臨場感あふれる会話とは

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
会話を盛り上げる方法のひとつとして、臨場感を出す・臨場感を高めるという手法があります。臨場感あふれる会話ができると、話し手となる自分が楽しいだけでなく、相手を楽しませることもできます。本記事では、
- 臨場感あふれる会話とはどういうものなのか
- 臨場感を出すにはどういう話し方をすればいいのか
について解説します。
臨場感あふれる会話=リアリティの高さ
たとえばあなたが同僚ホステスから「ママがあなたのことを褒めてたよ」と言われたとします。もちろん、これだけでも十分嬉しいでしょう。褒めていたと聞いて気を悪くする人はいませんよね。では、続く言葉が、
- 最近がんばってるからじゃない?
- 最近がんばってるわね、って言ってたよ
どちらのほうが嬉しいでしょうか。おそらく大半の人が2の「〇〇って言ってたよ」に喜びを感じるはずです。なぜかと言うと『褒めていた』のリアリティが増すからです。これを直接法と言います。
〇〇らしいよ、〇〇みたいよ、といった話し方を間接法と言います。その人の言葉ではない形で伝える手法で「あなたに会いたがってたよ」も間接法です。こちらも「会いたいって言ってたよ」のほうがリアリティが増しますよね。
悪口も同じで「あの人があなたの悪口を言ってるらしいよ」と言われるより「あの人があなたのことを「あの女は性格が悪い」って言ってたよ」と言われるほうが、圧倒的に傷つくと思います。
このように臨場感とは、どれだけリアリティのある話ができるかということです。
臨場感あふれる会話=リアルに想像できるか
では、もう少し違う角度から見てみましょう。
たとえばあなたが大好きなアーティストのライブへ行ったとします。それを誰かに話すとなった際に「めっちゃよかったよ!」「めっちゃ楽しかったよ!」「めっちゃ盛り上がったよ!」と説明したとします。
この説明で、どんなライブだったか具体的に想像できますか?
おそらく大半の人は、想像がつかないと思います。大好きなアーティストなんだからそりゃあ良かっただろうし、楽しかっただろうし、そのアーティストが好きな人が集まってるんだから盛り上がっただろうよ・・・です(笑)
でも、こう言われたらどうでしょうか。

これ、私が大好きな沢田研二さんの歌劇を観賞したときの実際の感想です。どうでしょう、「すっごいよかったよ!」「めっちゃ歌うまかった!」という感想よりも臨場感があると思いませんか?
臨場感あふれる会話=空気感が伝わること
臨場感あふれる会話は、相手の心も動きます。最初の「ママが褒めてたよ」も「ママが最近がんばってるねって言ってたよ」と言われたほうが、心が動きますよね。
聞き手の心を動かすには、「〇〇らしい」「〇〇みたい」「〇〇だそうよ」といった間接法を使わず、「〇〇って言ってたよ」「〇〇してたよ」といった直接法でしゃべることです。まずひとつ。
次に、物事を説明するときには経緯や主観を述べるのではなく、その風景や光景が想像できるように話すこと。こちらのほうが少し難しいですね。
「その日は同伴の約束があって、19時に駅で待ち合わせて、〇〇というお店へお客様と一緒に行ったんですけど、話してるうちに何が気に入らなかったのか分からないんですけど怒りだしてしまって、どうしたらいいですか」
という話し方をするよりも、
「19時に駅で待ち合わせたときは、普段と変わらない穏やかな感じだったんですよ。でもお店で食事をしてる間に、どんどん顔つきが変わってきて、最後には眉間にしわ寄せて怒ってしまって。でも心当たりがないんです」
と話したほうが、その場の空気感が伝わりますよね。
まとめ
- 間接法ではなく直接法で伝える
- その場を想像できるように伝える
- 説明よりも空気感を伝える
最初は難しいと思いますが、取り組んでいるうちにだんだん慣れていくと思います。はじめはひとつでもいいので「今日のトークは臨場感があったかな?」と振り返ることから始めてもいいですね。
臨場感あふれる会話が得意な人の話し方を研究して、真似をするのも最適です。ここも巨人の肩に乗りましょう。

ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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