共感しない女は売れない?水商売で役立つ「共感力」とは
「初対面のお客様との会話が苦手」
「なぜか盛り上がらないときがある」
「なかなか売上が伸びない」
という方。お客様や同僚、スタッフにきちんと共感できていますか?
がんばっているのになぜか結果が出ない方は「共感力」が足りていないかもしれません。
この記事では、水商売ならぜひ知っておきたい「共感力」について解説していきます!
この記事の目次
なぜ水商売では「共感しない女」が売れないのか
夜の世界のような厳しい競争社会では、だれの意見にも流されない意志の強い女性が売れるように思われるかもしれません。
もちろん、成功するためにはそのような強い信念や野心を持つことは必要です。
しかし、自分の考えを持つことと、相手の意見や考えに耳を傾けないのはまったくの別問題と言えるでしょう。
そもそも人は常に、
「自分のことを分かって欲しい」
「だれかに認められたい」
と、他人からの評価を無意識に求める生き物です。
相手の意見や感情に共感できない人は、自己中心的で思いやりのないイメージを与えてしまうため、水商売では大きなマイナスとなりかねません。
逆にその承認欲求という人間本来の欲を満たすことができれば、水商売の特別なスキルや経験よりも大きな武器になるでしょう。
ただし「共感」と「共感力」は別モノ?
共感はコミュニケーションにおいて非常に大きな役割を果たしますが、すべてに通用するわけではありません。
そもそもすべてのことに感情移入することはかなりのストレスであり、お客様を不快な気持ちにさせる危険性すらあります。たとえば、接客中にお客様が、
と言ってきた場合です。これに対して、「分かります〜」と共感を示しても、お客様からすれば「何が分かるの」と思うでしょう。
ここで大切なことが「共感力」です。
「共感力」とは、すべてのことに共感するのではなく、相手の行動や意見を理解して寄り添う力のことです。
共感は単なる手段であり、目的ではありません。相手の心を開いて信頼してもらえるように共感をうまく操る「共感力」を身につけましょう。
「共感力」を使いこなす3つのコツ
それでは実際に「共感力」をうまく身に付けるコツをご紹介します!
相手の意見を否定しない
やはり共感力を鍛えるためには、相手の意見や考えを否定してはいけません。
どうしても受け入れられない意見にはまず肯定から入って、自分の意見を主張することが大切です。また細かな言葉選びにも注意が必要で、
- いや
- そうじゃなくて
- だって
などのマイナスな表現も使わないように心がけましょう。
バックトラッキング
バックトラッキングとは、相手に共感の気持ちを効率よく伝えられる手法で、心理カウンセリングでもよく使われています。
日本語で言うオウム返しのことですが、すべてを繰り返すのではなく、相手の言ったことの一部を繰り返す方法です。先ほどの、
であれば、
と一部を繰り返すことで、相手に共感を示しつつも、次の会話にスムーズに進められる非常に便利なテクニックです。
しっかりと自分を持つ
何事もやりすぎはよくありません。共感ばかりしていては嘘臭く思われてしまったり、人としての軸がないと思われてしまいます。
またネガティブな感情にまで深く入り込んで悩んだり、愚痴や陰口にも共感していては自分にとってマイナスになってしまいます。
相手の意見や考えを尊重しつつも自分を大切することも心がけましょう。
まとめ
- 人間は無意識のうちに承認欲求を持つもの
- すべてに共感すれば良いわけではない
- 相手の考えや意見に寄り添う「共感力」が大事
このように「共感力」は相手の信頼を得られたり、スムーズに会話を進められたりと、水商売には欠かせないスキルです。
取り入れ方もそこまでむずかしいものではないので、夜の仕事で悩みがある方はぜひ「共感力」を磨いてみてください!
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