【要注意】水商売から抜け出せなくなる前に知って欲しい真実

自分でお店を経営したいわけでもないし、水商売をやめてやりたいことも、特にない。
キャバ嬢やホステスは楽な仕事ではないけど、会社員の何倍も稼げるから、昼職で働く気持ちになれない。そんなあなたに読んでほしい、今回の内容。
実は、ナイトワークは『期間限定の仕事』と割り切って、辞めるタイミングを決めて働かないと、取り返しのつかないことになります。
もし、あなたが今後結婚したいなら、悪いことは言いません。水商売は、20代で足を洗いましょう。


と、思うかもしれません。一生、夜の世界で生きる覚悟があるのなら、この記事は読む必要はありません。
しかし、「そろそろ潮時。いつかは卒業しなくては」と感じているのであれば、このまま読み進めてください。
なぜ、若いうちにナイトワークを辞めるべきなのか、理由を解説していきます。
この記事の目次
なぜあなたは水商売をやめられないのか?
水商売を始める理由は、人それぞれ。
- 学費や留学費用を稼ぐため
- 家庭が貧しかったり親の借金の肩代わりのような家庭の事情
- ブランド品や海外旅行など趣味にお金が必要なため
多くの人は、『割りのいい稼げるアルバイト』という感覚から、水商売を始めた人が多いでしょう。
同世代にくらべてはるかに高い給料をもらい、いいマンションに住んで、ほしいブランド品も買える。
あなたが水商売を辞められないのは、上げてしまった生活レベルを下げられないからでしょうか。
それとも、夜の世界でしか働いたことがないので、新しい仕事につくことが不安なのでしょうか。
いずれにせよ、これから説明する【水商売を長く続けるリスク】を知り、今後の人生設計をしっかり行うことが肝心です。
水商売を長期間続けるデメリット
ナイトワークを本業として長く働いていると、贅沢な生活ができたり、チヤホヤされたり、人生勝ち組のような感覚を得るかもしれません。
しかし、花の命は短いもので、水商売を長く続けすぎてデメリットにつながる場合もあることを、これを機に知っていただきたいです。
昼職に戻るのが大変
最終学歴以降、水商売しか経験したことがない人は、要注意。
キャバ嬢やホステスを本業として何年も働いていると、昼職で働くことが困難になります。理由は2つ。
1つは、お給料が低すぎて、モチベーションが下がること。もう1つは、一般常識やキャリア形成が未熟なため、採用に至らないこと。
あなたがもし会社員として就職した場合、キャバクラやクラブで働いていたころのお給料の半分以下になるのは、目に見えています。
半分以下ならまだしも、1/3もしくは1/4以下に減ってしまうことも、大いにあり得ます。

と、仕事に対するモチベーションが保てずに辞めてしまうパターンが多いのです。
そして、キャバクラやホステスとして働いていた期間を、採用側にキャリアと取られずに、就職に不利になる場合があるのも事実。
『社会人として必要な一般常識が備わっていない』というイメージがあるため、残念ながら採用まで至らないようです。
もし、コネを使わずに昼職に就くには、資格なり実績なり、あなただけの強みが必要なことを覚えておいてください。
ナイトワークを逃げ道にしてしまう


