名刺は「その人の顔」なんです

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「名刺交換は重要なものだ!」と思っている方は多いと思います。営業や販売をしている方は特にそうですね。
ホステスはこの名刺1枚をもらうのに大変苦労しています。勧誘されると分かっているのでなかなか手ごわいです。
それだけ重要視されている名刺なのに、ありえないことを平気でやっている方を結構見かけます。
名刺=その人の顔と思っていたら絶対にやらないであろうことを、ごく当たり前にやっている。
以前にも少し取り上げたことがありますが、 ここでもう1度、名刺の扱い方についてお話したいと思います。

名刺をお尻などのポケットに入れる
男性に圧倒的に多いのが、名刺をスーツのお尻ポケットに入れること。これは絶対にダメです、どんな理由があろうと考えられません。
【自分の名刺だから良い】ではありません。その名刺は人様にお渡しするものです。それを尻に敷くとは何ごと?
あなたが企業で勤めているのなら、「この会社はそんなことも教えないのか」とその企業自体の信頼に関わります。
上着の内ポケットか胸ポケット、私服でポケットがなければ小さくていいので鞄を持つこと。
ちなみにいくら上着のポケットでもウエスト辺りにある外ポケットはダメです、適当に扱っている感じがします。
次に多いのが、財布や定期入れなど、名刺ケース以外のものに入れていること。
触る機会が多い財布は特に、名刺がすぐに傷んで使いものにならなくなってしまいます。
名刺ケースの使い方
社会人として名刺ケースを持つのは当然のマナー。名刺ケースは他にもちゃんと意味があるものです。
相手の名刺をいただいた際に、台座の代わりとして使うもの。これも名刺交換のマナーです。
名刺ケースは革製品がいいと思います。どこで使ってもいいように無難な黒か茶系のものがノーマル。
シルバー素材のものはよほどこまめに手入れをしないと、出したときに指紋がベタベタ目立って見苦しいです。
ちなみに私は現役ホステス時代、名刺ケースを常に2つ持っていました。1つは自分の名刺を入れるため、もう1つはいただいたお客様の名刺を入れるため。
1日に名刺交換する数が多いので、間違って誰かの名刺を出したりしないために(意外とよくあります)と、自分の名刺と一緒に触れ過ぎて、せっかくいただいた名刺が傷まないようにするためです。
もっとも不快な名刺の扱い方
ということは、もっともサイテーでマナー違反、相手を不快にさせる扱い方は、
お尻のポケットから財布を出し
↓
チョコッと端が折れた名刺をシレ~ッと伸ばして渡し
↓
いただいた名刺をまた財布に入れ
↓
お尻のポケットに直す
ああもう、書いてるだけでムカムカします。でも、ものすごく多いです。特に男性は気を付けてください。
もらうことばっかり考えて扱い方への気遣いを怠ると、どんどん名刺をいただけるチャンスは遠のきます。
ホステスの心得