話が長くて電話を切れない!という「話し好きな人」は
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
性別や年齢に問わず、一旦話し始めると止まらない人って、いますよね。忙しいときにつかまると困るけど、忙しいときに限ってつかまる、という現実も・・・。
悪気はないと分かっているだけに、切り上げづらいし、切り上げようとしても伝わらないし・・・。そんなふうに悩むホステスさんも、意外と多いものです。
そこだけに着目すると、付き合いづらい相手になってしまいます。でも、裏を返せば、とっても扱いやすいタイプなんですよね。
こういう人って、明るくて楽しい性格の方が多いです。
お話し好きなお客様は、聴いてくれる人を好きになるので、発信力が低い人でも関係は築きやすいのです。
会話が仕事なのに切り上げてもいいの?
接客マナーの基本としては、お客様のお話を切り上げるのはタブーです。これはどの仕事も同じで、
- 会話の基本は『聴くこと』だから
- 聴けば聴くほどお客様の満足度は上がるから
ですね。特に、ホステスは【会話そのものが仕事】なので、肝に銘じておく必要があります。
自分が関心のない話だからといって、お客様のお話を切り上げるなんて、ありえません。
でも、会話そのものが仕事だからこそ、【切り上げなくてはならないこと】もあります。
たとえば、営業時間外に電話でベラベラしゃべらせていると、来店しなくなります。そこで満足を得られるので、わざわざお金を払う必要がないからです。
また、売れっ子になればなるほど、長電話に付き合っている余裕はなくなります。
だからこそ、『話が長い』と分かっているお客様のときには、注意が必要です。
売れっ子たちはどうしてる?
売れっ子ホステスは、自分なりの『電話ルール』を持っています。それぞれ違うのですが、今回は、私のケースをお話ししますね。
まず、聴くことが大前提の場合、最低20~30分は確保します。
時間に余裕があったり、とても重要な内容だったりして、「今日は聞くぞ」と決めたら、とことん付き合います。
次に、聞かない、聞けないときの場合。大前提として、そういうときは、『話の長いお客様』には、自ら近づきません。
お客様のほうから連絡があった場合は、忙しいフリをして、話すきっかけを与えないようにします。
たとえば、電話がかかってきたとき。ひとつは、出ない、という選択がありますね。もうひとつは、一旦出て、
など、すぐに切らなければならない理由を言って、有無をも言わせぬ空気感で、すかさず切る、という感じでした。
会話を切り上げることも会話スキル
「相手に申し訳ない」と思って切り上げられないホステスさんも多いようですが、これも立派な「会話スキル」です。
私の見る限り、「申し訳ない」と言うホステスさんに限って、アフターフォローをまったくしません。
出ない、と決めたら、その電話はなかったもののように扱って、自分の営業連絡だけする、とか。
一旦出て切るにしても、その後そのまま放置するとか。だから、関係性が途切れるのです。
出ないことがあってもいいし、切り上げてもいい。ただし、『あとでその話を必ず聞くこと』が大事です。そうすることで、
- 本当に時間がなかったんだな=避けられたわけじゃないんだな
- 時間があればちゃんと聴いてくれるんだな=自分と向き合ってくれるんだな
と理解してくれるので、良い関係を続けていくことができます。
まとめ
普段、あなたが切り上げられずに振り回されてしまうタイプなら、切り上げる練習のために、お話し好きな人と向き合ってみましょう。
『必ずアフターフォローをする』を忘れないでくださいね!
ホステスの心得