夜職を辞めたいけどその後の人生に悩みます

夜職を辞めたいけどその後の人生に悩みます
ホステスの起業

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

夜職を辞めたいけど、その後の人生に悩んでいます。長年夜の仕事をしてきましたが、そろそろ生活を変えたいと考えています。

ただ、普通の職に就く自信がないし、どんな仕事ができるのか、また新しい環境に馴染めるか不安です。

夜職以外で生計を立てる方法、アドバイス、新しいキャリアの始め方など、どんなアドバイスでもいいので教えていただけないでしょうか?

ご質問ありがとうございます。胸を張って「お任せください!」とお伝えしたいですね。なぜなら、私のコンサル生にも、

  • 夜職を引退するためにコンサルを受けている
  • 夜職を引退した後のキャリアつくりをするためにコンサルを受けている

というホステスさんもいて、みんな成功しているからです。

質問者様と直接お話ししたわけではないので、具体的なアドバイスはできませんが、私やコンサル生の事例をお話ししますね!

夜職を辞めた理由

「生活を変えたい」と一言でいっても、いろんな事情があると思います。

ある年齢を一区切りに引退と決めていた人もいるし、心身の状態から引退を考える場合もありますよね。

そこでまずは、私やコンサル生が『どんな理由で夜職を辞めたのか』について、お話ししますね。

疲れや体調の悪化

コンサル生で夜職を辞めた人の理由を挙げると、

  • 精神的・肉体的な疲れ
  • 精神的・肉体的な不調

が多いように感じます。

もちろん、夢があって実現可能になったタイミングで辞めた人もいるし、〇年以内に引退と決めてた人もいます。

でも、パーセンテージで見ると、やはり疲労や不調が多いですね。

  • 睡眠不足による不調(免疫力低下、消化器系・循環器系のトラブルなど)
  • ストレスによる不調(孤独感、緊張感、人間不審など)
  • アルコールによる不調(酒鬱、肝硬変、アルコール依存症など)

があります。売れないホステスさんは、ダントツに『酒鬱』が多いですね。

本人は、そういう性格だとか根性がないとか思い込んでますが、酒鬱です。その証拠に、夜職を辞めてアルコールを抜いた途端、元気になる人多数。

私の場合は、夜職との直接的関連性はなく、子宮頸がんになったのがきっかけです。

「そろそろ自分の人生を生きてもいいんじゃないかな」と、人生を見つめ直す機会になりました。

ホステス業を強いられていたわけではないですが、ずっと何かと闘っている感覚があったので、違う人生を歩いてみたいと思ったんですよね。

それで、引退を決めました。

生活リズムの乱れ

私のコンサル生は、夜職をやっていてもほぼ全員が早起きで、昼夜逆転の生活をするホステスさんは少ないです。

なので、不規則な生活による疲労や不調はあんまりないですが、ほんのわずかながら、生活がぐちゃぐちゃなホステスさんもいます。たとえば、

  • 何時に帰宅しようが、翌日の出勤時間まで延々と眠り続ける
  • 規則正しい生活がまったくできない
  • 朝になるまで眠れずにずっと何かやってる

こういう人たちは、もれなく(いろんな意味で)病んでますね。生活リズムが整わないので、

  • 自律神経が狂って体調不良になる
  • 精神疾患が発症or悪化する
  • 現実逃避型が多いので仕事に行くと飲みすぎる

という負のループにハマりやすいです。病院に行くよう促しますが、行かない子はそのまま放置。

その生活を維持し続ける子もいますが、生活の乱れに嫌気がさして引退するホステスさんもいますね。

夜職を辞めた途端、乱れていた生活リズムが整って、元気になる子が多いです。

ただ、ここに当てはまるホステスさんは、新たな職場や環境、経済面に適応できず、夜職に戻ってくる可能性は否めませんね。

実際、「夜職辞めて、ホテルで働きます!」と言ってコンサルを辞めたホステスさんがいましたが、数年後に復活して戻ってきました。

周りとの予定の合わなさ

ごく稀ですが、『周りと予定が合わないことが苦痛』と言って、夜職を辞める人もいます。

ホステスをやっていると、どうしても一般の人たちと生活時間が合わないし、何かと不便さが生じることがありますよね。

特に、ある程度売れてくると、ほぼスケジュールが仕事で埋まってしまうので、家族や友人、パートナーと過ごす時間が限られるし。

そういう生活がイヤで、夜職の引退を決める人もいます。一番多いのは、お子さんがいらっしゃるホステスさんですね。

  • 子どもと一緒にいる時間を増やしたい
  • 夜、子どもと一緒にいてあげたい
  • 親(夜間保育)に預けられなくなった

などが理由です。次に多いのは結婚してるホステスさんで、

  • 夫が県外(海外)へ転勤するので一緒に行くことにした
  • 夫が独立するので手伝うことにした
  • 夫(または自分)が浮気をしていたので関係修復のため引退することにした

