流行りものが好きなお客様の心理
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
あなたは、流行に敏感なほうですか?
私は、全然です。流行の「り」の字もないくらい、気に入ったものだけを延々と買い続けるタイプ。
仕事で必要ならアンテナが立つのですが、プライベートでは超・無関心です。
お客様にも、流行りものに敏感な方、鈍感な方、無関心な方、いろいろいますよね。そこで今日は、ちょっと極端な例で取り上げてみたいと思います。
病的なほど流行に敏感な母
私の母は、『流行最先端が命』です。彼女の流行に対する思いは、誰の目から見ても病的です。そのおかげで、子どものころは本当に苦労しました。
苦労話は、長くなるので割愛しますが、母の流行に対する異常執着のおかげで、学校の先生に殴られたり、呼び出されたりと、逸話が絶えません。
でも、そのおかげで彼女は、昭和の時代に億の売上を誇る販売員だったことも、事実。そんな母のように、流行に対して異常とも言える反応を示す人は、
- 注目されたい
- 自己顕示欲が強い
- 自分を表現したい
と判断されがちで、たしかにそういう面も持っているのですが、主な心理は違います。
流行に敏感=同調性の強さ!?
本当は周りに置いていかれるのが怖くて、取り残されたくない気持ちが強い証拠でもあるんですね。
常に流行を追いかける人は、流行次第で左右されるので、他人の意見に流されやすい面も持っています。
もちろん、その中でも自己のブランドと言えるほど、オリジナリティが確立している場合は別。
本当にオシャレが好きで、さりげなく流行りを取り入れるのは、個性です。でも、そうではなく、
- 流行ってるから
- 流行る(と言われている)から
というだけで飛びつくタイプの人は、意外と不安が強い人だったりするんですね。不安だからこそ、周りと同調しようとする。
若者が流行に敏感で、そうでない人を排他的に見る傾向があるのも、同調性が働いているからです。
また、『流行最先端である自分』に価値を見出しているので、新しいもの・新しい情報を得ようとする努力はすさまじいものがあります。
流行りもの好きなお客様への対応
なので、流行りものが好きなお客様には、
- 最先端であること
- 流行に乗れていること
などを、意識的に褒めると喜ばれます。たとえば、
などなど。「私よりもずっと、あなたのほうが流行に敏感だね」のスタンスでいきましょう。
「ダサイ」とか「似合わない」とか「最近は〇〇(別のもの)が流行ってるよね」といった会話は避けてください。
『流行最先端なオレ』を見せびらかすために、高いお金を払って飲みに来ているので、これでもか!というくらい、褒め称えてあげましょう。
【おまけ】ホステスとして売れるには
ホステスとして売れるには、
- だれよりも流行最先端になる
- 流行追いをやめて個性を出す
上記のどちらかになります。売れたいなら、
- 人の何倍も行動する
- 人がしていないことをする
- 上記どちらも実行する
の3択しかないのです。
中途半端に流行を追いかけるくらいなら、抜きん出て最先端を行くか、個性的なブランドを追求するか、などのほうが効果的です。
ちなみに私は、ジャン=ポール・ゴルチェが大好きでした。エルメスのレディース・プレタポルテも兼任していたデザイナーさんです。
いまは日本を撤退し、なんと2020年に引退してしまったので、中古品しか手に入らないのですが(涙)。
香水も、ゴルチェのル・ボー・オードトワレ(メンズ)を使っていました。
と、お客様によく言われ、「玲那といえばゴルチェ」という印象が定着していました。
あなたも、流行やブランドをうまく使って、お客様の記憶に残るように工夫してみてくださいね!
ホステスの心得