「ごめんなさい」をうまく使えると心の距離が近くなる
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
「ごめんなさい」という謝罪の言葉は、あまり耳にする機会がありません。一番多いのは「すみません」ですよね。
ビジネスとしては適切でない場面が多いので、聞かないということもあるでしょうが、「ごめんなさい」という言葉そのものに抵抗を持っているホステスさんが多いように感じます。
売れないホステスさんほど、何でも「すみません」で済ましてしまっているような。
私は個人的に「ごめんなさい」という言葉は好きで、男性がお相手のときには、年齢問わず結構使います(場面は考えます)。
女性相手に使うのは、年下や部下のときかな。目上の女性には使わないですね。
使いどころが難しい言葉かもしれませんが、使い分けられるとお詫びの気持ちも伝わりやすくなるかと思います。
「ごめんなさい」の意味と注意点
- 許しを請うたり,謝罪したりするときに言う語。「 -,痛かったでしょ」
- 他家を訪れたり,辞去したりするときの挨拶の言葉。「ではこれで-」
2のような使い方をするときは、
「ごめんください」
「ではこれでごめんくださいませ」
と言うほうが多いのではないかと思いますが、この言葉自体使っている人を見ませんね。やはり多用されるのは、謝罪の場面だと思います。
「ごめんなさい」という言葉のイメージに、若干のフランクさを感じるように、基本的には相手を敬う姿勢が求められるビジネス敬語では、使う機会がありません。
ホステスの場合だと、
- お手紙(封書、一筆)
- 大きなクレームへの謝罪メール
では使わない、と覚えておくと良いと思います。
どういう場面で「ごめんなさい」を使う?
じゃあどういう場面で使うのが良いか?というと。
「すみません」で済ませていることの半分くらいを「ごめんなさい」に置き換える。これだけでも印象が変わりますね。
誰かにぶつかって「すみません!」を「ごめんなさい」。
なかなかご挨拶に動けなかったときに「ご挨拶が遅くなってすみません」を「ご挨拶が遅くなってごめんなさい」。
同伴で少し待たせてしまったときに「お待たせしてすみません」を「お待たせしてごめんなさい」。
「すみません」はちょっと他人行儀なイメージもありますが、「ごめんなさい」は少し親近感がわきます。
ここに気遣いの言葉がプラスされると、素直で可愛い女性のイメージを作ることができます。
「ごめんなさい」の例
- 忙しいときにごめんなさい。
- 忙しいのに急かしてしまってごめんなさい。
- いつも甘えてばかりでごめんなさい。
- 遅れて(遅くなって)ごめんなさい。
- お役に立てなくてごめんなさい。
- お休みのところごめんなさい。
- 昨日は行けなくてごめんなさい。
- 昨日は嫌な思いをさせてごめんなさい。
- 先に帰ってごめんなさい。
- せっかく誘ってくれたのにごめんなさい。
- 度重なる質問でごめんなさい。
- 何度も連絡してごめんなさい。
- 返信が遅くなってごめんなさい。
- 間違っていたらごめんなさい。
- 夜分にごめんなさい。
- 夜遅くにごめんなさい。
- わがまま言ってごめんなさい。
- 分かりにくくてごめんなさい。
- 私の説明不足でごめんなさい。
- 私のほうこそ配慮が足らなくてごめんなさい。
まとめ
- お手紙や大きなクレームでは使わない
- フランクさが出るので使い方に注意
- 使い方を覚えると素直さを演出できる
私の経験上、男性は「ごめんなさい」と言える女性が好きだと思います。
簡単に「申し訳ありません」と言うホステスや、何でも「すみません」で済ませるホステスより、「ごめんなさい」と言えるホステスは人気者が多いです。
タクシードライバーさんも「近くてすみません」より「近くてごめんなさい」と言ったほうが反応がいいくらいです。
多分「すみません」は、社交辞令感もあるのでしょうね。
もちろん、肝心なのは言葉ではなく、申し訳ないと思う気持ちです。たくさんの言葉があるのだから、伝わる言葉を選べるようになりましょう。
よかったらこちらも参考にどうぞ^^
ホステスの心得