【ママへの挨拶リクエスト】クラブホステスなら知っておきたい4つのポイント

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
自客を持ってクラブで働いていると、「ママにご挨拶に来てほしい!」と思うことがありますよね。たとえば、
- ママがご挨拶に来ると喜ぶ
- ママがご挨拶に来ないと怒る
- 本当に良いお客様だから紹介したい
- 自分の太客だからご挨拶に来てほしい
など、いろんな場面でママにご挨拶をお願いしたいことがあると思います。
そこで、実際にママだったころの体験を踏まえて、押さえておいてほしいポイントをご紹介しますね。
この記事の目次
ママに挨拶に来てほしいときのポイント
「ママにご挨拶にきてほしい」と思ったときには、大まかに3つのポイントを押さえておきましょう。後に細かく説明しますが、ここでは、
- タイミング
- 相談相手
- 代理の人
の3点を、カンタンにご紹介しますね。
挨拶のタイミングを見極める
控えめに言っても、ママは忙しいです。お店の規模によって業務内容は変わりますが、小さなお店のママだと、
- ママがお店を仕切らないといけない
- ママが付け回しをしないといけない
- ママが会計をしないといけない
という場合もあります。中箱~大箱だと、メンバーやキャッシャーがいるのでママは接客に専念できますが、それでもかなり忙しいです。
ママは、あちこちのお席へご挨拶へ行かなければならないので、タイミングを間違えないようにしましょう。
お店が混雑しているときや、ママが忙しそうにしているときに、わざわざ呼び止めて「ご挨拶に来てください」と言うようなことは、絶対に避けてください。
事前に来店予定があるお客様なら、出勤前にLINEやSMSなどでご挨拶をお願いしておきましょう。
突然ご来店されたお客様の場合は、ママに余裕がありそうなときに声をかけてください。私の経験談で言うと、お客様からの電話対応中に、

と大声で言われたことがあります。


と、目が点になりました。お席に来てほしいと言われること自体は嬉しいですが、タイミングが悪いと、あなたが怒られるハメになるので気をつけましょう。
ママに直接頼む前に先輩ホステスに相談する
移籍などで入店したてのホステスさんだと、ママに気軽に話しかけたり、お願い事をするのは抵抗があるかもしれません。
そういうときは、ママに直接お願いする前に、お姉さんに相談してみてもいいと思います。
お姉さんたちは、ママと関係ができているので、お店のルールやママの性格などをよく知っています。
お姉さんに相談すれば、ママへのお願いの仕方やポイントを教えてもらうことができますよ。
さらに、お姉さんに相談することで、ママとの関係性を築くヒントをもらえることがあります。
お姉さんはママと信頼関係を築くためのコツを知っているので、あなたの要望がスムーズに通るようなアドバイスをくれるはずです。
最後に、お姉さんに相談することで、あなた自身が自信を持てます。いきなりママに「ご挨拶お願いします」というのは緊張することもあるでしょう。
でも、お姉さんたちは、あなたと同じ経験をしてきた先輩です。お姉さんに相談することで、



など、具体的なアドバイスをくれるでしょう。
そうすることで、あなたは無駄な緊張をしたり、怖気づいたりせずに、自信を持ってママにお願いできるようになりますよ。
ママが忙しいときには他のスタッフに代理挨拶を頼む
どうしてもママが忙しいときは、他のスタッフに代理挨拶をお願いするのもひとつです。
お客様の中には、オーナーや黒服との良好な関係を好む方も一定数いるので、ママでなくとも大きな効果を発揮することがあります。
代理でご挨拶をお願いするなら、
- オーナー
- 社長
- 副社長
- 専務
- 店長
など、そのお店でトップの方にまずお願いしてみましょう。こちらも、同伴や予約などが事前に決まっていれば、事前に伝えておいたほうがいいです。
早めにスタッフに声をかけておけば、円滑な対応が可能になります。
代理挨拶をお願いしたときは、お客様にもできるだけ代理挨拶だと伝えておいたほうがいいですね。たとえば、

