お客様がホステスを「口説く」理由と「口説かれる」理由

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
- 今度デートしよう
- 旅行しよう
- 明日ランチしよう
- 休みの日にごはん行こう
- オレの彼女になってよ
ホステスをやっていると、お客様からこんなセリフを言われることがあります。
そして、これを全部「口説かれてる」と悩み、対応に困る上にストレスを感じているホステスさんが大勢いる。
そんなホステスさんには大変申し訳ないですが・・・これ、全然口説かれてないです。
この記事の目次
お客様の言葉に過剰反応!真に受けすぎです。
「どうしたら口説かれなくなるか」と悩むより、「そういうものだ」と割り切って慣れるほうが早いです。
そのお客様が誰でも口説くかというと、そうでもない。
目先の売上欲しさにホイホイついてくるホステスがいて、成功体験があるので「試しに言ってみた」レベルだったりもする。
下心があったとしても、大半は「あわよくば」程度のもので、本気で何かしようなんて思ってないです。
- 話すことがないから場をつないだ
- あなたに興味があり「あわよくば」程度の下心で言ってみた
- とりあえず言ってみただけ
- 切り返しのスキルを見たい
などがほとんど。これをバカ正直に真に受けて、

と慌てふためく時点で、下心があるお客様にとっては格好のカモ。自ら地雷を踏んで『押せばヤレるかもですよ!』と教えているようなものです。
そして、残念ながら、ジタバタすればするほどスキは広がり、どんどん抜け出せなくなります。いちいちこんなことで一喜一憂してる間は、売れません。
口説かれやすいホステスの特徴
「口説かれた!」と感じるセリフを言われるのは、あなたが【言いやすい相手】の特徴を持っているから。たとえば、
- 自信がない(それがオーラに出ている)
- メンヘラカマッテチャン
- いつも余裕がない
- 自己否定愛好家
- 被害者意識が強い、何でも人のせい、
- 依存的で他力本願
- 頭悪そう、教養がなさそう
- 非常識、連れて歩くと恥ずかしい言動
- 自己管理ができない
- 露出が高く尻軽に見える品のなさが出ている
- 仕事をすぐ休む、ちょっとしたことですぐに病む
- 感情的で自分をコントロールできない
- 損得勘定激しく
- 即効性があってラクなことを望む
- 自己利益しか考えない、人に与えるのはイヤ
- 意思が弱そう、挙動不審、いつも人の顔色を伺う
- アルバイト、副業などお店に出ない日が確実にある子(勝手に時間があると思われる)
など、一言で表せば「プロじゃないな」と判断される子。
事実、「プロだな」と思ったら、軽くあしらわれる前提になるので、そうそう簡単に口説きません(そもそも口説いてないけど)。
お金のことしか考えてないホステスは誘われます
仕事なので、数字は大事です。でも『お金を使わせること』ばかり考えて、与えることを考えないまま突っ走れば、見返りを求められるのは当然の流れ。
「来て来て!」ばかり言われるお客様は、支払った対価に対して得られるサービスが不満なので、別の形で埋めようとします。
そこで、手っ取り早くコスト回収するには、擬似恋愛や肉体関係が一番効率的。
『オレの財布にしか興味のないホステス』に何万も払うお客様は、そりゃ不服です。
口説かれた!と過剰に反応するホステスの謎
「売れなかったころの私」を振り返って、『お客様からお誘いを受ける=口説かれた!』と過剰反応するホステスに派生する謎を、3つピックアップします。
ホステス側が色恋営業しておいて・・・という謎
そもそも『色恋』とは、サービス提供者が営業手段として行うことを示します。
『お客様が誘ってくる=口説く』ではないのと同様に、『お客様が口説く=色恋』ではありません。
色恋目当て、枕目当てのお客様は、います。でも、ホステス自身がそれを営業手段やサービス(商品)として取り入れない限り、色恋にはなりません。
継続して口説かれるのであれば、意識的・無意識的にかかわらず、あなたが何かしらの形で色恋という手法を使っている証拠。
事実、コンサルでも、そういうケースがあります。

