【解説】お客様の独り言から読み解く心の声
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
人は、1人では生きていけないように作られています。いえ、正しくは、身体的には生きていけるかもしれないけれど、心が生きていけないのですね。
ある実験データを紹介します。アメリカの心理学者が、視覚・聴覚・触覚を物理的に遮断した状態で、学生達にベッドの上で過ごすよう指示を出しました。
すると、4〜8時間後にはイライラし始め、独り言を言ったり、口笛を吹いたりする。さらに時間が経つと、幻覚や幻聴が現れる。
そして2~4日が限界で、実験を中断したそうです。
人間は、外部からの適度な刺激がないと、平常心ではいられないようになっているんですね。
独り言が多いのは、外部からの刺激が足りず、自分自身に刺激を与えようとしている状態だと考えられています。
ずっと家に閉じこもっていると、ブツブツと独り言が増えるのは、このためですね。
独り言が多いお客様はストレスが溜まっているかも!
人といても独り言が多い人には、2パターンあります。ひとつは、何かに集中しているときに、考えを整理するため。
というように、集中して考えているときに、頭の中のことを言葉に出すことで、客観視しようとしているわけです。
もうひとつは、ストレス過多の状態の人。人と接する機会の少ない人や、社会から離れている人などが当てはまります。
この場合の独り言は上記と違い、自分自身の行動や感情を指していることが多いです。
など。お客様の独り言がストレス過多タイプなら、一緒に気分転換できることをするのもいいですね。
普段しないようなことに誘い出してみるとか、自分では選びそうにないものをプレゼントしてみる、というのもアリです。
独り言を逆手に取ると効果的
ちなみに、独り言を逆手に取ると、自分の思考を塗り替えることもできます。
私のコンサルでは、思い込み改善のために、この方法を取り入れることも多いです。
一気に改善はしないし、傍から見るとブツブツ怪しいので、独り言を言う環境には注意が必要ですが(笑)
でも、確実に効果を発揮し、一度定着してしまえば簡単なので、
と言うことがあります。これも、No.1ホステスの土台を築く、大切な作業なんですね。
ホステスの心得