コロナによるホステスたちの変化
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
このサイトでは、意図的に時事ネタには触れないよう運営しているのですが。コロナの影響、甚大ですね。
職業柄どうしても「3つの密」に当てはまってしまうという点もですが、さまざまな意味で不安だろうと思います。
個人的には、稀に見聞きする、
「ホステスは税金を払ってないんだから、そこに税金を使うのは納得いかない」
という世間の声に、ときどき無性にイラっとします。現役時代から今日まで散々高い税金を払ってきてこの言われよう・・・( ̄-  ̄ ) ンー
私自身は救済措置はいらないですが、「ホステス=税金を払ってない」と断言される所以はないぞ!という点がイラッとポイントです。
私のクライアントさんたちも、きちんと申告して納税してますからね。十把一絡げにしないでいただきたいです。
多くのホステスが払ってないことも重々承知してますけども、もはやそれはその人自身の問題かと。
どの業種でも、無申告で税金払わないヤツは、まともではないです。
ホステスさん達の相談内容の変化
ここ1ヶ月、世情に合わせて相談内容も驚くほど変化しました。売れないホステスさんたちは、切実に生活や収入に対する不安が一番ですね。
コロナを機にホステス業を引退する人、アルバイトに切り替えて本業を持つ人、副業を考える人、いろいろです。
メンヘラホステスさんたちは、コロナを機にさらにメンヘラ化しています(笑)
売れっ子ホステスたちは、
- お客様のフォローをどうするか
- 自粛中・自粛明けの業務をどう組むか
- どれだけの顧客離れが起きるか
- この期間にできることは何か
といったことへの対策が多かったです。オーナーママたちは、もっと切実ですね。
- いつからいつまで自粛をするのか
- 1人当たりいくらの休業保障を出すか
- いつまで長引くと破綻するか
といった、実質的な数値の話がメインでした。私自身も、ここまでの事態は経験がないので、正直判断に困ることがほとんどでした。
オリンピックが終わったらこの業界は激変するな・・・とは思っていたし、その予兆はもう何年も前からありましたが、まさかこんな形で激変するとは。
予想外の出来事である反面、いよいよきたか・・・という気持ちもあります。
あるお客様から見た「コロナウイルス」
そんな最中、現役時代のお客様が心配して電話をくれました。
幸いにも、そのお客様自身はあまり影響を受けない業種なので、落ち着いていましたが、倒産寸前の会社も周りに多いそうで少し滅入っておられました。
そういった心の内を話してくれる中で、こんなことを言っていました。
このウイルスは人間の良心や器、人格を問うものだと俺は思っていて。緊急事態には、その人の本質が見える。
日ごろ何を考えて、何に重きを置いて、何を大事にして、どういう価値観で生きてるのか、全部露呈する。
その上で自分がどうありたいのか、これからどう生きていきたいのか、何が一番大切なのかを問われてるような気がする。
本当にそうだな・・・と思いました。
改めてホステス達を見ると・・・
上記のお客様の言葉を受け、改めて周りにいるホステスたちを見ると。『本当にその通り』なのですよね。
具体的な相談自体は確かに変化したものの、コア部分は特に変わってない。
日ごろからお金お金と言ってる子は、やっぱりお金お金と騒いでる。
日ごろから目先の気分で動く子は、やっぱり気分に振り回されてる。
日ごろから自分本位な思考の子は、やっぱりこんなときも自分本位。
日ごろから周りのことを考えてる子は、やっぱり周りの人を気遣ってる。
異常事態なので、すべてがイレギュラーに見えるだけで、実はその人の言動はデフォルト。
もともとそういう人(私も含め)で、それが色濃く出るだけなんですよね。セッション中のホステスさんたちには、
と伝えて取り組んでもらっています。
大半のホステスさんは、不安ながらも日々の中で上手にガス抜きしながら、冷静に実行してくれているので、それだけで私自身も少し安心です。
まとめ
- 具体的な相談内容は一変した
- その人のコアな価値観が露呈する
- 根柢の部分は特に何も変わってない
あくまでも上記は私の意見です。大きく外れたことは言ってないつもり、ですが、感情・論理ともに賛否両論の事態。
事実だけを見て、今できることに意識を切り替えて、今できることをやっていくしかないです。
ホステスは、個人事業主ですから。
大なり小なり、その恩恵も受けてきたはずです。稼げる可能性があるということは、同じだけ損失の可能性もあるということ。
稼ぎたいと思っているホステスさんは、リスクを経験として学ぶ良い機会と捉えて、今後のリスクヘッジに繋げてください。
でも、その前に。
あなたやあなたの大切な人が、感染で危機に晒されませんよう、切に願っています。