すべての人に好かれないほうがいい
あなたは、お客様に好かれようとして、自分を抑えこんでいませんか?若いころの私は、まさにそうでした。
特にホステスは通常の仕事と違って、お客様が要因でイヤな思いをすることが多いですよね。
それでも「仕事なんだから」とママやお姉さん、オーナーに言われ、自分でも気付かないうちにそれがあたりまえになって・・・。
たしかに仕事にはイヤなことがつきもの。でも本当にその【イヤなこと】は、【我慢しなくてはならないこと】なんでしょうか?
心を押し殺してもうまくいかない
みんなに好かれようとすると、毎日が楽しくなくなります。世の中にはたくさんの人がいて、たくさんの価値観があるのです。
それにいつもいつも合わせてなんかいられないし、お客様だったら何してもいいのか?と思うような方だっています。
気の合わないお客様もいれば、初めて会ったとは思えないほど親しくなれるお客様もいます。
そんな中で、全員に好かれようというのは、とんでもなく無理な話です。
合わないと思う人がいる。それはだれかから言わせれば、【接客業失格】なのかもしれません。合わせるのが仕事でしょ、と言われますもんね。
でも、合わせるって、自分を押し殺して騙して閉じ込めて我慢して、相手の言いなりになることではありません。
合わないと思う人がいるということは、あなたに個性がある証拠です。その個性を押し込んでしまったら、自分自身を見失ってしまいます。
それでお客様に好かれても、それはあなたが好かれたことにはならないのです。
合わないものを、無理やり合わせようとするから、人間関係がうまくいかないのですね。
とはいえ、相手はお客様。気が合わないからといって、無視するわけにはいきません。
「大の大人がいい歳して、好き嫌いで人や物事を判断するな」という人もいます。おっしゃるとおり、一言も異論はありません。
でも、大人だろうが子どもだろうが、好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いなのです。少なくとも、私はそうです。
大人になるとは
あなたは、食べ物に好き嫌いはありますか?私はたくさんありました。いまもあります。
学校の給食で嫌いな物が出ると、食べ終わるまでずっと残されました。でも大人になった今の私に、食べ終わるまで席を離れるなと言う人はいません。
大人になるって、自分の責任の範囲でわがままを通せることでもあるんですね。
食べたくないものは食べない選択もできる、嫌いなものは嫌いと言える特権を、あなたも私もちゃんと持っているのです。
では、【責任】とは何か。
責任=結果を受け入れ補うこと
私は好き嫌いがハッキリしています、嫌いなものは絶対に嫌いです。
お客様で言えば、私のお店で暴れたり、だれかとケンカをしたり、女の子を泣かせたり、そんなことは一切許しません。
来てくださらなくて結構、ハッキリ言います。
だから私は、がんばりました。嫌いなものを嫌いだと言う代わりに、その人たちが来なくても一切困らないように。
お店がヒマになると、どうしてもイヤな人でも来てもらわなくてはなりません。
私は自分が嫌いだと思う相手に頭を下げてまで仕事をしたくなかったので、私が大好きになれるお客様をいっぱい探しました。
そして、その人たちが確実に喜んでくれるように、全力でやりました。
自分がはっきりしている分だけ、相手からのジャッジもはっきり示されます。とことん好かれるか、とことん嫌われるか。
でもいいんです、とことん嫌ってもらって全然かまいません。
そこまで嫌ってくれる人がいるからこそ、私を好きだと言ってくれる人に感謝できるし、大切さが身に染みるから。
大切な人をとことん大切にする
だれとでもそつなく付き合おうとすると、本当に大切なお客様を見逃してしまいます。見逃すだけならまだしも、雑に扱ってるホステスさんは山ほどいる。
どうしてそのお客様にそんなに執着するの?と思うくらい、心がすり減るような相手のために心を砕こうとする。
自分にとって大切なお客様を守るためにも、嫌いな相手にはできるだけ近づかないことも大切です。
すべての人に好かれようとすると、ひとりのお客様にも好かれません。
たったひとりを好きになれないホステスに、100人も1000人ものお客様を同じように愛せるわけがない。
たったひとりの大切なお客様を雑に扱うホステスが、何百人ものお客様を管理できるわけがないのです。
だから、全員に好かれなくてもいい。あなたが居心地がいいと思うお客様を、とことん大切にしてください。
好きな人達に囲まれていると、毎日が本当に楽しくなります。その空気に寄せられて、どんどん人が集まるようになっていきます。
自分の心をすり減らすような人に嫌われても気にしない、という強さを持っている女性は、魅力的です。
強い人間に惹かれるというのは、そういう意味でもあるのですね。
まとめ
選ばれるホステスから、選ぶホステスへ。媚びない、自立した女性になりましょう。そうすれば、あなたを輝かせてくれるお客様が集まってきますよ。
