元No.1ホステスが教える『来店に繋げるお礼状』/主文はどう書けばいい?

こんにちは。ホステス専門アドバイザー秋好玲那です。→目次はこちら^^
さて、主文は
お手紙を出す目的の部分ですから、
とっても重要になります。
また、目的がはっきりしていても、
どういう言葉を使えばいいのか、
どう表現すればいいのか分からない、
という方もおられるかと思います。
そこでまず、
改めて目的を確認してから、
主文に取りかかることを
オススメします。
主文に入る前の安否のご挨拶については
以下を参考にしてくださいね。

この記事の目次
お礼状の目的を明確にする
お礼状の前提ですから、
当然に「お礼」が目的です。
文章構成としては、
- 来店や商品購入のお礼
- お会いした感想
- ご縁をいただいたことへの感謝
- 今後のお願い
という流れになります。
お礼状の書き出しは必ず目的の「お礼」からスタート
お店であることを前提に書いて
いますが、何かいただいたり、
助けていただいたときにも、
この書き出しからスタートします。
前文で
時候や安否のご挨拶をしていますので、
- さて
- ところで
という起こし言葉で
【ここからが本題です】
ということを示すのが
お手紙上のマナーでは正解です。
が、お礼状の場合は省いても大丈夫。
「さて、先日は~」と入らなくても
「先日は~」から入ってOKです。
来店礼状の書き出し例文
- 先日は○○(店名)へご来店いただき誠にありがとうございます。
- 先日は○○(店名)へお越しいただき誠にありがとうございます。
- 先日は○○(店名)へお運びいただき誠にありがとうございます。
来店のように
『今後も続いてほしいこと』については
「ありがとうございました」
と過去形で書くよりも、
「ありがとうございます」
と現在進行形で書いたほうがいいです。
来店礼状の例文
残暑厳しき折、〇〇様におかれましてはますますご発展のこととお喜び申し上げます。
先日はクラブ△△へご来店いただき、誠にありがとうございます。快活であたたかい〇〇様のお人柄に、私どものほうが癒しをいただいたように感じます。次回お目にかかれます際には、此度の分まで〇〇様におくつろぎいただけますよう努めてまいります。何かと至らぬばかりではございますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
日々ご多用のことと存じますが、時節柄、何卒ご自愛くださいますよう切にお祈り申し上げます。また拝顔叶いますことを心待ちにしております。
何かを購入していただいた際の礼状の書き出し例文
- 先日は○○をご購入いただきまして誠にありがとうございます。
- 先日は○○をご購入いただき誠にありがとうございます。
お店によっては系列店の商品を販売して
いることがあるので、その際は
こういった書き出しになります。
こちらも継続して販売がある場合は
「ありがとうございます」と
進行形にしましょう。
単発販売の場合は
「ありがとうございました」で
OKです。
購入のお礼状例文
春風さわやかな時節、〇〇様には一層ご健勝のご様子、大変嬉しく存じます。
先日は、○○をご購入いただきまして誠にありがとうございます。当店自慢の〇〇ですが、お口に合いましたでしょうか。〇〇様のご意見、ご感想を賜りながら、日々研磨してまいる所存にございます。引き続きのご厚情をどうぞよろしくお願い申し上げます。
花冷えの時節、お風邪など召されませぬようご留意ください。またのお越しを心よりお待ち申し上げております。
何か贈り物をいただいた際の礼状の書き出し例文
- 先日は○○をいただきましてありがとうございました。
- 先日は結構なお品を頂戴し、誠にありがとうございました。
- 先日はお心遣いをいただき、誠にありがとうございました。
こちらは「ありがとうございました」と
過去形で書きます。
商品名を書いても差し支えないときは、
商品名を書いてお礼を伝えます。
が、大抵の場合は差し支えるので、
「結構なお品」「素晴らしい贈り物」、
それでも差し支える場合は
『他人が読むと「何をしたお礼なのか」
が具体的に分からないようにぼかす』
ここが重要なポイントになります。
いただき物のお礼状例文
秋の気配を感じる今日このごろ、〇〇様には一層ご活躍の趣、大慶至極に存じます。
先日は結構なお品を頂戴し、誠にありがとうございました。従業員一同、大変美味しくいただきました。何よりも、ご多忙の御身であられる〇〇様が私どもに心を配ってくださることが、何よりもの喜びでございました。重ね重ね、心より御礼申し上げます。まだまだ若輩者ですが、〇〇様のお気持ちに沿えるよう、一意専心に努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
季節の変わり目です。体調等、重々ご留意くださいませ。また〇〇様と語らえる日を心待ちにしております。
何か助けていただいた際の礼状の書き出し例文
- 先日は○○にお力添えいただき、誠にありがとうございました。
- 先日はあたたかいお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。
こちらも「ありがとうございました」と
過去形で書きます。
何を助けていただいたのかによって
かなり文章が変わる部分ですが、
具体的に書くことで差し支えるなら
やはりこちらもぼかして書きます。
具体的に書くことでお客様の株が
上がる、社内で顔が立つなどが明確な
場合は、具体的に書くこともあります。
判断に迷ったらぼかすのが無難ですね。
助けていただいた際のお礼状例文
寒さ増す季節、○○様にはいよいよご清祥の段、大慶至極に存じます。
先日はあたたかいお心遣いを頂戴し、誠にありがとうございました。私が至らなかったばかりに、〇〇様のお力をお借りすることとなり、大変心苦しくおります。にもかかわらず、朗らかにご対応くださり、感謝という言葉では尽くせぬ思いです。まだまだ修行の身ですが、わずかでも〇〇様にお返しできるよう、研磨してまいります。今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます。
日々ご多忙とは重々承知しておりますが、何卒ご自愛くださいますよう切にお願い申し上げます。再び〇〇様にお会いできます日を祈りつつ、まずは書中にて御礼申し上げます。
まとめ
- お礼の目的を明確にする
- 来店は「ありがとうございます」と進行形、それ以外は「ありがとうございました」と過去形で書く
- 具体的に書いても差し支えないか?を意識する(分からなければぼやかすのが無難)
具体的に書いても差し支えないかという
点については、感覚的なところもあり
判断が難しいかもしれません。
自分の価値観や常識にとらわれず、
- 第三者が見たときにどう思うか
- 自分の彼氏宛に同じ内容の手紙が届いたらどう感じるか
- もし奥様や恋人に詰め寄られたときにお客様に言い訳できる逃げ場があるか
この3つを軸に考えると良いかな、
と思います。