ホステスが気をつけておきたいお酒と精神病の関係性

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
ホステスはどうしてもお酒を飲む機会が多くなるお仕事です。
仕事で飲む機会が多くなることはもちろんですが、お客様や女の子たち、ママとの関係に悩んで、お酒を飲んで忘れてしまおうと考える人も少なくありません。
しかし気を付けてほしいのは、お酒を飲むことと病んでしまうことはとても関係性が高いことで、お酒を飲んで嫌なことを忘れようとしても決して忘れられるものではないのです。
しかもお酒を飲むことは癖になってしまい、さらにはその量も増えてしまうので、アルコール依存症になるリスクも高いのです。
ここではお酒と精神病の関係性について詳しくお伝えしましょう。
お酒を飲むことと病むことはとても関係が深い
「嫌なことや辛いことを忘れるために、今日はお酒を飲もう!」
そんなことは誰だって、何度も経験があるはず。飲み過ぎてしまって、次の日にたいへんな目にあったという人も多いでしょうね。
でもいつもお酒を飲んで、嫌なことや辛いことを忘れようとしていませんか?
お酒に含まれているアルコールは、脳や神経を麻痺させる作用がありますから、飲んで酔っている間は嫌なことを忘れることができます。
とても開放的な気分になり、辛い気持ちから解き放たれます。
しかしアルコールには常習性がありますから、何かあるたびに飲んでいると、少しの量では酔えないようになってきます。
そして店で嫌なことがあるたびに大量のお酒を飲むようになり、知らない間にアルコール依存になってしまいます。
このアルコール依存になる背景には、うつ病をはじめとする精神病が隠れていることがあります。
嫌なことを自分なりに解消させることができず、この時点ですでにうつ病を発症してしまっているのです。
つまり「嫌なことを解消するため」という名目でお酒を飲むことは、うつ病の辛さから逃れるためのものであると言い換えることもできるのです。
精神病になるとお酒が飲みたくなる?
うつ病ををはじめとする精神病の人は、酒を飲んでアルコール依存症になってしまう割合が多いことが分かっています。
うつ病になると不安が大きくなったり、イライラが強くなったり、夜眠れないようになったり、仕事に行きたくなくなるなどの気持ちがとても強くなります。
うつ病の診断を受けて、抗うつ薬などを利用して治療に取り組んでいるとしても、なかなかうまく薬の調節ができず、思うように効果が現れないことがあります。
せっかく病院で診察を受けてうつ病の治療を行っているのに、全然体調が回復しないという辛さや焦りから、お酒に逃げてしまうのです。
ちなみにいっておくと、抗うつ薬を服用している人は、絶対にお酒を飲んではいけません。そのように先生から指示を受けるはずです。
それは抗うつ薬の効果を上げたり下げたりする作用がアルコールにはあるからです。
治療の効果が全く出なくなったり、薬の効果が増強されて副作用が強く出てしまったりすることがあります。
そのようなことからまたお酒に逃げてしまう機会が増えてしまい、どんどん悪循環に陥ってしまうのです。
嫌なことや辛いことはお酒を飲んでも忘れられない
お店で嫌なことや辛いことがあって、自宅に戻ってもイライラが収まらず眠れなくて、仕方なくお酒の力を借りるということもあるでしょう。
しかしストレスを一人で抱え込んで、それをお酒で解消しようとすることは、何もいいことはありません。
動物を使った実験によると、アルコールは嫌な記憶をさらに深く擦り込んでしまうことが分かっています。
つまりお酒を飲んで忘れようとしているにも関わらず、どんどん嫌なことや辛いことが大きくなってしまっているのです。
それでもなぜお酒を飲んでしまうかというと、アルコールの持っている作用である高揚感が得られるからでしょう。
飲んでいる間は、何もかも忘れているような気分になりますから、そのほんの一瞬のためだけにお酒に逃げてしまうのです。
酔いから覚めると、結局お酒を飲んだ原因は全く解消されていませんから、またお酒を飲まざるを得なくなってしまうのです。
まとめ
このように精神病とアルコール依存症はとても深いつながりがあります。
決してあなたはお酒に逃げる甘い人ではありません。
お酒を飲んでしまうのは、うつ病をはじめとする精神病になっている可能性があるからなのです。
どうしてもお酒を飲みたい、飲んで忘れてしまいたいと考えてしまうようであれば、メンタルクリニックや心療内科など、専門医に相談するようにしてくださいね。
ホステスの心得