付き合いを避けてきた私でもコンサルは効果がありますか

付き合いを避けてきた私でもコンサルは効果がありますか
売れるホステスのつくり方

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^

突然ですが、あなたは『人間関係』を築くことは得意ですか?

ホステスという仕事は、毎日さまざまなお客様と、さまざまな関係性を作ることが重要ですが、

  • そもそも人との接触自体が苦手
  • そもそも人と関係性を築くことが苦手

というホステスも存在します。というか、若いころの私はまさに『ソレ』です。

他人との接触を拒み、関係性構築を拒み、できるだけ人に心を開かずにいました。そんな私にどう接するか・・・と、周りはさぞ悩んでいたと思います。

コンサル生にも、似たようなホステスさんが多くいます。先日も、こんなお問合せがありました(記事回答の許可をいただいています)。

私は、この仕事をするまで、人付き合いを避けてきました。

なので、コミュニケーションは作る、でしかできず、ありのままの私は無口で、作ったとしても親しいお客様なのによそよそしい態度しかできない、人見知りのような日があったり、陽気で気さくで器用に会話に対応する自分がいたり、自分でも自分の性格?が日によって変わりすぎて(多重人格?)

本当に、コントロールするのがむずかしくなってきました(>_<)

ダメな日の私は、薄ら笑いを浮かべることしかできず、不気味で会話もまったく頭に浮かばず、放心状態から抜け出せません。

私を生かすキャラを考えてみましたが、上のような、日によって変わる自分には今のところ勝てません。

20年間ほど人付き合いを避けてきた、多重人格みたいな自分にも、コンサルは効果があるでしょうか?

お問合せ、ありがとうございます。

まず、本筋とはズレるのですが、誤解を生んではいけないので、『多重人格』について、少しご説明します。

必要ない方は、飛ばして次の項目へ移ってください。

▼ 多重人格とは

多重人格は、正式な疾患名を『解離性同一障害』と言います。ひとつの体にまったく違う複数の人格がいて、その人格が代わる代わる現れる精神疾患です。

他人格が出ている間に記憶を失うケースもあれば、脳内の部屋に『外界TV』のようなものがあり、外の状態を見ることができるケースもあります。

本相談のケースは、『自分であること』を認識した上で、日によって人への接し方が異なると認識できているので、解離性同一障害とは異なると思われます。

医師ではないので診断はできませんが、支援の場で多くの解離性同一障害者と接してきた経験上、

『自己同一性(自分が自分である認識)』

がある以上、解離性同一障害とは言い難いでしょう。

ただし、『放心状態から抜け出せない』とあるので、何らかの解離症状が起きている可能性はあると思います。

※解離症状については、長くなるので割愛します。

人との接触や関係性構築を拒む心理

人とのコミュニケーションを避ける心理はさまざまな要因がありますが、ざっくり言うと、

▼ 見られたくないものがある

たとえば、無能感を強く抱いていると「無能な自分を見られたくない」と考えるため、人との接触を避けます。

行動の是非や善悪・正誤はどうでもよく、問題は「無能感」を手放せずにいること。質問者様も、おそらく、

  • 日によって変わり過ぎる私
  • ダメな日の私
  • コントロールできない私

など見られたくないものがたくさんあって、人との接触を避けていたのでしょう。

▼ 相手に合わせるのが苦痛

こちらの場合は、さまざまな要因が複合的に重なっていることが多いのですが、もっとも可能性が高いものは『自己犠牲』です。

他者とのコミュニケーションにおいて『合わせる』とは、

  • 境界線を引いた上で同調・受容する
  • ありのままの相手を受容する
  • 適当に流す

が軸になります。相手に合わせることを苦痛に感じる人は、

  • 育成歴上、対人スキルを身につけられないまま大人になった
  • 思考の歪みなどで本質とはズレた捉え方になっている

ことが多いです。そうなると、成す術がないので、自分の感情を押し殺すことで相手に合わせることになります。

自分の感情を押し殺せば、人と接することが苦痛になる。当たり前ですよね。

質問者様も、お客様に合わせようと必死に努力をしたのだろうと思いますが、『自分を殺す』という選択で努力を重ねたのかもしれません。

▼ 人を信用できない(したくない)

