期待をしない
あなたは、人や物事に対して期待が大きいほうですか?
たとえば、好きな人に振り向いてほしい。お店の人に、もっともっと自分の頑張りを認めてほしい。
素敵な異性と出会って、素敵な恋をして、幸せな結婚生活をしたい。仕事で言えば、1人でも多くのお客様に来てほしい。
指名してほしい、同伴してほしい、約束をしてほしい、いっぱいお金を使って売り上げてほしい、エトセトラ。
うん、確かにその通りで、多くの人が心の中で何かしらの期待をしながら生きています。でも残念だけど、その期待が消えないうちは、叶いません。
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期待が高いとうまくいかない
期待というのは、「他力本願」なんです。何か自分がしてもらうことばかりで、それをしてもらうためにはどうすればいいか、を必死に考えているだけ。
シンプルに仕事で考えてみましょう。お客様に来てほしいのに、連絡しても来てくれない。同伴してほしいのに、店外ばかりで同伴してもらえない。
そう言っている間は、お客様は来ないのです。あなたが「これ以上ない!」というくらい努力していることは、きっとお店の方も知っています。
でも水商売は、がんばったから認められるという世界ではありません。また、少々の結果を出したくらいでは、認めてくれません。
その世界で、してもらうことばかり考えていても、だれも何もしてくれないのです。
自分の力量を棚にあげて、してもらうことばかり期待しても、叶うわけがない。
方向性がズレてない?
人の心は、思い通りには動きません。どんなに熱望しようと、期待するだけでは人は動かせないのです。
もちろん、そのために努力をしていることでしょう。
でもそれが実らないということは、方向性が違う、努力するポイントがズレている、等々の理由が必ずあるのです。
それを考えず、望みばかり託しても、失望するだけ。他力本願の期待は、叶わなくて当然なのです。
「期待外れ」は「期待するから外れる」ということ。
他人に期待する前に、自分に何ができるのか、何を提供できるのか、そのためにどうすればいいか、を考えることが先です。
ボケッと毎日目的もなく会話をして、顧客リストの数も把握できていないようなホステスは、顧客管理ができているとは言いません。
来てねーのメールしか出せないホステスに会いに行くのは、よほど気に入ったときだけ。
来て欲しいから営業をする、それは確かです。でもそれは、最終目的であり、その前のプロセスがたくさんある。
そこをすっ飛ばして連絡すれば来てもらえる、と期待しているのが間違いなのですね。
