コミュニケーションがうまくいかない人は「話し方」をチェックして!
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
あなたは以下のような点に悩むことはありませんか。
- コミュケーションがうまく取れない(気がする)
- コミュニケーションスキルを磨きたいけれど何から始めればいいか分からない
- 自分のコミュニケーションスキルの問題点が分からない
ここに悩んでいるホステスさんは、まず「話し方」に着目してみましょう。ここで着目すべき「話し方」は「相手」ではなく「自分」です。本記事では、
- コミュニケーションがうまくいかない人の話し方例
- コミュニケーション能力がバレる思考グセ
- コミュニケーションをスムーズにする話し方
について解説します。
コミュニケーションがうまくいかない人の話し方例
コミュニケーションがうまくいかない人の話し方には共通の特徴があります。実際に会話事例で見てみましょう。
さて、あなたには、「何をチームで競うのか」「だれが言い出したのか」わかりましたか?私には、まったくわかりませんでした。
私が「売上で競うのか/同伴で競うのか」を聞いたのは、競う内容によって営業方法が変わるからです。
ホステスにとっては、「何を競うのか」はどうでもよく、自分の不満を聞いてほしかったのでしょう。
お店のだれかが「チームで〇〇を競う」と言った瞬間から不満があって、その不満で頭がいっぱいになって、ちゃんと話を聞けていなかった可能性が高いです。
じゃあ、私は「フンフン、それは大変だね」と、同調や共感をしながら聞いていればよかったのでは?・・・と思うかもしれませんが、この後に、
と、しっかり質問されました。なので、「もう一度、何を競うのかお店で確認してきて」という結果になりました。
話し方ひとつでコミュニケーション能力がバレる
頭の中が整理できてない人は、話し方に表れます。こちらが整理しようとしても、整理できません。話し方と思考はイコールなのです。
話があちこちに飛ぶ人は、思考もあちこちに飛ぶ人。聴く相手を意識して内容を整理して話せない人は、頭の中も整理できていない人。
頭が整理されていないと、感情をうまくコントロールすることができません。また、頭が整理されていないと、現状維持バイアスを外すことができません。
現状維持バイアスとは、何かを得る期待よりも何かを失う恐怖や不安のほうが勝ってしまい、行動できなくなる思考を言います。
この思考があると、現状維持が優勢になってしまい、変化を恐れるようになります。
こうした思考を変えるには、言語から変える。これは、神経言語プログラミング(NLP)の基本です。
では、具体的に何をするかというと、『徹底的に話し方を訓練する』だけです。
私のコンサルでは、いただく質問へ助言することはもちろんですが、話し方も徹底的に指摘していきます。たとえば、
- 質問に適切に回答できるか
- 適切に質問をできるか
- 余計な情報を含めずに説明できるか
- 話をそらさずに最後まで会話ができるか
上記のどれかに引っ掛かったら、話の途中であっても、話し方を指摘します。
悲観フォーカスや自己否定がひどいと、ここで傷ついて「怒られた」「否定された」等々騒ぎますが、そんなことはどうでもいいくらい、重要なんです。
なぜなら、その話し方であなたにコミュニケーション能力がないとバレてしまうから。
お客様にバレてしまったら、売上をつくることがむずかしくなるからです。
話し方を変えるだけでコミュニケーションはスムーズになる
本当に「コミュニケーション能力を上げたい」と思うのであれば、話し方を訓練することです。
上記の会話事例を見て分かるように、話がかみ合わない人は、他者視点が欠けています。
『相手が自分の話を理解できているか』よりも、『自分が話したいこと』を『話したいように』話そうとするので、かみ合わないのです。
この「他者視点」は、コミュニケーションテクニックを知るだけでは、どうにもなりません。
「私の話し方を理解してくれる人」を待っているだけでは、コミュニケーション能力を磨くどころか、現状から何かを変えることもできません。
自分が話している内容を、客観視することが重要なのです。
- きちんと質問に答えられているか
- シンプルに伝えられているか
- 相槌は適切か
- 声のトーンや言葉のチョイスは適切か
- 自分が話し相手だったら話しやすいか・聞きやすいか・すぐに内容を理解できるか
- 「えーっと」「うーんと」といった言葉を多用していないか
などを、細かくチェックするといいでしょう。そして「具体的に、どう変えるとさらに良くなるか」を考えて、次回はその案を実行してください。
この繰り返しで、話し方は格段に改善されます。
まとめ
- 頭が整理されていないと話を整理できない
- 話し方を客観視することが重要
- 話し方をチェック&改善&実行で訓練する
思考を変えるより、話し方を変えるほうがカンタンです。話し方が悪いと、生産性も落ちるので、ぜひ改善に取り組んでください。
ちなみに、以前ベストセラーになった、この本↓
1分で話せ~世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術
あいかわらず誇大タイトルではありますが、「何が言いたいのか分からない」と言われる人には、かなり役立つと思います。
図解もあるので、視覚的にも理解しやすいかと。「言葉を省く」「シンプルにする」という点においては、初歩的なことがみっちり書かれた書籍です。
ホステスの心得