部下に仕事をさせるコツ
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
私がママを務めたお店では、お休みに関して2つだけ、ルールを徹底していました。
- 休みたい理由を正直に話すこと
- 出勤したときは一生懸命働くこと
経営者や上司はバカではありませんから、ウソをついて仮病を使ってまで休んでもちゃんと分かります。
だからといって、正直に話しても休ませてはくれない職場の方が圧倒的だと思いますが。
でも、このルールの中で働いた子たちに、仕事をサボる子は1人もいませんでした。
出勤した以上は仕事に集中してくれていましたし、私はもちろんのこと、他の女の子たちをよく助けてくれました。
最初はみんな、「こんなことで休みたいなんて言ったら怒られるんじゃないか・・・」と不安そうにします。
でも、私もルールを守ります。「どんな理由で休んでもかまわない」と言った以上は、休ませます。
いろんなことでお休みを言ってくる子がいました。
ペットが死んだから。恋人とけんかして泣き過ぎて顔が腫れてるから。二日酔いできついから。子どもが「行かないで」と泣くから・・・etc。
ストレートに「仕事する気分ではないんです」という子もいました。
忙しくても休ませてました。ベストな状態で仕事ができないのなら、出勤していただかなくて結構なんです。
カンタンに休ませてくれるって、一見「いいなー」かもしれませんが、実は全然よくないですよ。必要ないってことですもの。
そうすると、本当に怠ける子は辞めていくんです。お給料ないですしね。ちゃんとがんばる子だけが残ります。
休んだことで仲間やお店に迷惑をかけたと思うから、自然と仕事に集中する。
そして何よりも、他の女の子が休むとき、または気分が乗らずに上手く仕事ができないときに、全員がその子をしっかりフォローしようと動くんです。
自分だって助けてもらうことがあるんだから、と。
新人が入ると、何も言わなくてもしっかり仕事を教えてくれます。こちらが無理を聞いてもらわなくてはいけないときには、多少がんばってでも快く聞いてくれます。
部下に仕事をさせたかったら、上司や経営者がまず約束事を徹底して守ることです。
そして正当に評価すること、部下を部下として見る前に『1人の人間』として、ちゃんと受け止めること。
スタッフは、仕事をするためだけに生きているのではありません。お金や仕事だけが人生のすべてではない。
自分に置き換えてみてください。自分をよく理解してくれる上司がいたら、がんばろうと自然と思いませんか?
気持ちが落ち込んでても、自然と「よしっ、がんばろう!」ってスイッチが切り替わると思いませんか?
女性をスタッフとして雇う現場は、特にこれがカギになります。スタッフががんばるかどうかは、上司次第。
ホステスの心得