありません。
ホステスを信頼してのことですから、 それ自体はホステスにとって喜ばしいことかもしれません。
ただこういうお客様との接客においても親身になりすぎて距離感が近すぎてしまうと、自分自身が疲れきってしまうのです。
つまり常に自分自身の心をコントロールしていないと、うまくお客様との距離感を取れないということ。
夜の仕事で長くやっていくためには、お客様との駆け引きを上手に行わねばなりません。
あくまで適度な距離感でお客様に接客できるようにコントロールしなければならないのです。
ホステス同士の人間関係
夜のお仕事ではお客様とホステスとの時間が主になりますので、それほど別のホステスに気を使うことはないと考えて入ってくる人が少なくありません。
しかしそれほど広くないお店の中で、女性同士特有の人間関係は、知らない間に大きなストレスとなっています。女性同士の人間関係では、
- 派閥
- いじめ
- 悪口
- 嫉妬
などによっていがみ合うことがありますが、夜の仕事となるとお金も絡んでくることからさらにそれらが陰湿となっていることがあります。
ただそのような人間関係を、単純に「陰湿」と取ってしまうのか、「成功するために死に物狂いでやっている」と取るのかによって意味合いは全然違います。
あなたはホステス同士の人間関係をどう考えますか?
髪質や肌質の悪化
夜の仕事を始めた途端に、髪質や肌質がボロボロになっていくという人がおられます。
先ほどから述べているようなストレスの積み重ねによるものもありますが、昼と夜の逆転生活をしているなかで身体に対してストレスを積み重ねているということも原因です。
夜の世界だけではなく、昼の世界においても成功している人を見ると、しっかりと自己管理をしていることが分かります。
あなたの髪や肌の荒れが、どんどんひどくなっている原因を考えてみてください。
面倒だからといって外食が多くなったり、栄養バランスが悪かったり、睡眠をしっかりとっていなかったり、運動不足になっていたりしていませんか?
健康的な生活習慣の積み重ねは、後々自分の身体においてとても大きな影響を及ぼします。
もし夜の仕事を長く続けて、しっかりと稼げるようになりたいと考えているのであれば、まず自分の足元から整えていくことが大事なのです。
ホステスの心得