銀座ホステスはコロナでどうなった?
こんにちは。銀座ホステスの水野です。
コロナ禍で銀座は大打撃を受けています。銀座に限らず、水商売全体が非常に厳しい状況ですね。
あれだけ報道されてしまったら、そりゃお客様も遠のくだろうな・・・と思ってしまいます。
上記事によると、自粛期間中ごく一部のクラブでは保障があったみたいです。
が、私の勤めるお店は保障なし。
休業中はそれでどうにか助けられても、再開後は給付金が出るわけでもなく、収入減を強いられるホステスさんは、とても多いでしょう。
玲那さんがこんな記事を書かれていますが、開店休業状態、その通りだと感じます。
銀座の全てを知っているわけではありませんが、私の勤めるお店の現状や、狭い範囲ながらも周りから聞くことなど、働く側からお話をしようと思います。
もうホステスだけで生活するのは無理(泣)
お客様から、
- コロナに罹患したくない
- 銀座に行って感染したら、立場や信用問題にかかわる
- 会社から行くことを禁止されてる
と言われてしまいます。そしてそれはごもっとだと思います。平時であれば、
「月末ピンチだからお願い!」
とお客様に言えても、今は感染リスクがある以上、なかなか言えないです。
個の価値観にもよるけど、お客様によっては、関係性まで壊れてしまいます。ここで引かずゴリゴリに営業をかけてたら、なかなかだなーと思います(笑)
お店も厳しいので、今までのように女の子を出勤させる余裕はありません。
なので、予定がないホステスは、出勤調整。
さらに当店では「早上がりシステム」なるものが導入されました。仮に同伴出勤できてもお客様が帰ってしまうと、ホステスもそこで終了。早上がりさせられるのです。
ただでさえ再開後は給料システム変更で、日給も下げられている上に、早上がりになると日給50%ダウン。
これではお給料大幅減なので、当然今まで通りの生活は維持できない。
私の勤めるお店は、日給制か売上折半かを選ぶことができますが、
- 売上ホステスはみんな売上折半に変更
- ヘルプの子だけ日給制
というクラブもある、と聞きました。
再開後は銀座ホステスを取り巻く環境が日増しに悪化
多くのクラブは、6月に入って再開しました。当然厳しいことを想定していたものの、本音としては予想以上・・・。
それでも振り返ると、東京新規感染者数200~300人超えが当たり前になった今よりは良かったのだな、と感じます。
私がお客様と連絡を取ってる肌感覚ですが、6月の再開した段階では感染者数が落ち着いていたこともあり、
といった方が多かった印象。なので、あのまま感染者数が落ち着いていたら、少しずつお客様が戻ってきたのではないか・・・と思います。
現実の営業状況はどうかというと、
- コロナをそんなに気にしてない
- お店やホステスを応援したい
といったお客様が来店されていました。しかし、繁華街でのコロナ報道が重なると、
- 当分は行けなさそう
- 再開後いらいしてくれたお客様も今は行きたくないと言う
- 来店予定だったお客様がキャンセル
といった状態に・・・。再開直後には、
と、景気にいい話も聞いたりしましたが、今はどうなってるのでしょうか。
コロナを機に銀座ホステス以外の道を模索
では、ホステスたちはいま、一体どうしているのしょう?よく、ホステスが稼げなくなって、
- パパ活をしている
- 風俗に流れている
という情報をネットなどで目にしますが、周りにそんなホステスがいないので、真相はよくわかりません(笑)中にはそんな人もいるんじゃないかな?とは思います。
でもコロナで風俗も厳しいのでは??という予感もしますが、どうなのでしょう。20代ホステスでギャラ飲みしている子はいますね。
私と同じお店で長年ホステスをしていたある女性は、GWから昼職をスタート。その女性の紹介で、私もつい先日から、同社で営業職を始めました。玲那さんから、
「複数の収入を得ることの大切さ」
を教えていただき、私自身も今回のコロナでホステス1本で働くことのリスクの高さを体感したこともあり、決意。
慣れないから大変だけど、長年夜だけで生活していたので、なかなか新鮮な毎日です。
私のようにお昼のお仕事を始めた話は、チラホラ聞きます。
お店で仲が良かったある女性は、水商売の行く末を嘆きまくった挙句に、あっさり彼氏を作ってすぐに結婚してしまいました(それもまたすごいですが笑)。
他店の売れっ子ホステスさんは、働いてたお店を退店。しばらくゆっくりして秋口くらいからまた働こうかな、と言っていました。
マンションを引き払って地元に帰った、という話はよく聞きますね。
人それぞれいろいろな考えがありますが、なにかしら変化するとき、であることは間違いないと思います。
まとめ
- ホステスだけで生活の維持は困難
- 再開後も環境は悪化
- ホステス以外の道を模索
実は昼職の同僚で、銀座のサパーで働いてた男の子がいます。過去にアフターで会っていました(笑)
彼と昨日ランチをしていたのですが、そのサパーも今はお客様が全然来てないそう。
ただでさえクラブへ行くお客様が減ってるのに、さらにアフターまで行くお客様と考えると、かなり厳しいと容易に想像がつきますね。
こういう話を聞くと、銀座で働いている人たちは皆何を考え、どう生きているのだろう・・・と考えてしまいます。
水商売に限らず、それを取り巻く花屋さんや美容室なども大変でしょう。
「復活までに年単位かかるよね」
と仰るお客様もいますが、私は玲那さんが仰るように、もう元には戻らないと思います。それでもお客様と、
と笑い合いつつ、新しい生活、新しい人生を生き抜くことに精一杯の毎日です。皆様に明るい未来が訪れるよう願っています。