こんなホステスは絶対に売れない

こんなホステスは絶対に売れない
ホステスの心得

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

売れないホステスさんもいろいろいると思いますが、玲那さんが『こういう子は無理』と一番思うタイプはどういうホステスですか?

ご質問ありがとうございます。私がコンサルする中で、「この子は売れないな」と思うのは、

  1. 現状で満足している子
  2. 逃げグセの強い子

この2つですね。どちらも現状維持に意識が強く働くので、少しずつ後退します。後退を取り戻すにはさらにパワーが必要ですが、その力も出せません。

特に、2の『逃げグセの強い子』は、ちょっとしたことで逃げるので、成長できません。

そこで、本記事では『逃げグセの強い子』を中心に『絶対に売れない要因』を解説します。

『こういうホステスは絶対に売れない』と思うタイプは?

売れるホステスも売れないホステスも、どちらもそれぞれ共通点があるのですよね。

売れるホステスって、やっぱりガッツがあるし、行動も早いし、先々の結果にコミットする。

売れないホステスって、やっぱり怠け者だし、目先のラクを取ってフラフラしてる。

・・・と言っても、抽象的でわかりづらいと思うので、具体的なことを書いてみます。

現状で満足しているホステスは売れない

現状で満足しているホステスの注意点と改善法』でも書いたとおり、「現状に満足=絶対に売れない」というわけではありません。「現状に満足」には、

  • 向上タイプ
  • 維持タイプ
  • 怠けタイプ

の3つがあります。売れないのは、言わずもがなですが、『怠けタイプ』です。具体的には、

  • 口では向上心あふれることを言う
  • 言葉と行動量がまったく釣り合わない

といった特徴があります。こういうホステスは売れませんので、以下記事を読んで改善してください。

逃げグセの強いホステスは売れない

売れる売れない以前に、仕事から『逃げる』って無責任過ぎますよね。

ここには驚くほど共通点が数々あって、全部書き出すと1記事書けちゃうボリュームになるんですが・・・特徴的な共通点を3つ挙げると、

  • お客様からクレームや不満を言われると不快感を露にする
  • 指摘されると被害者ぶる
  • 指摘を続けると存在を消す(実際に飛ぶ/辞める)

という点ですね。お客様と向き合う気がないんですよ、まったくと言っていいほど、相手を見ない。

お客様だけでなく、お姉さんや黒服、ママの指摘も真摯に受け入れないので、声がかからなくなっていきます。つまり、顧客を増やすチャンスがない。

仕事仲間に最低ラインでも信頼されないと、売れるどころか席にも着くことができません。

逃げグセの強いホステスが売れない理由

逃げグセの強いホステスは、自分の置かれている状況や現実を受け入れることができません。

ホステスという職業を選んだのは、自分自身のはずです。いまの環境を選んだのも、自分自身のはず。それなのに、現実から目をそらして逃げ続けるのです。

『ホステス=事業主』が逃げたら業績なんか上がるわけがない

ホステスは『事業主』です。雇用ではなく、自分が経営者です。その張本人が仕事から逃げたら、業績が上がるわけないじゃないですか。

コンサルでも、逃げグセの強いホステスさんから申込がありますが、私にはどうしようもありません。

何を教えても、何を指摘しても逃げるから、私がどんなに売上を上げてあげたくても無理です。

あなたが雇われている社員だったとして、何か問題が起きると逃げて音信不通になるような社長、信用できますか?

「社長が動いてくれないと何にも良くならない」と訴えたら会社に来なくなるような社長、ついていけます?

こんな社長の会社、業績が上がるわけがないし、利益が出るわけないじゃないですか。

多分、逃げてる本人は、「コンサルだから避けてるだけで仕事だったら逃げません」って思ってると思うんですよ。で、実際そうなんです。

なぜなら、現場では自分自身の怠慢を直球で指摘されることがないから。要するに、逃げる必要性がないんです。

「私、1年後に売上を〇〇万円にしたいです!がんばります!」

って、お店で宣言してるわけじゃないので、よっぽどのことがない限り人に指摘されることなんかないわけですよ。

それに、どのお店も人手不足なので辞められては困るから、我慢の限界まで言わないことが多いですし。

そもそも、事業主同士が委託または請負で契約してる状態なので、契約以上の教育も指示命令もお店はタッチしませんし。

「何かあったらアンタ(ホステス)の責任だから」というのが大前提なので、いちいち言ってくれません。

でも実際には、事業主である本人が利益を出すことから逃げ、事業の問題点から逃げ・・・とやっているので、現実として売上は上がりません。

『ホステス=事業主』なのに人に言われても動けない

先にも書いたように、ホステスは事業主なので、基本的に誰も何も言ってくれないし、教えてもらえません。人より秀でたいと思ったら、

  • お金を払って、意図的に学ぶ場、指摘される場を作る
  • 学ぶ人の5倍以上の意識と時間をかけて取り組む
  • 生まれ持ったビジネスセンスがある

上記のどれか、しかありません。事業主になった以上、何か間違いをしても、誰も何も指摘してくれないし、もう誰も叱ってくれません。

事情はどうあれ、そういう立場を選んでいるのに、自主的に動くどころか人に言われても動けないようでは、話になりません。

そんな甘い考えでビジネスが発展すると思ってるような事業主、色恋か枕でもしない限り、売れません。

仮に、色恋枕をしても、ストレスが大きいので継続できず、やっぱり売れません。

プロ意識が低すぎてメンタルが弱すぎる

逃げグセの強いホステスって、人にはめっちゃ厳しいんですよ。感情で人をジャッジして、

「あんな子がいると仕事にならない」
「普通は〇〇するのにありえない」

などなど、人のことはいろいろ言うんです。でも、自分が同じことを指摘されると傷付いて逃げるし、逃げられないとわかると逆ギレしたりするんですよね。

お客様やお店のスタッフからごもっともな指摘を受けても、

 

