今日から実践できる!コミュニケーション能力の磨き方

こんにちは。ホステス専門コンサルタントの秋好玲那です。→目次はこちら^^
コミュニケーション能力を磨くと、仕事が円滑に進みます。日ごろどれだけ周りとコミュニケーションを取れているかによって、結果も大きく変わってきます。
そこで本記事では、今日から実践できるコミュニケーション能力の磨き方をご紹介します。
この記事の目次
コミュニケーション能力とは
まず最初に『コミュニケーション能力とは何なのか』を理解しましょう。コミュニケーションは、発信・受信を指します。
つまり、コミュニケーション能力とは、
- 正しく発信するスキル
- 正しく受信するスキル
とも言えますね。自分の意志や気持ち、考え、価値観などを伝達し合うことが人と人とのコミュニケーションです。
そのために使われるのが、言語・文字・ジェスチャー・表情・音・衣装・装飾品・香りなどのツール。
人は言葉だけでなく、あらゆる手段を駆使して、誰かと分かち合うことを目的にコミュニケーションを取ります。
無意識・意識にかかわらず、これらは常に行われているわけですね。どちらかだけが優れていても、コミュニケーションは成立しません。
発信するスキル、受信するスキル、ともに磨いていきましょう。
今日からコミュニケーション力を磨く!と決断する
一番重要なのは「今日からコミュニケーション能力を磨く」と決めることです。
『明日から』とか『機会があったら』とか『今日は気が乗らない』など、いろんな理由をつけて先延ばしにしないこと。
先延ばしにした本人は『磨くつもりでいる』かもしれませんが、それを知らない周りにとっては『この人は人とコミュニケーションを取る気はないんだな』という非言語のメッセージを受け取り続けることになります。
それを続けることによって、今後得られるはずの『コミュニケーション能力を磨く機会』も徐々に失うことになるので、もったいないです。
だからこそハードルを下げて、今の自分にできることを今日から実践することが重要になります。
上司・先輩、お客様から好かれる人間になれ!
仕事には、5つの関係性があります。
- ママやオーナーなど上司(自分より上)にあたる関係性
- お姉さんホステスなど先輩(自分より入店が早い)にあたる関係性
- 黒服などチーム(仕事内容は異なるが協力関係)にあたる関係性
- 妹ホステスなど後輩(自分より入店が遅い)にあたる関係性
- サービスを利用するお客様(お金を払う)関係性
多くのホステスは『お客様に気に入られること』ばかり考えていますが、一緒に働く人たちに好かれることも重要です。
あなたがアピールできない部分を代わりにアピールしてくれたり、あなたが困ったときに助けてくれたりするのは、お客様ではなく、一緒に働く人です。
多くの顧客を持つホステスは、やはり一緒に働く人たちからも好かれています。つまり、お客様からの人気度と職場での人気度はイコールであることが多いのですね。
では人に好かれるために何が必要か?それは相手目線で物事を捉えられること、相手の立場に立って考えられることです。
相手目線、相手の立場に立つとは?
