お辞儀は練習しないとできない
こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
知人とすれ違ったときなどにする軽い礼、会釈。日常生活では、この程度のお辞儀が適切ですね。理屈で言うと、大体こんな感じになります。
- 正しく立った姿勢で腰を据え、頭から背筋までをピンと伸ばす
- 息を吸いながら腰から曲げていく
- 15度ぐらい前に傾け、前傾が止まるまで息を吸い、止まったら吐く
- 息を吸いながら上体を戻す
男性は足を少し開く場合もありますが、女性はきちんとそろえたほうが美しく見えます。
あくまでも『理屈』なのですが、ここで気付いて頂きたいのは理屈ではなく、『お辞儀をしながらしゃべることはできない』という点です。
お客様と友達は違う
よく「あ、どーもー」とか言いながら、会釈をしますよね。親しい友人や仕事仲間であれば、なんら問題ありません。ただ、ここではあくまでも相手が【お客様】。
と思うかもしれません。でもね・・・こういう小さなところにそのお店、そして、あなたという商品の質が現れるんです。
小さなことをテキトーに済ませる人が、大きなことをできるワケがない。お客様への礼儀を欠く人間は、接客業として失格です。
お辞儀の仕方
本来、この礼は神社で参拝をするときなどに行う礼で、いわゆる神に仕える気持ちを表した礼ですね。
それを人間に当てはめた場合、やたらめったらとやるお辞儀ではないことは、十分にご理解いただけるかと思います。要するに、
- 目上の方に対して敬いの意を示すとき
- 何かしらのお願いを申し出るとき
- 謝罪の意を示すとき
ですね。「最敬礼」なので「最も敬い(尊敬)の気持ちを示した礼」でなければならず、しょっちゅうやってたら、ありがたみがなくなってしまいます。
最敬礼であろうと、基本は会釈と同じで、違うのは上体の角度だけ、理想は90度。
- 正しく立った姿勢で腰を据え、頭から背筋までをピンと伸ばす
- 息を吸いながら腰から曲げていく
- 45度ぐらい前に傾け、前傾が止まるまで息を吸い、止まったら吐く
- 息を吸いながら上体を戻す
・・・なんですが、完璧な礼をしようとするとモーレツに体が痛いです。つーか、体が硬いとまず無理(笑)
だから、普段から練習しておかないとできないのです。
いざというときのために
でも、これも身体の傾きがどうこうではなくて、本当に相手に対して気持ちを持っていれば、自然とそうなるはず。
だって、何とかして自分の思いを伝えようとするワケですからね。ただ、あなたは接客のプロのはず。
お金を支払うお客様に最敬礼が必要な場面になったとき、猫背だったりお尻がプリッと突き出していたりしては、せっかくのお辞儀も台無し。
いざというときに美しい最敬礼ができるように備えておくのも、プロの役目です。
追伸
この記事をアメブロで書いたとき、以下のコメントをいただきました。
何か習い事をやってきた人でなくても、立ち姿、座った時の姿勢の美しさって美人とまで言われない容姿の方でも『はっ!』とするほど、
「きれい・・・」
と思うことってありますね。その立ち居振る舞いが身に付くことを意識するかしないかで日ごろの動きも変わってくるでしょうね。
そう、そうなんです。きれいな姿勢は、ハッとするほど美しいのです。
姿勢については、『ホステスの姿勢は売上にかかわる!今日からできるお手軽改良術』もぜひ読んでください。
ホステスの心得