会話が続かないホステスあるある言いたい
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
まさかのレイザーラモンRG『あるあるネタ』から、タイトルをチョイス。RGさん、あるあるお願いをコメントに入れるとつぶやいてくれていました(爆)
バレがち♪ https://t.co/aJYT9CTEXF
— レイザーラモンRG (@rgizubuchi) July 23, 2018
すべりがち♪
最近は、どんな『あるあるネタ』をつぶやいているのかと覗いてみたら・・・
2021年9月28日あるある
「櫻井翔&相葉雅紀が結婚」の見出しで一瞬勘違いしてしまう人続出しがち♪#歴史あるある
— レイザーラモンRG (@rgizubuchi) September 28, 2021
安定の、すべりがち♪
レイザーラモンRGのあるあるネタはさておき(笑)
以前、Twitterで見かけた『売れないホステスあるある』的なツイが、私の中で共感度MAXです。思わずリツイートしたのが、こちら↓
猛烈にいいことを言う。なぜ1000回いいねできないんだー😭😭😭
「読む」こともまったく同じ。でもそういう人に限って、自分の頭と発してる言葉が違うんだな。
オウム返しで一言一句違わない形で質問しても「そんなこと言ってない」と。お察しください精神ハンパない。#ホステスの心得#会話 https://t.co/3WEzsucmq5
— ホステスの心得管理人@秋好玲那 (@reina_kokoroe) July 21, 2018
『勝手に言い換える』という行為は、売れないホステスにも、とても多いです。本記事では、
- ホステスが意識すべき『お客様との会話』とは
- 『お客様との会話』に見る『売れないホステスあるある』とは
- 『お客様との会話』で改善できることとは
について解説します。
この記事の目次
ホステスが意識すべき会話とは
売れないホステスさんって、とっても『表面的な言葉』にとらわれるんですよね。『表面的な言葉』とは、
- お客様が『言った言葉』にとらわれる
- お客様の『いった言葉』の裏に、どんな気持ちや意図があるのかを考えない
といった状態を言います。
たとえば、お客様が「薄めの水割りにして」と言ったとします。たった一言ですが、この言葉の裏には、いろんなものが隠れています。
本当は体調が悪いのかもしれないし、あなたのお店の前に行ったバーで飲みすぎたのかもしれないし、お酒を飲む気分ではないのかもしれません。
「薄めの水割りにして」
このセリフ自体は聞こえているけれど、その奥にある体調や感情、意図などを考えることができない。それが『表面的な言葉にとらわれている状態』です。
この状態が続くと、会話はすれ違っていきます。では、どうすればいいのか。大事なことは、何を言っているかではなく、
『何を伝えようとしているか』
です。
「何を言っているか」ではなく「何を伝えようとしているか」
言葉って、何かを伝えるためのひとつの手段ですよね。極端に言えば、伝えたいことが伝わりさえすれば、言葉なんかいらないのです。
「あー」とか「うー」だけでもいいし、表情やジェスチャーでもいい。事実、赤ちゃんは話せないので、言葉での会話はできません。
でも、赤ちゃんはあの手この手で、必死に自分の気持ちや状態を伝えようとします。
そのとき、お母さんが「あー」とか「うー」という赤ちゃんの『言葉』にとらわれていたら、赤ちゃんは死んでしまうかもしれません。
だから「あー」や「うー」の裏にある感情や体調、意図を汲み取ろうと必死になるのです。これが、
を考える、ということです。
私たちはホステスなので、子育て中のお母さんほどの必死さは必要ありません。でも、子育て中のお母さんの半分でも、
「何を伝えようとしているのかな?」
とアンテナを立てることができれば、お客様との会話の質はグッと上がります。
お客様の価値観は「なぜ?」の会話で見える
先述したとおり、売れないホステスさんほど、表面的な言葉にとらわれます。何色が好きだとか、何の食べ物が好きだとか。
情報として不要なものはひとつもないのですが、表面的な情報をどれだけ集めても、大したことはできません。
赤が好きだと知ったところで、せいぜいできるのは赤い衣装着るか、贈物する際に赤を選ぶ程度じゃないですか?
