「苦手なこと」=必ずしもダメではない?考え方の転換法
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
私の仕事モードスイッチは、『メイクをすること』でした。基本的にお化粧が嫌いなので、ゴテゴテの派手メイクが苦手です。
現役時代は、外出時にスッピンで・・・ということはさすがにありませんでしたが、可能な限りスッピンでいたい&可能な限りナチュラルメイクでいたい。
そのせいか、メイクをすると、
というモードに突入していました。裏を返せば、メイクをしないとうっかり怠けてしまう・・・という欠点も、無きにしも非ず
こういう、自分のクセや習慣、性質をうまく利用して仕事をする、というのも、ひとつの手です。
ホステス業は、何かとお客様にお手紙などを出すことが多く、ママともなれば、年間にかなりの郵便物を出すことになります。
それがもっとも集中するのは、夏と冬。つまり、お中元&お歳暮の時期です。
お中元やお歳暮の添え状、暑中見舞いに年賀状、日々のお礼状・・・と、あっという間にシーズンが終わってしまいます。
特に、私のお客様は7~8月生まれの方が圧倒的に多かったので、お誕生日も重なり、夏場は年間で一番目が回りそうになる多忙期でした。
毎日、ほぼ徹夜になってしまうんです。
普段は、家に帰るとさっさとメイクを落とし、次に外出するまでスッピンなのですが、多忙期に入ると、自宅にいるときでも24時間、フルメイク状態。
服装も、ラフなものではなく、一番のお気に入りや高い服、ときには着物も着ていました。
私のポリシーは『全部手書き』だったので、住所も名前も印刷したことがない。
そのために、1日に何百枚という、膨大な量を書かなくてはならない。我ながら痛恨の作業・・・。
徹夜が連日続いたり、疲れが蓄積したりすると、字も乱れるし、文章も誤字脱字が増えます。
うっかり居眠りして、さばかなくてはならない数を書きこなせず、仕事がたまることもある。
そういう事態を避けるために、緊張感を維持し、眠らないために、わざわざメイクをして、良い服を着て、仕事をするんです。
理由は、ただひとつ。メイクで便箋やハガキ、お気に入りの服が汚れるのがイヤだから。
限界に眠くなったり、集中力が途切れたりすると、メイクを落として顔を洗って、再スタートです。
自分が何をするのが苦手で、何をすると集中力が持続しやすいのか。
これを知っているだけで、かなり効率アップすることがあります。苦手なことを克服するのはむずかしいけど、それをプラスに働かせることは簡単。
弱点や欠点は、裏を返せば&使い方を変えれば、武器にも長所にもなるのです。
ホステスの心得