などなど。大事な人たちとの生活時間のすれ違いは、結構大きな理由になることがあります。

私のコンサル生では、「周りと予定が合わない」という理由で夜職を辞める人は圧倒的に少なくて、0.5%くらいですね。

ただ、プライベートは仕事にも大きく影響するので、私自身はコンサル生のプライベートにも重きを置いています。

夜職を辞めた後のキャリア選択肢

夜職を辞めた後の人生、考えますよねー。私も「引退したものの、さてこれから何をしようか」と悩みました。

『性格的に一般の仕事は向いてない』というのも自分でわかってたし、でも何かやりたいことがあったわけでもなく。

ただ『仕事をしない』という選択はなかったです。方向性としては、

  • 一般的な職業の選択肢
  • 独立起業の可能性
  • 専門技術の学習と活用

の3つがあると思います。

一般的な職業の選択肢

夜職を辞めた後、一般職に就くホステスさんもいます。一番多かったのは、コロナの影響で転職したホステスさんですね。その概要としては、

  • オフィスワーク系
  • 専門職系
  • 販売員系
  • 接客業系
  • 教育系

の4つが多かったですね。オフィスワーク系で一番多いのは、事務系。お客様の会社に入社した子もいるし、エージェントを頼って自力で入社した人もいます。

専門職系で一番多いのは、看護師とか福祉系ですね。もともと資格持ってたとか、現場で働きながら資格取得を目指すとか。

販売員だと、アパレル系と美容系が圧倒的ですね。もともとオシャレが好きとか、もともとコスメが好きとか。

接客業系だと、飲食が多いです。カフェとか、レストランとか、ホテルとか。

教育系だと、保育士とか、塾講師が多いかな?でも、夜職から転職となると、コンサル生で圧倒的に多いのは『起業』です。たとえば、

  • コンサルタント
  • カウンセラー
  • コーチ
  • Webデザイナー
  • システムエンジニア
  • イラストレーター
  • パーソナルトレーナー
  • ECサイト運営
  • せどり(転売)
  • 占い師

などなど。私もコンサルタントとしてオンラインで起業しているので、この部類ですね。その前に1年間だけ、ホテルで働いていました。

独立・起業の可能性

独立や起業とは、自分自身でビジネスを始めて、経済的に自立することです。ただ、夜職も個人事業主なので『すでに起業している状態』なんですよね。

『個人事業主として、契約したお店から営業という業務を委託されている』のがホステスです。

  • ヘルプホステス・・・契約したお店から営業・接客業を委託されている個人事業主
  • 売上ホステス・・・契約したお店から売上を請け負っている個人事業主

ということになります。なので、すでにあなたは起業済みのオーナー(社長)です。

めっちゃ漢字が多いのでややこしく感じるかもしれませんが、要はホステスも『フリーランス』として働いてる立場なんです。

ということは、独立や起業となると『個人事業主として業種変更する』ということになります。質問文で、

普通の職に就く自信がないし、どんな仕事ができるのか、また新しい環境に馴染めるか不安です。

と書かれているので、一般職よりも独立・起業(業種変更)を強くオススメしたいですね。

もちろん、リスクもあります。だれも給料保障をしてくれないので、1円から自分で稼がないといけません。

ただ、メリットも大きいです。自分で働き方や時間配分、人間関係などを自由にコントロールできるので、ストレスは格段に減ります。

専門技術の学習と活用

夜職を辞めたあと、学校に通う人もいます。たとえば、

  • アートメイク施術者になりたいので、看護学校(大学)に行く
  • 心理学を専門的に学びたいので、大学へ行く
  • ホテル業界で働きたいので、専門学校へ行く
  • トリマーになりたいので、専門学校へ行く

というコンサル生がいましたね。

アルバイト的にホステスを続けながら通っている人もいますが、ある程度の経済力がある人は、専念するために引退しています。

一番多いのは、看護学校ですね。人手不足の分野だし、求人も多いし、長い目で見ても食べていけるし。アートメイクに限らず、

  • 発達障害児の療育施設で働きたい
  • 美容クリニックで働きたい
  • 産業看護師として働きたい

というコンサル生もいました。専門技術の学習を経た後は、一般職(=昼職)に就くケースが多いですが、独立起業しているコンサル生もいます。

臨床心理士の資格を取って、カウンセラーとして起業するとか、出張トリマーとして起業するとか。

ただ、専門技術の学習にはスクール代等の大きなお金がかかるし、引退して通うとなると、資格取得までの生活費も必要になります。

また、最低でも半年~数年は通わないといけないので『興味がある』程度だと続かない可能性が高いですね。

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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