本当は辛い!銀座の高級クラブで働くホステスの悩み
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
綺麗なドレスを身にまとい、ブランド物に溢れた生活をして、高級なレストランで食事をして、平均以上の生活をしているのに、
と弱音を吐くのは、贅沢な悩みなのでしょうか?
と言うご意見のある方。今回は、ホステスとして働く現状に悩みを抱えている方が対象のため、どうぞお引き取りください。
話を戻しまして、ホステスの仕事がつらいと思うのは、あなただけではありません。
一見華やかに見える銀座の世界も、実は悩みを抱え疲弊しているホステスが多いのは事実。疲れたら休むのが一番です。
しかし、休むだけでは根本的な解決に繋がらないため、辛さの原因を見つけ出し解決することが建設的な考えではないでしょうか。
今回は、あなたがなぜつらいと感じるのかを探り、問題解決の手助けをする内容となっております。
1人で抱えきれない悩み、ストレスを抱えている場合はお役に立てると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
ホステスの辛い一面
ホステスは究極の接客業であるにも関わらず、なぜか社会的評価の低い職業というのは否めません。
実際のところ、楽して稼げるほど銀座の夜の世界は甘くはありません。
湖の白鳥と同じで、水面下では必死に足を動かしていますが、見えてる部分は実に優雅で苦労を表に出さないのがホステス。
華やかな空間に楽しさを求めてご来店いただくお客様に苦労話を話すなんて御法度。
実は、ホステスは体力も精神力も使った仕事ということを例を挙げてご紹介していきます。
お酒の飲み過ぎで体力的につらい
毎日お酒を飲むことが辛いと感じているホステスさんはとても多いです。
二日酔いでも、朝はやってきます。重い体を奮い立たせて出勤して、体を壊さないために健康管理は欠かせません。
また、ホステスはお客様からいただいたドリンクを飲み残すわけにはいきません。出されたお酒は残さないのがマナー。
売上に貢献する必要もあるため、ついつい無理をしてしまいがちです。
ホステスに関わらず、キャバクラやスナックで働く水商売の女性は、誰しも悩むポイントです。
健康であるから働けるので、お酒を飲みすぎて体を壊さないように管理するのも仕事のひとつと言えます。
クソ客でも笑顔で接客
銀座の高級クラブに来られるお客様は基本紳士的な方が多く、女性に対しても優しい対応の方がほとんどです。
しかし、中にはクソ客と呼ぶにふさわしい奴方がいるのも事実。
- ブス
- デブ
- ヤリ○ン
などと厳しい言葉を投げかけられても、心で泣いて顔は笑顔をキープ。
そんな態度を続けているうちに、心がすり減っている感覚になって気付いたら疲れがたまり精神的に非常に辛くなるホステスさんが多いです。
お客さんを覚えられないのが辛い
ホステスは毎日いろんなお客様の席に着きます。
- ワイワイ系、ゆったり飲む系。どんな飲み方が好きなのか。
- お酒は何が好きなのか。
- 盛り上がる会話の内容。
- 何に興味があり、どんな仕事をしているのか。
取り調べにならないように、お客様と話しながら相手の情報を引き出して信頼関係を築く必要があります。
1日に色んな席に着くと、お酒が回っていることもあり、誰と何を話したのか忘れがち。次回ご来店いただいたときに、
と思い出せず、上辺の会話で終わってしまい結果を残せずつらい思いをしているホステスさんは実に多いです。
自分のプライベートな時間がない
意外と知られていない、ホステスのプライベートな時間。
と言われることもありますが、ホステスはプライベートな時間を確保するのがとても大変。多くのホステスさんは、
- 昼過ぎに起き、たまっていたメールやLINEを返信。
- 夕方にはヘアメイクを済ませて、同伴出勤をし、
- 夜中まで飲んだ後にアフターまでお付き合いして明け方にやっと帰宅。
という生活をしているのではないでしょうか。
アフターは売り上げには直結しないし、多くのお店では強制ではないので、本音を言うと早く帰って寝たいところですよね。
でもお店にアフター強制があったり、お姉さんからの指示があったりすると、ほとんどのホステスさんは断れないでしょう。
そうなると、最後にタクシーで見送るまでがお仕事です。
また、同伴がない日の隙間時間は地道な営業活動をし、お客様がお店に足を運んでくださる努力を怠りません。
と思われていますが、実は休みの日もお客様とのお付き合いがあります。