そう感じて、昼職を辞めてまた水商売に戻る人が多いのです。
「ダメならまた水商売に戻ればいいや」と、ナイトワークを逃げ道にして、昼職が長く続かないのです。
「この仕事辞めても、別にキャバクラで稼げばいいし」という考えを捨てないと、昼職で継続的に働くのは厳しいでしょう。
金銭感覚が狂う
先ほどお伝えした通り、夜の世界で得ていた給料を会社員で稼ごうとしたら、大きな結果を出すか、長期間働いて役職につくかのどちらかでしょう。
下手したら、会社員の月給分を1日で稼いでいた夜職の方も、中にはいるかもしれません。
1日何百万というお金がお店を飛び交い、金銭感覚が一般人とかけ離れてしまうと、戻すのがとても大変です。
会社員の月給が手取り20万円だとしたら、週5日働いた場合1ヶ月の稼働は20日。
20日働いて手取り20万円の場合、単純計算して1日1万円を稼ぐということですよね。
あなたがキャバクラやクラブでもらっている日給は、いくらですか?比較すると「安すぎて昼職では生活ができない」と感じるかもしれません。
住む場所も、お給料に合わせて下げなければいけないですし、生活費もやりくりしないと破産してしまいます。
一度上げてしまった生活レベルを下げられずに夜の世界に戻ってきてしまう人も、実は多いのです。
信用を得られない
水商売を長く続けると、親や親戚そして彼氏から、『まともな仕事についていない』と判断され、信頼されなかったり、ひどいときには馬鹿にされたり、見下されたりします。
夜の世界は、結果を出し続けないと生き残れない厳しい世界ですし、接客業の中でもっとも大変な仕事です。
しかし、世の中には、夜の世界で働く人に対して偏見を持つ人も残念ながらいます。
プライドを持ってがんばって働いていても、身近な人や社会からの信用が低い現実は受け止めなければならないことを知っておいてくださいね。
婚期を逃す
夜職を長く続けていると婚期を逃す理由は、2つあります。
1つは、あなたが男性不信になってしまうこと。もう1つは、夜職の女性と結婚しようと思う男性が、そもそも少ないということ。
男性不信になる多くの原因は、仕事を通じて数多くの男性の本質を見てきたのと、お金目当てで言い寄ってくる男性が多いため。
「男ってこんなもんか」と信用できなくなり、結婚に希望が持てなくなることが多いようです。
そして、同業者や、よっぽど理解のある男性でない限り、キャバ嬢やホステスと結婚しようと思う男性は、まず少数派なのは事実。
彼氏と結婚する条件が『水商売から足を洗うこと』というのは、よく聞く話です。
水商売を辞めて主婦になることに抵抗がある人は、結果として婚期を逃すことにつながります。今後、結婚したい人は、要注意ですよ。
水商売で得られるメリット
水商売を長く続けるリスクについて説明してきましたが、実は得られるメリットも多く、水商売の次のキャリアに生かせるスキルも数多く存在します。
営業力
お店で待っているだけでは、お客さんは来てくれません。
連絡を取り、同伴やアフターに行き、次につながる仕事をするのは、トップセールスマンの証です。
自分を売り込み、お客様の行動を促す行為は非常にむずかしく、そこから利益を挙げられるのは、一種の特別な才能なんです。
今後、どんな仕事についても営業力は必ず役に立つスキルであるため、夜の世界を卒業した人が営業成績1位になるという話はよく聞きます。
気配り・目配り
お客様に場を楽しんで快適に過ごしていただくためには、気配り・目配りが求められます。
顔が可愛くても気が利かない女性より、普通の見た目だけど言わなくても察して動いてくれる女性のほうが、お店で人気が上がりやすいのは目に見えてますよね。
水商売で得た気配り・目配りは、組織の一員として全体を見渡して適切に行動することにつながるため、夜職を卒業後に秘書として評価を得る人もいます。
管理能力も、水商売で鍛えられるスキルと言えるでしょう。
知識と教養
可愛さやノリの良さで売れるのも、若いうちだけ。
接客する際、お酒に対する知識はもちろんのこと、相手が好きなことや働いている業界について知らないと地雷を踏む恐れがあるため、広い教養が求められます。
知らずに発言し、相手に恥をかかせるわけにはいかないので、水商売で生き残るには、知識と教養が自然と身についている場合が多いのです。
一般常識がないと思われがちですが、実はビジネスの世界で必要な知識がすでについている場合が多いので、自信を持っても大丈夫なんですよ。
経営者との人脈
お店に来られるお客様は、昼職では出会えないような各業界のトップ経営者や著名人が多く、普段出会えないような人たちとの人脈は、まさにあなたの宝です。
自分で事業を展開されているような経営者の方のご縁で、その会社に就職したという話もよく聞きますし、そのまま交際に発展して寿退社する方もいます。
成功者との会話は金言が多く、人生において大切な信念や哲学を働きながら学べているのですよ。
夜の世界を卒業したいなら何が必要?
夜の世界から抜け出す唯一の方法は、目標を作り、辞めどきを自分で決めること。
たとえば、あなたが大きな借金を抱えているなら、完済したらスパッと足を洗いましょう。
もし、貯金が目標なら、金額と期限を決めて、「〇〇年までに、◯万円貯金したら辞める」というように、自分で辞めどきを決める必要があります。
卒業時期を年齢で決めるのも、かまいません。しかし、「結婚したい相手が現れたら辞める」という、受け身の姿勢はやめましょう。
「この日までに、これをする」この人生設計が、もっとも大事なのです。
そして、一度決めたらブレずに目標を達成するための努力を怠らずに、「もう二度と夜の世界に戻ってこない」という強い意思が必要。
あなたが水商売で得たスキルや人脈はとても大きく、どの業界で働いても必ずあなたの助けになるでしょう。
もし自信がないなら、資格を取得してもいいでしょう。学歴に不安があるなら、勉強して学位をとるのもひとつの手です。
自分の第二の人生を踏み出すために、一度じっくり自分と向き合ってみましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。体を壊したり、精神的に限界を迎えない限り、いつ水商売を卒業するのか、決めるのがむずかしいところ。
必ずしも会社員になる必要はなく、他の接客業についたり、経営者になったり、人生の選択肢はたくさんあります。
何となく辞めどきを見失って、後々後悔しないために、今できることを見つけて、明日から行動しましょう。
水商売は、立派なキャリアです。あなたが本当に望む未来の生活をイメージして、自分に自信を持って次のステップに進んでくださいね。
ホステスの心得