他人に期待しない生き方って?他人の期待に応える生き方はやめたほうがいい?
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
他人の期待に応えることが大事だと考えていませんか?
そのように考えて社会のなかで生きていると、人間関係でとても疲れてしまうことがあります。
これは他人の期待に応える背景に、他人に期待している自分自身があるからではないでしょうか。
つまり自分自身のことをもっと認めてもらうために他人の期待に応えようとしています。
そして思うように認められなかったときに深く傷つき悩んでしまうのです。
この記事の目次
他人の期待に応える生き方はやめたほうがいい?
人間には5つの欲求があり、そのなかの一つに「承認欲求」があります。
人間だれしも褒められると気持ちいものですが、この褒められたいという気持ちは「承認欲求」です。
誰でも普通に持っている感情ですが、他人の期待に応えるだけにしか行動できなくなるとても危険な考え方なのです。
どのようなことなのか説明しましょう。
他人の期待に応えるだけにしか行動できなくなる「承認欲求」
多くの人は成長する過程において、両親、学校の先生、仲間などから褒めてもらい、
「自分はできるんだ」
「自分には能力があるんだ」
と自己肯定感を高める原動力となっています。みなさんもそんな経験がありますよね。
反対に悪いことをしたり、不適切な行動をすれば怒られたり、罰せられたりしたのではないでしょうか。
ここでこのように学ぶ人がいます。
「他人の期待に応えたら褒めてもらえる」
例えば小さいころにお母さんに褒めてもらうために、せっせとお掃除をしたり、食器を洗ったりしたことはないでしょうか。
この行為は「褒めてもらう」という気持ちが前提にあることが特徴です。
褒めてもらっている間はもっと褒めてほしいと考えて行動するかもしれませんが、褒めてもらえなくなるとやめてしまうようになります。
やめてしまうどころか、「なぜ褒めてくれないの!」と怒ってしまい、「二度と家事なんてやらない!」と決心してしまいます。
これは相手に「褒めてほしい」「認めてほしい」という気持ちを前提に持ってしまったばかりに引き起こされた感情です。
褒めてくれないならやらない、もっと言えば「褒めてくれる人がいなければやらない」ということにまでつながってしまうのです。
褒めて人は伸びない?
「褒めて伸ばす」なんて言葉がありますよね。今は叱るよりも、「褒める」ことが大事だといわれます。
確かに褒めることによって大きく成長する人はたくさんいます。
ただし他人に期待しすぎてしまうことになってしまいます。周りの人に良く思ってもらおうとして人の目を気にしすぎてしまうようになるのです。
あなたはそのような傾向はありませんか?
実は他人に期待しすぎることによって、つらい思いをしている人はとても多く存在します。
人から褒めてもらう、認めてもらうことを期待して、自分の思うようにならないからです。
他人に期待しない生き方って?
少し視点を変えて考えてみると、誰かのために行動するような場合においては、その人に褒めてもらうことを目的とするのではなく、その人のことを思って行動するという視点が大事です。
これが他人に期待しない生き方のヒントになります。
他人に期待しない生き方『貢献力』
例えば大地震などが発生したときに、いち早くボランティア活動によって困った人の役に立ちたいと考える人がいます。
この行為は災害地の人たちから褒められるためにしているのでしょうか?違いますよね。
「困っている人の役に立ちたい」その思いが強いのでしょう。
もちろん結果的には褒められることにつながりますが、褒められなければボランティアはしないというものではありません。
このような考え方を『貢献力』と呼んだりしますが、「他人に期待しない生き方」においてとても大事な考え方になります。
『貢献力』がある人の特徴
「貢献力」があると、誰かのために進んで行動していますから、基本的には他人からどのように思われているのか気にならないようになります。
「褒められる」「認められる」ということが前提になれば、人間関係がとても疲れてしまいます。
そのため「貢献力」はたいへん有効な考え方になるのは間違いないでしょう。
他人に期待しなくても充実した社会生活を営むことができるようになるのです。
自分の価値基準によって行動していますから、自分に自信を持つことができるようになります。
「褒めてほしい」「認めてほしい」と他人に期待して生きている人は、自分に対して自信を持っていないからなのです。
劣等感があるからこそ、褒めてもらうことによって自分の存在感を高めようとしているのです。
劣等感は人に対して貢献することによって克服することができます。あなたも他人に期待しない生き方で、自分に対する自信を高めていきませんか。