- ゴルフや旅行、野球観戦など、お客様の趣味に同行。
- お誕生日やお祝い事のプレゼントを買いに行く。
- 美しくあるために、美容院やネイルサロン、エステなど。
とにかく仕事に関係する事で休みの日があっという間に終わってしまうのです。
特に売れっ子ホステスさんは多忙を極めるため、プライベートな時間がないことが辛いと感じることが多いようです。
ノルマのストレス
クラブには月間の売り上げ目標があり、同伴回数のノルマを設けているお店も少なくないです。
入店仕立ての時は、担当がなくお客さんに営業をかけることだけで精一杯。
イベントや同伴の連絡をして売り上げにつなげられないことで悩んでいるホステスさんは実に多いです。
ホステスは数字との戦いです。毎月の目標を達成するために締め日前が特につらいのは、夜の世界に生きている人の避けては通れない道ではあります。
もう無理!疲れすぎて爆発する前に試してほしいこと
銀座のホステスを目指した理由は人それぞれですが、疲れたり辛くなると本来の目的を見失ってしまいます。中には、
と感じているホステスさんもいますが、努力を苦に感じないタイプや誰からも好かれる天性の才能を持っているごく一部の女の子に限られる気がします。
体力的に辛くなったり、精神的に追い込まれることが多い職業のため、いろんなストレスや悩みを抱えているホステスが多いのは事実です。
ホステスは体が資本です。健康であるからこそ働けるのであって、売り上げが上がるのです。
知らず知らずの間にストレスを抱えて、体だけでなく心まで壊してしまう前に、一旦立ち止まって休んでみる勇気も必要です。
もうこれ以上は無理!と疲れた時に試してほしい対処法をご紹介します。
出勤日数を減らして休む
常勤のホステスさんにとって、週に1日だけでもお休みを増やすことはかなり不安でしょう。出勤しなかった分、売り上げが減ってしまうためです。
しかし、体や心を壊してしまった後では、回復するのにたくさんの時間を要します。
目先の利益にとらわれず、長い目で見て、今後もホステスを続けていこうと言う気持ちがあるなら、ママや黒服に相談して出勤日を一時的に減らすのも得策と言えます。
あなたが辛い状況であることをしっかりと伝えれば、良心的なお店ならきっと理解してくれます。
時には思い切って仕事を休むと言う選択肢を持つと気持ちが楽になりますよ。
今のお店を辞めて他のお店で働く
もしあなたが以下の場合に当てはまるなら、お店を移転することも視野に入れてみましょう。
- 水商売は嫌いではないけど、お店の経営方針が合わない。
- ママやお姉さんとの人間関係が悪い。
先述した通り、出勤日を減らしたい。出勤時間を短くしたいと言って断るようなお店は今後そこで働くべきなのか真剣に見直すことをおすすめします。
ノルマや出勤日数についてお店のやり方がどうしても納得できないのであれば移転を視野に入れて、動き出しましょう
ホステスはお店にとって商品ではありますが、1人の人間です。機械ではないので、心ない対応を繰り返すお店は自ら去って自己防衛することも大切ですよ。
昼職を始める
以下のお悩みを抱えている場合は、今までの対処法では根本的な解決にならないため、お店を変えてもうまくきません。
- 毎日お酒を飲むのが辛い。
- 夜型の生活リズムが疲れてきた。
- このまま水商売を続けるのか不安に感じている。
ホステスを辞めて、オーナーママになるという目標もなく、収入のために何となくホステスを続けていて、もう潮時かな?と感じているなら、思い切って夜の世界から足を洗い昼職へ転職するのもありです。
自分は水商売しかしたことがないからOLになんてなれない。今の生活レベルを下げたくないと思うのも当然の心理。
あなたにとって何が一番大切で、何が幸せなのか立ち止まって考えてみましょう。
ホステスで学んだことは、他のビジネスで活かせることが実は多いので、スキルの洗い出しをするのもいいですね。
コミュニケーション力はどんな業界で働くにせよ、最強の武器であるため、どうぞ自信を持ってくださいね。
まとめ
ホステスとして働くことにおいて、何が辛いのかで次の行動が決まります。
お店の人間関係や経営方針について強いストレスを感じる場合は、お店を移籍すれば解決することもありますが、水商売自体が辛い場合は昼職への転職を検討してみるのも手です。
自分が何のためにホステスとして働いているのか、一度立ち止まってじっくり考える時間を持ちましょう。
心も体も壊してからでは遅いですよ。あなたにとって、ベストな選択ができるように応援しています。
ホステスの心得