育成歴で傷つけられた経験が多いと、人を信用できない(したくない)という感情が強くなります。人を信じたい気持ちがある場合、

  • 信じたい気持ち
  • 信じられない気持ち

の間で心が振り子のように揺れて、人への接し方にも日々波が生じてしまいます。

当然、信じられない気持ちが強いときは人との接触を避けるし、信じたい気持ちがあっても、根底に不信感があるので、表面的な態度になることも多いです。

精神状態が良いときには、友好的に他人と接することができますが、精神状態が悪いと、その場にいること自体で精一杯になるので、

ダメな日の私は、薄ら笑いを浮かべることしかできず、不気味で会話もまったく頭に浮かばず、放心状態から抜け出せません。

という状態になる可能性は高いと思います。この『放心状態』というものが、

  • フワフワしている感覚
  • 自分がどこかへ行っている感覚
  • 思考が定まらない感覚

などであれば、解離性障害かもしれません。

▼ 現実を見たくない

生きてきた環境が、本人にとって安全と感じられないものであった場合、現実逃避に走ることが多くあります。現実逃避に走る人の特徴としては、

  • 自己否定
  • 自己非難
  • 被害者意識
  • 他責意識
  • 他者への依存心

などが強く、他人と接することで自分の欠点・自分ができていない(できない)ことを直視することを避けようとします。その結果、

  • 睡眠時間が異様に長い
  • 朝起きたときや仕事に行く前に、絶望感や無能感が強い
  • 人と会う予定がある日にうつ状態になりやすい

という状態に陥りやすいです。

こちらも、精神状態が安定しているときであれば問題ないのですが、些細な出来事が引き金になるので、ちょっとしたことで逃避スイッチが入ってしまいます。

このどれか、あるいはすべてが当てはまります。

コンサルは効果があるのか?

さて、質問者様の「コンサルは効果があるのか」という問いですが、答えは「YES」です。

いままで、質問者様と酷似したコンサル生さんが多くいましたが、私のコンサルはカウンセリングも含まれているので、効果はあります。

実際、質問者様のようなコンサル生さんたちは、

  • 気分の波が小さくなった
  • 鬱々とすることが減った
  • 人と接することに抵抗がなくなった

という状態ですし、売上にも波がなくなって、安定した売上上昇ができています。

ただし、時間がかかります。

まず、不信感や他者への恐怖心・不安が強いので、私と信頼関係を築くまでに、時間がかかります。

信頼関係が築けた後は、現状を生み出している根本の解決・改善をしなければならないのですが、それにも時間がかかります。

そこから、売上を上げるための行動ができるようになるので、実際に売上が上がるまでには、数年かかると思ったほうがいいでしょう。

コンサル生さんを見ていると、平均して2~3年かかっています。

 

ちなみに、精神科のカウンセラーからカウンセリングを受ける場合、60分で5千円~2万円の費用がかかります。

個人でやっているカウンセラーだと、60分1万円~3万円くらいです。私も、コンサル&カウンセリングのセットで、60分1万円を設定しています。

専門家からカウンセリングのみを毎週受けたとしても、月に2~4万円の費用と、年単位の時間がかかります。

「コンサルを受ければ、自分の状態がすぐに改善されて、すぐに売上が上がる」と思う方もいらっしゃいますが、残念ながら、むずかしいでしょう。

まずは『コンサル内容を実行するメンタル』を育てることが優先になるので、それなりに費用と時間がかかると思ってください。

ただ、売上云々以前に、メンタルが改善されれば、格段に生きやすくなります。ホステス以外の仕事でも、結果を出せるようになります。

若ければ若いほど改善も早いので、できるだけ早期に、メンタル改善へ動いたほうがいいでしょう。

 

メンタル改善に関しては、私自身、「もっと早くに動いていればよかった」と後悔している部分です。

16歳で社会に出て、機会はたくさんあったのに、私自身が自分の人生をあきらめていて、動き出すまでに8年もの月日がかかってしまいました。

あなたも、迷っているのであれば、今すぐ行動してください。

メンタル改善だけで良いなら、身体症状がある場合は、心療内科または精神科に常在している臨床心理士のカウンセリングを受けることをおすすめします。

身体症状がない場合は、信頼できる民間のカウンセラーでも良いでしょう。

仕事のノウハウと合わせてメンタル改善したいのであれば、いつでも私に相談してくださいね。

 

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ホステス専門アドバイザー秋好玲那(管理人)

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ホステス歴15年、年商1億の元No.1ホステス。ママ、オーナーママを経て、コンサル歴14年目に突入。家庭には恵まれませんでしたが、社会に出てたくさんの人に恵...

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