ここで問題ですが、『相手目線』『相手の立場』とは何でしょうか。これは『私がこの人だったらどう考えるか?』ということではありません。
- 相手の性格
- 相手の資質
- 相手の思考パターン
- 相手の行動パターン
- 相手の年齢
- 相手の経験
といったことを予測分析し、その人ならどう考えるか?その人はどうするか?を想像することです。
たとえば、ママとホステスの目線はまったく違いますよね。
ホステスは、目の前のお客様に集中できます。広い気配りが必要だとしても、せいぜい自客くらいでしょう。
でもママは、店全体を見なければならないし、あちこちの席を回らなければならない立場ですよね。
その立場を踏まえて、ママの性格や思考パターンを考え、何をしたら良いか、何をしないほうが良いか、を想像し、判断していくことが『相手目線』『相手の立場に立つ』ということです。
仮に、席を立とうとしているママをお客様が引き止めようとした場合、「ママは忙しいからまた後でね」など助け船を出すといった行動ができると喜ばれるでしょう。
相手目線、相手の立場に立つとは、想像力と分析力が必要なのですね。
身だしなみ・表情が第一印象を決める(非言語コミュニケーション)
相手目線で考えることの第一歩として、身だしなみや表情に気を配ることはとても重要かつ効果的です。
ホステスなので、身だしなみはそれなりに整えられると思います。が、表情にまで意識を向けられているでしょうか。
ちょっとしたことで傷ついてすぐに暗い表情をするホステスがいたら、周りはどう見るでしょうか。いつも無表情でいたら、周りはどう見るでしょうか。
自分に自信がなくいつも表情が暗いホステス、プライベートの出来事でブスッとしているホステスがいたらどうでしょうか。
これらはすべて非言語として何かしらのメッセージを発していることに気付いているでしょうか。特に初対面は重要です。
その日たまたま嫌なことがあって、たまたまどんより暗い顔をしていただけだったとしても、相手にとっては『暗い子だな』これがあなたの全評価になります。そしてその印象は、半年以上続くのです。
どんなに身だしなみを整えて、きれいなドレスを着て、きれいにヘアメイクをしていても、これでは台無しですよね。
何も言葉を発しなくても、人は表情でメッセージを発信しているので、最低でも初対面のときは一番気を付けるようにしましょう。
コミュニケーション能力を高めるワーク
最後に、コミュニケーション能力を高めるワークをご紹介します。初対面で使えるものなのでぜひ取り組んでくださいね。
コミュニケーション能力を高める自己紹介ワーク
「はじめまして、〇〇です」と名乗るだけでなく、+αを考えましょう。
ひとつはキャッチフレーズ的なもの。インパクトのあるフレーズや、親近感の湧くフレーズを使うといいですね。
- 出身地→京都から来た〇〇です
- 年齢→永遠の27歳、〇〇です
- 過去の職業→元探偵の〇〇です
真面目タイプ、ノリの良いタイプ、穏やかなタイプなど、ある程度タイプ別に複数持っておくと話が弾みやすくなります。
もうひとつは、コメントをつける方法。
- 年齢→〇〇です。ババアがお邪魔してごめんなさいw
- 立場→〇〇です。新人なのでお手柔らかにお願いします!
- 性格→〇〇です。人見知りなので緊張してます!
いずれにしても、ブランディングに沿ったものを複数持っておくといいですね。
自己紹介から雑談力を構築するワーク
上記の自己紹介ワークで作ったフレーズを元に、どう話を展開するか?を複数考えておくといいでしょう。出身地の話なら、
- その地域について話す→旅行や趣味の話題に展開
- 相手の出身地を尋ねる→学生時代の思い出やハマったものに展開
- 名物について話す→好きな食べ物やお気に入りのお店などに展開
といった感じで方向性を持っておくと質問もしやすく会話も弾みやすくなります。
ひとつ押さえておきたいのは、自分が質問して相手が答えた際に「そうなんですね」などで済ませないこと!
これで会話が切れることもあるので、要注意です。相手が答えてくれたら「復唱+感情」「復唱+質問」で返すだけでも違います。
- 京都いいね!よく行くよ→よく行かれるんですか!嬉しいです!
- 旅行はいいよね→いいですよね、よく行かれるんですか?
- 僕は大阪出身なんだよ→大阪!関西弁出ないですね!
これを意識するだけでも、会話が進みやすくなりますよ。
まとめ
- 今日からコミュニケーション能力を磨く!と決める!
- ハードルを下げてできるところから実行する
- 自分が発している非言語にも注意!
一気にいろんなことをやろうとしたり、最初から完璧を目指したりすると、心が折れやすくなります。そうではなく、今月は自己紹介でコメントを言えるようになろう!など、とにかくハードルを下げることです。
一番大事なことは、これらが習慣になり、無意識レベルでできるようになることです。
ブラッシュアップやクオリティはその後に上がっていくものなので、完璧主義を捨てて取り組みましょう。
ホステスの心得