ホステス
ホステス
何でそんなこと言われなきゃいけないのか分かんない
そんなこと言うならもう来なくていい
ホステス
ホステス
ホステス
ホステス
そこまで言われるなら辞める

 

と、軽く言うんです。でも、こういうセリフを言っていいのは、『売上を出せる人だけ』のはずなんです。だって、ホステス業はビジネスですから。

誰かに損害を与えるようなことは、どのビジネスでも許されない。

でも実際には、売上は減らすけどその穴は埋められないし、でも自分はいままでどおり報酬を受け取るのがあたりまえの感覚。

こういう人がチーママやママだと、自分が無責任に切り捨てた売上の穴を「みんなでがんばって売上出そうね」とか、サラッと言うんですよね。

 

玲那
玲那
なんで女の子が管理職のケツ持たなきゃいけないのさ

 

と、私には理解不能です。

逃げグセの強いホステスが陥りがちな未来

それでも働けちゃう、それでも会社員より稼げちゃう、恐ろしいホステスの世界。しかも、運がよければそんなホステスでもママになれちゃう。

逃げグセの強いホステスがママになれるのは、

  • 他に適任者がいない(消去法)
  • 親がオーナー
  • 安い報酬で管理職にできる
  • 言いなりに動く

などの理由。だから、本当に苦労することになります。

うっかりチーママやママの立場になると

うっかりチーママやママになると、まず女の子のほとんどが言うことを聞いてくれない状況になります。

やってはいけないことを注意してもやめない、注意すれば歯向かってくる。

「こういうお店にしたい」と理想を掲げても「別に今のままでいいじゃん」と言われる。ごくごく常識的なことを注意しても、反感を持たれる。

無理に理想を通そうとすると、女の子がどんどん辞めてしまい、女の子を確保するために自分が女の子の顔色を伺わなきゃいけない状況になります。

もちろん、味方になってくれる子もいます。

でもそれは、ママやチーママの人徳ではなく、その子自身の意識の高さや性格の良さの上に成り立っているものです。

つまり、働くスタッフに『まじめで責任感がある』などの資質がないと、人がついてこないのです。

そして残念なことに、夜の街で働く人間の8割は、不真面目で無責任です。

いちホステスのまま働き続けると

こういう表現は、ホステス業にも風俗業にも失礼で、私自身も業界の質の悪さを目の当たりにするようで、猛烈に不愉快な気分になるのですが・・・

逃げグセの強いホステスは、ホステスか風俗でしか働けません。なぜなら、

  • 金銭感覚もおかしくなっている
  • 同業から見ても『非常識』と思われる言動が多い
  • 生活リズムも狂っている
  • 何も言われないぬるい環境に慣れ切っている

からです。仮に、誰かに何か言われても、お客様なら切ってしまえるし、お店もカンタンに変われますよね。

さらに、若いうちは『若い』というだけで「お店を選ぶ側」にいられる。30代~40代でも、

  • ママやチーママなどの肩書き
  • 銀座ホステスなどのブランド

を持っていれば、ランクを落とせばそれなりに需要はあります。でも問題は、40代後半以降。

性格や気性は据え置き、でも見た目も頭の回転も衰えていくので、ただの扱いづらいオバサンでしかありません。

お店からすれば、どうせ扱いづらいなら、どうせ仕事ができないなら、若い子を取るに決まってる。

どんどん働く場所がなくなるのにプライドだけは高くて妥協しないから、どんどん働く場所がなくなる。

稼ぐなんて夢や目標どころか、貧困する未来が待ってます。男つかまえて結婚、とか思ってても、大した男はつかめない。

経済力のある男が、だらしない女を本気で嫁にしようとは思わない。

せいぜい愛人止まり、でもどうせお金かけて愛人にするならこれまた若い子がいいに決まってる。

・・・というように、目先に問題がないように見えても、10年後、20年後は結構悲惨です。

そして、実際にそうなっていくホステスを大勢見てきました。あなたも、その仲間入りをしたいですか?

まとめ

『自分に逃げグセがある』と自覚のあるホステスさんは、スキルやノウハウ以前の問題です。

売れるか売れないかはさておき、ホステスになった時点であなたは全責任を負っている事業主のはず。

あなたにその自覚がなかったとしても、法律的には事業主だし、法人格と違って個人事業主の責任範囲は無制限です。

その厳しい現実を受け入れられないでいる以上、人より稼ぐことも秀でることも不可能です。いますぐ、逃げグセを直しましょう。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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