心をかき乱す人々に引き寄せられる心理のメカニズムとは

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
あなたの周りに「心をかき乱す人」はいませんか?その人と接すると、いつもイライラしてしまう。その人とかかわると、鬱々とする。。。
あなたの周りにそういう人がいるなら、もしかしたら私のこの発言は、衝撃的かもしれません。
心かき乱されやすい人って、わざわざ「心かき乱す人」に自ら近づいて行ってるのよね。
傍から見れば一目瞭然で、「ほっときゃいいじゃん」っていう人に、あえて近づいて、イライラ鬱々してたりする。
でも、実はこれ、やる気が落ちてるときも無意識にそういう行動とることがあるのよね。
これは、Twitterの旧アカウントでつぶやいた内容です。その際に、





と、コンサル生さんたちがざわつきました。あなたも、同じように感じたかもしれませんね。
『「効率化」と「合理化」と「楽する」を履き違えてません?』でも書いたように、ラクして稼ぎたい人ほど、心かき乱す人に近づく傾向にあります。
でも、もしも『心かき乱す人に自ら近づく心理』がはっきりすることで、あなたのイライラ・鬱々に対策が取れるとしたら、その理由を知りたくないですか?
そこで今日は、
- 『心かき乱す人』が存在する理由
- 『心かき乱す人』に近づく心理
について、ひも解いていきます。
心かき乱す人の存在は「やらない言い訳」にもっとも都合がいい
自己肯定感が低いと、基本的に『自分を行動させる』という能力が低い状態にあります。もちろん、例外もありますが、割合的には7~8割がその状態です。
これを心理学用語では、『自己効力感が低い』と言います。自己効力感が低いと、以下のような行動が日常になります。
- 自己主張する
- 誰かに抗議する
- 不平不満を言う
- 生活環境を変えたがる
- 自己否定(自己卑下)
- 抑うつ
- 無関心
- 逃避
- あきらめ
この状況にある本人は「〇〇(外部要因)のせいでやる気が失せる!」といったことを必ず言っています。たとえば、



というセリフが多いのです。もちろん、だれにでもこういうことはありますが、自己効力感が低い人は、『自分以外のせい』が大前提です。
でも、これは順番が違います。
「行動しない」という目的のために「やる気が失せる要因を探す」のです。そのためには何が必要ですか?そう、不平不満を感じる環境ですね。
試しに「その人と付き合いやめたら?」と言ってみてください。なんだかんだと理由をつけて、その関係性を維持する方向に進むはずです。
そうしてまでも、不平不満を感じる環境を維持し続ける。なぜなら、その環境がなくなると行動しなければいけなくなるので、それを避けたいのです。
自己効力感を高めるには?
『自己効力感が低い人』が他人であるなら、残念ながら本人が本当に困って気付くまで、放っておくしかありません。
でも、あなた自身が『自己効力感が低い人』である場合、放っておくわけにはいきませんよね。自己効力感を高めるには、
- 自分で成功体験を積む
- 自分と似た状態の人の成功体験に触れる
- 「あなたには能力がある」と言ってもらう
- 「私には能力がある」とアファメーションしてすりこんでいく
- 体調や気分を整える
- 成功イメージを持つ
この6つがポイントになります。
自分で成功体験を積んだり、成功イメージを持ちにくかったり、アファメーションに抵抗がある場合は、信頼できる第三者を頼りましょう。
体調や気分がどうしても整わない場合は、心療内科など然るべき医療機関を頼ることも必要かもしれません。
何もかもをひとりでどうにかしようとせず、頼れるところには頼って、まずはバランスを整えていきましょう。
やる気が落ちたときにも「心かき乱す人」に近づく
普段は、そういう人に近づかないように気をつけていたとしても、やる気が落ちると無意識に「心かき乱す人」に近づく。
・・・という心理に陥ることは、だれにでも起こり得ます。あなたにも経験があるはずです。
いつもなら気にならないことが、やたらと気になってイライラしたり、いつもなら聞き流せるだれかの言動が妙に引っかかって鬱々としたり。
これも同様に、『やらない理由』を集めなければならないからですね。
女性の場合は、ホルモンバランスによってもこの現象が起きる可能性が高いです。
妊娠できる周期に入ると、身体には保守スイッチが入り、眠気や倦怠感といった『身を守るための症状』が現れます。
脳が「安静に!!」と指令を出すので、やる気は基本的にありません。その時期は何かと過敏に反応するので「やらない理由」も目に付きやすい。
だって、脳がそう言うんですから(笑)
心かき乱す人なんて、妊娠期にあるメスにとっては危険そのものじゃないですか。
生物は生存維持のために『危険なもの』にアンテナが高いので、この時期は特に心かき乱す人を過敏に察知しがちです。
かつ、危険要素をなんとかしようと脳が働くので、『心かき乱す人』をコントロールしようとしたり、言動をやめさせようとしたりします。
その結果、ずっと『心かき乱す人』に執着してしまい、自らその人にかかわってしまうのです。
そうならないためにも、日ごろから、『淡々と物事をこなす習慣』を身につけておきましょう。
まとめ
『心かき乱す人』に自ら近づく心理は、
- 自己肯定感が低い
- 自己効力感が低い
- 脳が危険を察知しやすい
からです。そして、自己効力感を上げれば、自己肯定感も上がります。さらに、脳は習慣を変えることで変わります。
人間は、習慣とバランスで成り立っている生き物です。
あなたも、心かき乱されたからといって、歯磨きをせずに人前に出ることはないでしょう。まさに、歯磨きが習慣化している証拠です。
この特性を活かして『心かき乱す人』に近づく習慣を断ち切りましょう。
ホステスの心得