と言いながら、自分自身が無意識にしっかり色恋営業。




そんな、心にもないことを気安くペラペラ言ったり書いたりするから、「これはイケるかも・・・」と勘違いする人が出てくるのです。
「好みじゃない」と落ち込む謎

と言う割に、気にしたり磨いたりするのは外見ばっかりだったりもします。そして、

とかで、落ち込んだりする。そこで、私は思うんです。


・・・と。もちろん、美しくあろうとすることは大切ですが、『女性として好みかどうか』は、人間関係をつくる上でさほど重要ではないと思います。
「私のことが好みじゃなかった」と言っている時点で、性にこだわっているのはあなたじゃないですか?と。
イイ女なのに売れない謎
もしも、本当に『誘われる=口説かれる』であるなら、



ってなっちゃいます。猛毒で恐縮ですが、一言でいえば、
そんないい女か?
・・・と。過去の自分に言ってやりたいですね( ̄▽ ̄;)
『口説くお客様』に対する相談内容
コンサルでは、大きく分けて2つのことをよく相談されます。
- 口説かれずにお金を使わせるにはどうしたらいいか
- 口説くお客様をどうしたら変えられるか(口説かないようにできるか)
これに対する私の回答も、書いておきます。
口説かれずにお金を使わせるにはどうしたらいいか
『口説かれずにお金を使わせるにはどうしたらいいか』という相談への私の回答は、


です。
口説くお客様をどうしたら変えられるか(口説かないようにできるか)
『どうしたら口説くお客様を変えられるか』という相談に関しては、

です。少なくとも、現時点では変わりません。変えられるのは、自分だけ。『自分は変わらずに、いますぐ他人を変えたい』なんてことは、不可能です。
私がいくらこんな話をしたところで、
- 小手先のかわし方
- (自分は変わらずに)人を変えるスキル
などを探し求めてる人は、いくらお金を積んでも、どれだけの人に相談しても、何度移籍しても、何も変わりません。
コンサルも同じです。あなたが『変わりたい』と思って行動しない限り、私があなたを変えることはできない。
それと同じで、お誘いをしたい人、口説きたい人、色恋の会話を楽しみたい人を変えることはできません。
ただし、あなたが変わって、あなたに別の価値を見出してくれたら、相手が変わっていく可能性はあります。
相手が変わらなくても、変わっていくあなたを見て、口説くお客様がいつの間にか離れて、いつの間にか良いお客様に囲まれていた、という結果になります。
いずれにしても、あなたが変わらず現状維持を続ける限り、何にも変わりません。
結論:口説くお客様にストレスを抱えているホステスさんへの助言
どうしたいのか、すべてはあなた次第です。望む結果を出すために『今この瞬間、どういう選択をするか』も、あなた次第。
お店がこう言う、周りがこうしている、は関係ないです。というわけで、今までいただいた質問と回答を、カンタンに羅列しておきますね。
どれを選択しても、あなたの自由。選択した以上、そこに付随するデメリットも人のせいにせず、人に何とかしてもらおうとせず、自分で背負ってください。
いい大人が、うまくいかないことを他人のせいにして騒ぐのは、みっともないです。そのメンタル思考が変わらない限り、何にもうまくいきません。
まとめ
- お客様のお誘い=口説き!ではありません
- お客様の言動に過剰反応し一喜一憂しているのはあなたです
- お客様を変えようとしても無駄です
安っぽいお誘いや口説き文句を向けられるのが本当にイヤで、ストレスだと思うなら、商品である自分をしっかり磨いてください。
プライベートのあなたがネガティブだろうが、自己否定愛好家だろうが、どういう思想を持って生きていようが、それは自由。
でも、仕事は違います。あなたは商品で、お客様はあなたにお金を払うのです。
仕事で結果を出したいなら、お客様に何を与えられるのか、真剣に考えてください。
どうやったらお金を引き出せるか、ばっかり考えるのは、詐欺師だけで結構。あなたは詐欺師ではないですよね、ホステスですよね?
だったら、軽い下心レベルで簡単に誘われるような、安っぽい女でい続けることを「恥ずかしい」と思ってください。


と、相手が怖気づくくらい、イイ女(商品)になれ!!と。
その先には、目先の数十万・数百万のレベルではなく、今後のあなたの人生を変えるほどの結果が待っています。
ホステスの心得