モチベーションを上げるにはどうしたらいいですか?

モチベーションを上げるにはどうしたらいいですか?
ホステスの心理学

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

コンサルでは、「どうしたらモチベーションが上がるのか」という相談が多くあります。

でも、心理学の観点から答えると「モチベーションを上げる必要はない」となります。むしろ、感情と理性が戦うようなやり方を改善するほうが得策です。

そもそも、モチベーションを上げようとするのは、『モチベーションが下がっているから』ですよね。

じゃあ、モチベーションが下がってしまうのはなぜですか?あなたが根性なしだから?あなたがダメ人間だから?

多くの人は、モチベーションが下がる理由を知りません。表面的な解決策だけ実行しても、その場しのぎにしかならないはず。

ここが一番の問題で、『モチベーションが上がらないこと』ではないはずです。

モチベーションが下がる理由

モチベーションが下がる大きな理由のひとつは、自己肯定感の低さです。

心理学の研究では、自己肯定感が低い人ほど、モチベーションが下がりやすいということが分かっています。

たとえば、結果を出せない人や得たい結果を得られていない人ほど、

  • 結果を出せない私はダメ人間
  • 行動しない私はダメ人間
  • 挫折してすぐに落ち込む私はダメ人間

といった形で、自分のことを自己否定します。

多くの人は自分を『自己肯定感が低い』とは思って(気付いて)いないので、知らず知らずのうちに「自分はダメ人間だ」と否定し続けているわけですね。

そんな人がやる気に満ちているわけがなく、うつ状態や自信喪失になっていきます。だからこそ、私はずっと『メンタルが最優先』と言っているわけです。

失敗→否定→モチベーションが下がる

何事においても『初めて取り組む人』が、すぐに結果を出せるわけないですよね。それなのに、失敗した自分を否定する。

その状態で、次の行動を起こすためのモチベーションが上がるわけないですよね。

仮に、無理やり行動したとしても、それでも失敗する可能性のほうが高いわけですよ。

トレーニングなんてまさにそうで、むしろ失敗するための場所ですよね。

だから、当然失敗が続くわけですが、「またダメだった」と自分を逐一否定するので、モチベーションはダダ下がり。

そして「このままではマズイ」と、ネットを開けば、エセ心理学が山のように出てきて、新たな鬱状態を生み出すことが書いてある。

もう八方塞がりですね。自己肯定感が低いというだけでこういったループにハマって、結果が出なくなってしまうのです。

モチベーションは数十分しか効果が継続しない

『感情をコントロールする』という方法もありますね。

たとえば、体を動かしたり、大きな声を出したり、歌ったり踊ったりすると、テンション上がりますよね。

確かに、その瞬間はやる気が出るんですよ、その瞬間はね。脳でドーパミンやアドレナリンが分泌されるから。

でも、2~3時間もすればそのやる気はすぐに冷めるし、回数を重ねる毎にだんだん効果も薄れます。

あなたは、同じ方法で必ず毎回100%モチベーションが上がりますか?私は上がらないですね。

100歩譲って『毎回確実にモチベーションアップ』するのは、サザンオールスターズの『希望の轍』を聴いたときだけです。

1時間後にイラっとする出来事があったら、もう吹っ飛びますね。

まとめ

  • 自己肯定感が低いとやる気が起きない
  • 失敗を否定すると行動ができなくなる
  • 感情コントロール法は効果が薄れる

要するに、モチベーションという不安定なものに頼らない仕組みを作ることが大事なんです。

私がいつも言っている「感情をコントロールできるようになろう」というのは、無理やりやる気を起こすとか、モチベーションを上げるとかでもなく、すでに起きている感情をどうにかすることでもありません。

「行動の邪魔になる感情が起きる前に、対処をしましょう」ということです。誤解のないようにお願いします。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴15年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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