揺るぎない信頼関係を構築する大切さ
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
突然ですが、問題です。
月に1度ご来店くださるAさんと、食事の約束をしています。ところが、当日になって、常連のB社長(元はママのお客様)から、食事のお誘いが入りました。
あなたは、どっちに行きますか?
多くのホステスさんが、どちらが得か、を考えます。当然、B社長を選ぼうとする人が圧倒的。
断って、ご機嫌を損ねてしまったら売上に響きますし、ママに死ぬほど叱られるかもしれません。
そこで、結果的にB社長を取るホステスさんが多いのです。でもこれ、残念ながら、最悪のパターンです。
信頼関係の土台をつくる
私は現役時代、どんな相手であろうと、どれだけ常連であろうと、約束は先着順でした。
「俺の誘いを断るとは何事か」と、電話口で怒鳴られたこともあります。
でも、先約があるなら断る。よっぽどのことがない限り、約束は変更しない。「それが嫌なら、もっと早めに誘ってください」と貫いていました。
だからといって、あなたに、
と言っているわけではありません。要は、「私は、人との約束について、こういう姿勢を取っています」という土台をつくり、貫くことが大切なのです。
この姿勢が、『あなたがどんなお客様をつかめるか?』に響いてきます。
だからこそ、その場その場で右往左往せずにすむように、ある程度のマイルールを決めておくことが重要なのです。
小さな約束を守る=信頼
私は、コンサル生さんたちに、
と、事ある毎に言っています。
「こいつだけは裏切れない(裏切らない)」とお客様が言うくらい、確固たる土台を築くことは、良客をつかむ上で必須条件です。
そのためには、信頼関係は欠かせません。信頼関係を築くためには、小さな約束を必ず守っていくことが重要になります。
小さな約束を守れない人に、大きな仕事は任せられません。小さなことをおろそかにしないからこそ、ここぞというときに頼ってもらえるのです。
土台がないところに何を積み上げようと、人差し指で突いた程度で全部崩れ去って終わります。
自分で信頼を築いたつもりでも、その信頼はレンガや鉄のつもりでも、お客様からみたら豆腐かもしれないのですよ。
信頼が本物ならお客様は応えてくれる
これは、お客様が実際に私に言ってくださる言葉です。
これだけの信頼が築けたら、本当に約束を変更せざるを得ない事態になっても、信頼を失うことはありません。
でも、信頼はカンタンには得られない。
だからこそ、小さなひとつひとつの約束を徹底的に守って、小さな信用を積み上げていくことが大事です。
約束をおろそかにする人は、自分も約束を守ってもらえません。「ドタキャンが多い」という状態なら、よーーーーく振り返ってみてください。
あなた自身が、だれかとの約束をやぶったり、テキトーな扱いをしたりしていませんか?
あなたが得た信頼が本物なら、必ずお客様は応えてくれます。
ホステスの心得