好きな食べ物がわかったところで、お礼状は一文字も書けないし、「私も好きです」程度では、同伴も取れません。大事なことは、
「どうしてそれが好き(嫌い)なのか」
じゃないですか?
赤が好きな理由が『亡くなったお母さまが大好きだった色だから』かもしれません。その場合、赤のネクタイを贈ったところで、お客様は喜びません。
お母様との思い出とセットだからこそ、赤という色に思い入れがあって、好んでいるのです。
そこがわかっていれば、お母さまの命日に赤いお線香を贈ったほうが喜ばれるかもしれませんよね。たとえば、こういうものとか(クリックすると商品ページに飛べます)↓
お客様との会話に見る売れないホステスあるある
「私はちゃんと聴いてるつもり」のホステスさんのために、『売れないホステスあるある』を取り上げてみます。
お客様のお話を聞かないホステス
『ホステスが会話上手になるための必須条件』にも書いたように、売れないホステスさんの多くは、
- 自分がお客様からどう見られているか
- 自分がお客様に嫌われないか
- 自分がお客様に気に入ってもらえるか
といったことをグルグル考えながら、お客様と会話をしています。この状態では、どんなに必死に聞いても、半分くらいしか頭に入らないと思います。
その結果、お客様が何の話をしていて、何を伝えようとしているのか、ちゃんと理解することができません。
また『会話しない!?初対面のお客様はこう攻略する!』にもあるように、
- 何を話せばいいか
- 共通点はなにか
などを必死に考えているときも、お客様の話はあまり聞いていません。自分にとって都合のいいキーワードだけを拾うので、会話がぶつ切りになりがちです。
お客様の言葉を都合よく解釈するホステス
一番多いのが、お客様の言葉を都合よく解釈するパターンです。中でも頻発するのは、「同伴のつもりが同伴じゃなかった」という件。お客様が、
と言ったとします。すると、多くのホステスは自動的に『食事=同伴』と変換して解釈し、喜びます。そして、同伴じゃないとわかると、傷つきます。
でも、ちょっと待ってください。「出勤前に時間ある?食事でもどう?」と言われただけ、ですよね。
同伴しようとか、その後お店に行くよとか、一言も言ってないですよね。
単に『ホステスを食事に誘う=同伴』という、自分の業界の常識で捉えて、食事という言葉が同伴に変換されたんですよね?
もちろん、「同伴だと思った!」と言いたくなる気持ちは分かります。たしかに、ホステスを食事に誘うということは、そういうことです。
でも、よく考えてください。
普段は表面的に言葉を拾って一喜一憂するのに、なぜ『食事』という単語だけは、表面的に受け取らないのか。。
都合のいい解釈、だと思いませんか?
会話=お客様がどういう意図でその言葉を使っているか
勝手に解釈して傷ついたり落ち込んだりする前に、
- お客様がどういう価値観を持っていて
- お客様がどういう意図でその言葉を使っているのか
をいち早く会話の中から探って、理解するよう努めましょう。
あなたも私もお客様も、みーんな、目的を持って持ってその言葉を使っているのです(無意識・意識的かかわらず)。まずは、
- ストレートに受け取ること
- 変な感情で解釈を歪めないこと
- きちんと言葉の意味を知ること
- 語彙力を高めていくこと
を徹底するだけでも、会話の質は格段に上がります。
その上で『そのお客様がどういう目的で何を伝えようとしてその言葉を使っているのか』を考えましょう。
そして、会話を続けようと思うなら「何を話そうか」ではなく、「何を話しているか」に意識を向けましょう。
以下の記事も参考にしながら、お客様のお話を聞けるようになってくださいね。