会話で差をつける!即実践可能な深掘り学習テクニックとは?

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
話すことがない、話題がない、ネタがない。大勢のホステスから受けた相談です。その度に、思います。「本当ですか?」と。
話題がない・ネタがないと言っているホステスさんは、全員が受け身です。コンサルでも、私が話さない限り、話しません。
私が黙っていると「どうしよう」という空気が流れます。コンサルの場なのに、質問すら用意していないのです。これは驚きです。
試しに私から「何か困っていることはありますか」と尋ねると「何を聞けばいいかわかりません」と言います。そして、営業LINEの添削のみに収まります。
しかし、営業LINEばかり磨いたところで、実際の接客で話がおもしろくなければ、お客様はリピートしません。
そこで本記事では、会話スキルを磨きたいホステスさん向けに、実践可能な深掘り学習のテクニックをご紹介します。
この記事の目次
深掘り学習の重要性を理解しよう!
深掘り学習とは、ひとつの話題を徹底的に探究して理解を深めることです。深掘り学習をすると、会話に新しい視点や深みを加えることができます。
売れないホステスは、とにかく勉強がきらいです。その考えをひっくり返すために、まずは深掘り学習がなぜ重要なのかを考えてみましょう。
なぜ深掘り学習が必要なのか?
あなたが目指しているのは、『質の良いお客様に囲まれて楽しく稼ぐこと』ですよね。
その【質の良いお客様】は、表面的な知識で喜んでくださるほど稚拙なのでしょうか。
昨日のあなたの接客を思い出してみてください。話し始めてもすぐに行き詰まったり、お客様に飽きられてしまったり・・・といったことが起きませんでしたか?
それは、あなたの会話が表面的でつまらない証拠です。
聞き役に徹すると言っても、あなたに浅い知識しかない場合、微笑み地蔵になるか、浅い質問をくり返すかのどちらかになるでしょう。
そうすると、お客様はつまらなくなってしまいます。それどころか、あなたに対して不信感を抱くのです。
会話がつまらないということは、ホステスとしてのあなたの信用にかかわるほど重大なのです。
だからこそ、深掘り学習が大切です。深く掘り下げた知識を持っていると、会話が自然と広がります。また、お客様も関心が高い分野で専門的な話ができます。
何より、あなた自身の成長につながるし、深掘り学習で得た知識や経験は、ブランディングとしても強力な武器になるのです。
新人なら『浅く広く』が重要ですが、1年も経てば十分ベテランの域。いつまでも表面的な会話で収まらないよう、深掘り学習をしましょう。
浅い知識がもたらす問題点
もちろん、最初はだれだってわからないことだらけです。
たまたま多趣味でいろんな知識があったり、たまたま得意分野があったりすればいいですが、大半のホステスは違うでしょう。
私は『たまたま得意分野があった』側です。それでも、本業のお客様にはついていけません。つまり、浅い知識しかないと、
- 会話が止まる
- 会話の質が落ちる
- 質問力が弱まる
という弊害が起きるのです。あなたが「会話が続かない』と悩んでいるなら、自分が口下手かどうかより、まず知識面を考えてみてください。
お客様の話に対する知識があるか。お客様の話を深く理解できているか。お客様の質問に的確に答えられているか。
これができないと、お客様は飽きてしまうのです。
あなたに興味を持たないのは、外見の問題ではなく、お客様があなたとの会話を「楽しい」と思える質まで磨けていないのが大問題。
実際、私はときどき飲みに出ますが、どこに行っても同じ話題、同じ質問です。正直、飽き飽きします。
それをこちらが気遣ってにこやかに接してあげないと、ホステス側の表情が曇ったり、早く席を抜けたいのかそわそわしたり。ぶっちゃけ、めんどくさい。
だから、勉強しましょう。知識があれば、お客様を惹き付けることはできるのです。
会話スキル向上における深掘り学習の効果
深掘り学習をすると、さまざまな効果が得られます。先ほど記載した、
- 会話が止まる
- 会話の質が落ちる
- 質問力が弱まる
この3つは、深掘り学習で改善できるのです。
深掘り学習とは、単に表面的な知識を身につけるだけではありません。ひとつのテーマを掘り下げることです。そうすることで、話題を広げる力が備わります。
たとえば、あなたがゴルフについて深い知識を持っていれば、関連する話題を自然と引き出せますよね。
そうすると、会話が止まることは避けられるようになります。
また、知識を深掘りしていくことは、会話の質を向上させます。仮にあなたがワインに詳しいとしたら、より具体的で意味のある質問を投げかけられますよね。
たとえば私は音楽が好きですが、