というように、「ママが挨拶できない理由」を添えて伝えると、お客様に安心感を抱いてもらえます。
特に、ママが挨拶に来ることにステイタスを感じているお客様には、しっかり説明をしてください。何も言わずにスタッフが挨拶に来ると、
- お店から客だと認められなかった
- お店から蔑ろにされた
- お店から「もう来なくていい」と判断された
など、間違った認識を与えて怒らせてしまいますので、注意が必要です。
ママに挨拶をお願いする方法
ママにご挨拶をお願いするポイントとしては、
- 積極的に声をかける
- 挨拶の理由を明確に伝える
- ママの手間を最小限にする工夫をする
の3つです。特に2と3は、事前準備が必要なので、しっかり頭に入れておきましょう。
積極的に声をかける
まずは、普段からママと積極的にコミュニケーションを取っておくことが大切です。いいママであれば、あなたとあまり話したことがなかったとしても、

と声をかければ、何かしら応じてくれます。でも、中には、
- 自分のかわいがっている女性の席にしか行かない
- 自分の派閥にいる女性の席にしか行かない
- 自分が(あなたから)奪いたいお客様の席にしか行かない
といったママもいるので、普段からママとの関わりを持っておいたほうが得です。
そして、私も実際にそうでしたが、ママはあなたが思っている以上に『頼られるのが好き』です。
もちろん、自分さえよければいいママもいますが、多くのママは『いろいろ教えてあげたい』と思っています。
それに、自分に懐いてくる女性は、それだけでかわいいものです。なので、怖気づかずに、積極的に話しかけてみてください。
少なくとも私は、女性たちが「ママー!」と話しかけてくれることは嬉しかったです。
ママに声をかけるときは、基本的には明るくポジティブな声を意識しましょう。
また、上下関係を気にするママも多いので、親しくなっても敬意や感謝を忘れないようにしてくださいね。
挨拶の理由を明確に伝える
次に「お客様へご挨拶してほしい理由」を明確に伝えましょう。そうしないと、ママは「なぜそのお席へ行かなければならないのか」の重要性がわかりません。
そのため、重要でないと判断されたときは、後回しにされてしまい、お客様が先にお帰りになってしまうことがあります。
また、ママも人間なので、あまり重要でないと判断すると、忙しさの中で忘れてしまうこともあります。
なので、必ず「〇〇だからご挨拶に来てほしい」という理由を明確にしてください。
- 好印象なので
- お客様が満足するので
- (私の)信頼度が上がるので
- (私が)また来てほしいので
といった理由は抽象的すぎて、ママにとっては『重要』とは感じられないことが多いです。それよりも、




というように、ハッキリと「お客様の情報と絡めて伝える」ことを意識してください。そのほうが、ママにも重要性が伝わりやすくなります。
ママの手間を最小限にする工夫をする
何度も言いますが、ママは忙しいです。あちこちのお席に行かなければならないし、途中であれこれ報告や業務連絡も受けるし、毎日バタバタしています。
ご挨拶に来てほしいなら、ぜひともママの手間を省いてあげてください。まず、先述したように、お客様の情報を先に話しましょう。
- お客様のお名前
- お客様のお勤め先(役職)
- 飲みに来た目的(接待なのか、そうでないのか)
最低でも、この3つは教えてほしいです。あなたが移籍組であれば、
- 過去の来店頻度
- 過去の平均単価
- 過去の飲み方(シャンパンをよく抜くとか)
も教えてもらえると、非常に助かります。そうすることで、ママが「どんな接客スタイルでお席に行けばいいか」が明確になるからです。
事前に来店が分かっている場合は、LINEで情報を送っておくといいですね。そうすると、お席に行く前にサッと見直せるときもあるので。
次に、お客様とママをつなげるために、事前シミュレーションをしておいてください。
ママがお席に来てから慌ててまごついていては、会話がもたついてしまいます。ママがお席に来たら、


と、スムーズに紹介できるようにしておきましょう。そうすると、あなた自身も上品に見えますよ!