愚痴だらけだった私が伝授!健全に愚痴るメソッド

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「あの客、マジ腹立つわ」
「気に入らないなら飲みにこなきゃいいじゃん」
「営業しろ営業しろってうるさいな。そんなに売上ほしけりゃママが自分で呼べっつーの」
これ全部、20代前半のころに私が実際に言っていたことです。当時はすべてが気に入らなくて口を開けば愚痴だらけの毎日でした。
でもナンバーワンを目指すと決めたときに、師匠に言われました。


正直、「愚痴ひとつ言っちゃいけないの?」と思いました。
それまでは誰にでも愚痴っていたので厳選しろと言われても、どう厳選したらいいのかも分からず。
そんな私の体験から学んだことを、今日はお話ししたいと思います。
この記事の目次
愚痴だらけのホステスが売れない理由
結論から述べると、愚痴だらけのホステスは売れません。
色恋枕で売れたいのなら、愚痴だらけでも問題ないです。でも色恋枕をしたくないのであれば愚痴だらけの人生はやめたほうがいいです。なぜなら、
- 聞く人の時間と精神力を奪う
- 周りの人が困惑する
- 「自分もどこかで悪く言われている」という印象を与える
からです。
聞く人の時間と精神力を奪う
愚痴は、聞く人の時間と精神力を奪います。そもそも『聞く』よりも『話す』ほうが圧倒的に得意です。
話している側にとってあっという間の時間も、聞いている側にとっては、2倍くらい長く感じられます。
あなたも、話しているときの1分と、聞きたくない話を聞いている1分とでは、体感的に違うことを知っているでしょう。
また、言っている本人は吐き出してスッキリするかもしれませんが、聞いている側は吐き出されたエネルギーをそのまま受け取ります。
そのため、ずっと聞いていると疲れたり、心がすり減ったように感じたりして、ストレスになっていくのです。
人はストレスを回避しようとするので、あなたと距離を置こうとする可能性もゼロではありません。事実、私も良質なお客様から距離を置かれていました。
周りの人が困惑する
次に、愚痴だらけだと、周りが困惑します。あれもこれも気に入らない、何をしても何をやっても不満だらけ、という状態だからです。そうなると周りは、
- 何をどう助言していいか
- 何をどうサポートすればいいか
- 本人がどうしたいのか
といったことが分からなくなります。
あちこちで愚痴り続けることで、あなたは『誰からも知恵も手も貸してもらえない』という状況を自ら生み出してしまいます。
それはあなたを見捨てたわけではなく、『どうしてあげたらいいのかわからない』からです。愚痴ばかり言っていたころの私も、

何をしてほしいの?
とよくお客様に言われていました。でも言葉に詰まって答えられなかったです。何かを改善しようとは思っていなかったから。
「不満を言ってれば誰かが何かしてくれる」「何もしてくれないなんておかしい!」くらいの考えを持っていました。
「自分もどこかで悪く言われている」という印象を与える
愚痴だらけの話を聞かされると、聞いている側は必ず「自分もこうやってどこかで悪く言われてるんだろうな」と感じます。
自分がどこかで悪く言われると思ったら、その人に自分の話をしようとは思いませんよね?
つまり、愚痴ばかり言っていると、あなた自身の信用がなくなるわけです。
ましてや所かまわず誰にでも愚痴っていると『私は信用に値しない人間です』と自己紹介しているようなもの。
まさに、20代前半のころの私がその状態でした。

話さない
と言われたこともあります。
愚痴だらけだった私が勘違いしたこと


という師匠の言葉を聞いて私は「愚痴ひとつ言っちゃいけないの?」と思いました。なぜなら、
- 誰にも愚痴ってはいけない
- 二度と愚痴ってはいけない
- 全部、自分の中に納めなければならない
という、大きな勘違いをしたからです。勘違いをしたのは、私が『0か100か』という極端な考えだったことが原因です。
師匠は「相手を選べ」と言ってるだけなのに極端に捻じ曲げて「誰にも言うな」と頭の中で変換してしまったのですね。
そこに完璧主義も手伝って、誰にも文句を言わないように努力しました。その結果、どうなったか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
「愚痴ひとつ言えない!」と不満を抱くようになりました(爆)本末転倒です。当時は真剣でしたが、いま振り返ると極端すぎて笑えます。
愚痴だらけの人生から脱した方法
そこで私が取った行動は、
- 言われたことを正しく理解する
- 言われたことを正しく実行する
この2つです。
言われたことを正しく理解する
まず素直に、

と師匠に言いました。私が勝手に捻じ曲げているだけなので当然、

と、冷静に言われました(笑)そこでもう一度、


ということを、分かりやすくかみ砕いて説明してもらいました。
- 愚痴ってもいい
- たまには小言のひとつもこぼさないとやっていられない
- でも愚痴る相手は選べ
- 相手を選んだら、その人以外には愚痴るな
思考がかたよっていると、ここまでかみ砕いてもらわないと理解が追いつかないのです(汗)やっと「なるほど!」と納得しました。
言われたことを正しく実行する
納得できたので、次は『愚痴る相手探し』をしました。まず、仕事を教えてくれている師匠。そして、師匠の親友であるKちゃん。
2人は、私の人生に大きな影響を与えた人。つまり、人生のキーパーソンであり、メンター(助言者)でもありました。
きっとこの2人なら、私が愚痴ったことを違う視点から助言してくれる。それは疑いようのない事実だったので、この2人を選びました。
そして言われたとおり、師匠とKちゃん以外には一切愚痴ることをやめました。
実行した結果、どうなったか?
言われたことを正しく理解し、正しく実行した結果、どうなったか。
お客様はもちろんママやお姉さん、黒服など、私とかかわる人たちが私を信用してくれるようになりました。
また「滅多なことで弱音を吐かない」と、私を評価してくださる方も増えました。
ちょっとしたときに私を頼ってくれたり、私が困っていると声をかけてくれたり・・・ということも増えました。


と言ってくださるお客様がどんどん増えました。
散々愚痴っていたときには、誰からも何もしてもらえなかったのに、愚痴る相手を絞り込んだら、助けてくれる人が増えたんです。
「さすが師匠!」と感動しました。
まとめ
- 愚痴だらけの人生をやめよう
- 愚痴そのものは言ってもいい
- 愚痴る相手を1~2人に絞る
愚痴だらけは、本当によくないです。でも、愚痴ひとつこぼせない、こぼす相手もいない、というのもよくない。
信頼できる人、違う視点から助言をくれる人を、1~2人選んで愚痴る。私の経験上、これがもっともベターだと思います。
難しい場合は『お金を払って話す』という選択肢もアリですね。
ホステスの心得