「ウチでは使えません」

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
お水の接客は、ただ表面上だけを見ていると、
- 単に酒飲んでバカ騒ぎしてる
- 楽して高いお給料もらってる
- 遊び歩いてる
という目で見られたりします。実際、そういう人もいます。

水商売でしか使えないスキル?
ただ、本気でやってるホステス(ホストもね)が持っている感覚やスキルは、やはり違います。
かなり幅広い能力が必要なこの仕事、ちょっとアレンジすればどの業種でも十分使えるものです。
実際、「勉強しろ!」と女性社員を連れて来るお客様もいるんですよ。
なのに、業種だけを見て「それはその業界だから通用するんだ、ウチには使えない」と言う人がいます。
ホントにそうでしょうか?
接客の根本は同じ
たとえば、お客様のタバコに火を付ける作法とか、そんなのは一般の企業には必要ないですね。
ビールの注ぎ方やビール瓶の持ち方、灰皿の取り換え方、おしぼりの渡し方、そんなのも必要ない。でも、お客様と食事をする際に、
- 美しい所作で物を扱える
- テーブル周りや相手のペースに気を遣える
- 心地よい会話ができる
などができたら、イメージが変わると思いませんか?
もし、あなたが食事に招かれた側だったら、どうでしょう。そういう人と食事をするって、とても気分がいいと思いませんか?
『接客=おもてなし』は、特別なことをすることではありません。『小さな心配り』の積み重ねです。
活字や言葉にすると【気を遣う】だとか【気を利かす】だとかいう表現になりますが、そんなにむずかしく考える必要もないです。
『何をしたら(しなかったら)お客様が喜ぶか』
これが、すべての基本になります。
キャバクラだから使えないという謎
どの仕事でも、心の根底にあるものは同じですよね。ただ、立場によって、取る行動や方法が違うだけじゃないでしょうか。
ましてや、水商売の接客について、
「うちはスナックだから使えない」
「うちはキャバクラだから使えない」
「うちはクラブだから使えない」
って、謎ですよね。同業なんだから、一般の会社員の方よりははるかに近いと思うんですけど( ̄д ̄)
これって、物事の表面しか見えてない人のセリフだと思うんです。
たとえば、クラブではお中元やお歳暮を贈るけど、キャバクラでは贈らないとして、そこだけを見て「ウチでは使えない」って言うけど、そこじゃなくて、


というところが重要なのでは??
・・・と思うのですが、伝わらない人もいるので、仕方がないです。ただ、私が育てたいのは、『ただノウハウがほしいだけの人』ではありません。



そう思える人、そう思ってがんばれる、心あるホステスさんを増やしたいのです。どうか、あなたもその1人でありますように!
ホステスの心得