と尋ねられるよりも、

と聞かれるほうが話しやすいです。私自身が好きな音楽の話を深く掘り下げられるので、会話が充実します。
充実すると、お互いに感情や思考に触れることができるので、必然的に質が上がります。
何より、あなた自身のブランディングになります。「このホステスは〇〇に詳しい」という印象を残せれば、リピート率が上がるのです。
即実践可能!深掘り学習のテクニックをマスターしよう!
深掘り学習の重要性や効果は理解していただけたと思います。問題は「どうやって実践すればいいのか」ですよね。
効率的に知識を深めるテクニックをマスターしましょう。
話題の根本を追求する方法
表面的な会話を避けるためには、話題の本質を見極め、そこから広げていくスキルを身につける必要があります。
たとえば、お客様が旅行の話を始めたとします。すると、売れないホステスは、だいたいこんなセリフを言います。



これが悪いわけではないんです。ただ、お客様が話したいことは『どこへ行ったか』や『旅行についてあなたがどう思うか』ではない。
お客様は、旅行を通して自分が経験したこと、感動したことなどを話したいのです。となると、





といったように、お客様の気持ちを掘り下げる質問が効果的です。
どこへ行ったか、何をしたか、だれと行ったか、といった質問は、ただの情報交換です。情報交換を続ける限り、会話は延々と表面的になります。
そうではなく、
- なぜそこへ行ったのか
- そこでどんなことがあったのか
- その経験からどんな気持ちになったのか
といった質問をしましょう。そうすることで、ただの情報交換から『経験や感情の共有』に変わります。
意外性や共感を生む学習のアプローチ
お客様との会話で印象を残すためには、意外性や共感を引き出すアプローチが効果的です。
たとえば、意外な角度から質問することで「あれ?こんな話もできるんだ」とお客様を驚かせることができます。
これは、あなたにしかない視点や知識を感じさせる要素になるので、とても有効です。
意外性を生むために、異なるジャンルや分野の知識を少しずつ学んでおきましょう。
たとえばワインを学ぶなら、味や銘柄についての知識だけでなく、ワインが製造される地域の文化や歴史についても勉強しておくのです。
ワインの話題がでたときに学んでおいた情報を織り交ぜて質問すると、会話に深みを加えられます。
私はお酒を飲まないので、正直そんなにお酒には詳しくないです。なので、銘柄や味について会話を弾ませることはむずかしい。
でも、歴史や文化は好きなので、そこから会話を広げていきました。
また、お客様の話に対して「自分もそう感じる」といった共感の言葉を加えると、会話がよりあたたかみが出ます。
共感力を磨くためには、興味を持ったテーマについて、実際に自分の経験に照らして考える練習をしましょう。
そうすることで、お客様はあなたと一緒にいる時間を特別に感じ、リピートにつながる可能性が高まります。
深掘り学習をサポートするツールやリソース
では、具体的にどうやって深掘り学習をすればいいのかという話ですよね。
これまで深掘り学習の習慣がないホステスさんにとっては、何から手を付ければいいかわからないと思います。ポイントは3つです。
まず、いつもと同じように情報収集から始めましょう。何でもいいので、ニュース系アプリを開いてみてください。
あなたがこれまで閲覧してきた記事の傾向に沿って、おすすめの最新情報が自動で表示されているはずです。その中からひとつ、
- 一番興味のあるもの
- 一番話題になるもの
などを選んで、読んでみましょう。
そうすると、またその記事に関連した記事が表示されますよね。これで、あなたは「知識の幅を広げる」ということはできている状態です。
では次に、その分野の書籍を探してみましょう。紙でも電子でもオーディオでも、何でもOKです。
自分が読みやすいものを選んで、読んで(聴いて)みてください。ニュースを見るだけで終わっていた知識が、深掘りされるはずです。
最後に、メモを取りましょう。ニュースから本を読んでみて、どう思いましたか?何を知りましたか?思いつくままに、メモしてください。
ここまでが習慣化されると、深掘り学習が身につきます。