接客・会話でホステスの第一印象を左右する3つのポイント

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスとして成長するには、さまざまなことが必要だと思いますが、
- 新人レベルでもできること
- 新人が気を付けたほうがいいこと
は、何でしょうか。漠然と「接客スキルを磨く」といっても、幅が広すぎて何から手を付けたらいいのか、わかりません。
玲那さんが「やっておいてよかった」と思うトレーニングなどがあったら、ぜひ教えてください。
ご質問ありがとうございます。『人は見た目が9割』という本をご存知でしょうか。この本では、
言語伝達より、五感を伴う印象のほうが伝達力が高い
と述べられています。だからといって、美人が売れっ子になるかというと、そうでもありません。美人は一瞬の引きは強いですが、持続性がありません。
だからといって、中身がよくても、それを見せられなかったら無意味です。ましてや、新人ホステスにスキルがないのは当然のこと。
では、新人は何を磨くといいかというと、『ノンバーバル・スキル』です。本格的にやるとちょっと大変なので、
- 今日から改善に取り組める
- 見た目に変化を起こせる
- 五感に訴えられる
この3つを踏まえた『第一印象を左右する3つのポイント』をお伝えします。
第一印象を左右する3つのポイント
ここでは、服装やメイクなどの、外見的な第一印象については触れません。そちらについては、以下を参照してください。
本記事でお伝えする『第一印象』は、ホステスの要となる『接客・会話』の部分です。
【ポイント1】話し声、話し方
「何を話すか」ばかり悩みがちですが、ここで悩むホステスさんは全員と言っていいほど、声や言葉が聞き取りづらいです。よくあるケースは、
- 声が細い(胸式呼吸など)
- 喉を傷める話し方(喉でしゃべるなど)
- 声がこもっている(口が開いてないなど)
- 早口(不安、焦りなど)
- 活舌が悪い(表情筋を動かさないなど)
- ボリュームコントロールができない
大体、この6つ。30代前半以下のホステスさんに多いのは、母音がミックスされること。
たとえば、『玲那』の語尾母音は「あ」ですが、これが「え」になる子が多いです。この話し方は、非常に頭が悪そうで、ヤレそうです!
悪い意味で五感を刺激してしまうので「何を話したらいいか?」の前に、
- ハキハキと
- 適切な音量で
- 相手のテンポに合わせて
話せるようになってください。
【ポイント2】ジェスチャー
私の知る限り、ほとんどのホステスは、

と思うくらい、動きません。鈴木奈々ちゃんみたいなオーバージェスチャーは邪魔ですが、まったく動かないのも問題です。
顔を変えたり、メイクや衣装に凝ったりするのと同じくらい、ジェスチャーも取り入れてほしいですね。
ジェスチャーを取り入れるだけで、大きなメリットが2つあるからです。
ひとつは、触ろうとする人の手を、意図的に払えること。相手が手を伸ばした瞬間に、話に合わせて手を動かすと、手がぶつかったフリで弾き飛ばせます。
もうひとつは、伝えたいことが伝わりやすくなること。膝に手を置いて「嬉しいです!」と言われるより、ガッツポーズで言われるほうが、感情が伝わります。
【ポイント3】視線
「何を話そうか」と考えているホステスさんは全員漏れなく、目が泳いでます。その時点で、

と、バレます。また、お席全体に視線を動かせないホステスさんを見ると、

と、わかります。視線は心の状態を表しやすいのですが、ほとんどのホステスは気にしません。
でも、これも「何を言うか」以上に、気にしてください。じゃないと、何を言っても台無しになります。
逆に、お客様の目をガン見するホステスさん、怖いです。視線を向け続けると、人は居心地の悪さを感じるので、適度にそらして息抜きさせてあげてください。
下を向くと真面目・悩み中・おもしろくない、上を向くと記憶を辿る・楽しい想像・楽観的、といった印象を与えます。
まとめ
- 聞き取りやすい声・話し方を練習
- ジェスチャーを取り入れる練習
- 視線を意図的に使う練習
この3つは、接客態度や会話の印象を変えるものなので、ぜひ取り組んでください。
私は長く舞台演劇をしていたおかげで、この3つは難なくできますが、実際にかなり役立ちました。
自分で考えて自己流でやるのではなく、だれかの真似をすると、身に着くのが早くなります。

芸能人をお手本にする場合は、徹底的にその人の言動や視線を研究して、その人になり切る!くらいの勢いでやるといいですね。
注意していただきたいのは、『お客様だけにやってもダメ』という点。
スタッフにも、同じように接してください。スタッフに嫌われたら、待機要員になります。
新人さんは『新鮮さ・素直さ・明るさ・勤勉さ』が求められますので、第一印象でこれが伝わるようにしましょう。
感情の波で、暗くぼそぼそとしゃべってしまう場合や、人の視線が怖いという場合は、スキルが役に立たないメンタル状態です。
まず、メンタル改善から着手しましょう。
ホステスの心得